第99話 ◇西日本避難作戦完了◇ 02/05
◇西日本避難作戦完了◇ 02/05
あれから第3師団(1/29)、第13旅団(1/30)、第14旅団(1/31)、第4師団(2/3)、第8師団(2/4)と順調に日出生台演習場に転移が完了したのだが、2/1-2/2の土日は、全く休めなかった。
本当に迷惑なことに、日本が”大災厄”で身動きが取れないのを見て取った国が、ここぞとばかりに、尖閣諸島を超えて与那国、竹富、波照間、石垣、宮古などの島に海警の船ではなくC国海軍の空母や揚陸艦など、ほぼほぼ全力出撃だろう超大規模な機動部隊と戦闘機や爆撃機に空中給油機等、羽虫のような航空部隊が、日本国領土を侵略していると、第15旅団長の田中 伸嗣陸将補から報告と救援要請があったため、せっかくの休みを潰されてしまい怒り心頭となった俺が、単騎出撃したのだった。
こんな時に本当に迷惑な国だ。
よそ様の国を侵略するという事は、どうぞ命を取ってくださいという覚悟があっての行動だ!!
そんな覚悟があって侵略してくるような奴らは、魑魅魍魎と同じだから海上の機動部隊を優先的に【開放型紅炎】で、丸焼きにして地球上から、きれいさっぱりと掃除して、空中を飛んでいる航空部隊については、空中給油機を中心にエンジンを【念動力】で、止めてやって叩き落としてやったので、有象無象の羽虫どもも、燃料補給が受けられずガス欠となって、海の藻屑と消えて逝った。
空に浮かんでいる人間一人なんて、レーダーになんか映らないから、いきなり船が消え去ったり、燃料給油機が海の藻屑と消えているのを見て混乱して大陸に向けて回頭し始めた船も出始めたが、逃げたって許すわけないだろうにね。
海上で大規模に【開放型紅炎】を使うと、船体と一緒に無くなった海水部分を埋めようと、周囲の海水が一気に流れ込む海流が発生して、周りに居た艦船もその海流に飲み込まれて逆らえなくなり、船体同士が衝突したりして沈んでいった。
これ以上、迷惑かけられたくないので、大陸のC国首都まで飛んで行って首都全体を【開放型紅炎】で、地球上から大掃除したので、もうちょっかいを掛けてくることもないだろう。
本当におかしい、約7,300年前にタカマガハラから地球に到達した時に、全地球上に魑魅魍魎共も散らばったはずなのに、何で他国を攻めてくる余裕があったのだろうか?
もしかして、日本は富士山の地下深くに魑魅魍魎を隔離して密集していたから結界が、無くなって溢れだしたが、他国では薄く広く散らばっているので、”大災厄”の影響が、出ていないのか?
もしそうだとすると、半島の国が、調子こいて竹島を超えて来たりしないだろうか。そんなことしたら本当にキレる。キレるから絶対来るなよ。
え!?フラグが立ったって?
来るなら来いってんだ。
よそ様の国を侵略するという事は、どうぞ命を取ってくださいという覚悟があっての行動なんだから族滅してやる。
演習場の皆さんには、長らくお待たせしてしまったが、各駐屯地から避難所への受入を開始しようと思う。
最初に矢臼別演習場に道内の駐屯地をまとめた後に希望者の避難所受入れを終わらせてから、本州の駐屯地を転移させていたんで、かなりの民間人がそのまま各駐屯地に残ったままなんだよね。
それに日出生台演習場に転移させた西日本の各駐屯地に居る民間人も霧島避難所に受け入れる準備も終わったから今週中には、終わらせたい。
当初、2/3に予定していた北海道奪還作戦は、2/24(月)まで、順延した。
そもそも自衛隊駐屯地の救助なんて予定外だったからね。でも、戦力が格段に上がったのは、本当に良かった。
部隊の動かし方とか連携の仕方が、充実した。
今は、矢臼別演習場と日出生台演習場で、それぞれ北海道奪還作戦と九州奪還作戦の演習をしているところだ。
それにしても本州-九州間のルートが多い、多すぎる。
関門国道トンネル
関門国道トンネル人道
関門橋
新関門トンネル(山陽新幹線)
関門トンネル(山陽本線)
5つものルートがあるという事は、本州・九州それぞれに出入口があるという事だから、10カ所も押さえないと本州から切り離せないという事だ。
本当に嫌になる。
なので、まずは北海道奪還を先に行って青函トンネルの分断で、ノウハウを積んでから九州奪還を実施することになったのだ。
という事で、避難所への移動について緑川さんと打ち合わせするために矢臼別演習場にやって来た。
「緑川さん、避難所への避難だけど、どんな感じ?」
「早矢仕さん、10日以上も会いに来てくれなかったじゃないですか。どんな放置プレイなんですか!!」
「そんなこと言っても、自衛隊の避難を始めちゃったもんだから、やることが山盛りになって雪崩を起こしそうなくらい忙しかったんだから勘弁してくれよ。
で、どんな状況なの。」
「それは分かってますけど、・・・現在の所、各師団、旅団毎にそれぞれの師団・旅団の本部駐屯地に、避難希望者が移動しているところです。今日中には終わると思います。」
「そっかぁ、北海道に元々居た第2師団、第7師団、第5旅団、第11旅団は、この前避難させたから残っているのは、第9師団、第6師団、第1師団、第12旅団だから、4カ所かぁ~」
「それが、第2師団、第7師団、第5旅団、第11旅団からも希望者が出てまして。」
「それって、どういうこと?」
「それが、一旦は地上に残って頑張ろうと思った人たちなんですけど、東日本から駐屯地が集まって人が増えたんで、家族の為に安全なところに避難したいという人や、一緒に居たいと思っていた人が、瘴気人間だと分かって愛想をつかして避難したいという人たちが出て来たんです。」
「そっかぁ、じゃあしょうがないね。どの位なの?」
「一回避難しているんで、そんなに多くはないんで、旭川駐屯地に集まってもらうことになっています。」
「わかった。そうすると、この旭川駐屯地と第9師団青森駐屯地、第6師団神町駐屯地、第1師団練馬駐屯地、第12旅団相馬原駐屯地の5カ所だね。
そうしたら、さっさと往復分の[転移ゲート]を繋いでしまおう。
[転移ゲート]周辺の整理と管理は、ここに居る自衛隊員を借りれるかな?各箇所40人でここは、10人くらいで良いと思うから170人くらいかな。」
「わかりました。十三桜さんに頼んでみます。」
そうすると、ここから各司令部の有る駐屯地を繋いだ方が良いのかぁー。先にそれをやっちゃおうか。
第2師団の旭川駐屯地を中心にすれば良いか。
という事で、
「それからさぁ、各駐屯地と繋げた常設型の[転移ゲート]を設置したいんだけど、この前の会議室に設置して良いか聞いてきて。
てかぁ、一緒に行くわ。」
と二人で十三桜さんに会いに行った。
「十三桜さん。お願いがあります。」
「そんなことですか。私にできる事ならお手伝いしますけど。」
「聞いていると思いますが、避難所へ避難してもらうんですが、各駐屯地で整理してもらう隊員さんを170名お借りしたいのと、ここから各駐屯地に繋げた常設型の[転移ゲート]を設置したいので、場所の提供と許可を頂きたいんです。」
「そうですか、そうですか。分かりました。隊員は、第26普通科連隊第4中隊と師団本部付きの人員で手配しましょう。
それで、常設型の[転移ゲート]ですが、どこに設置するのが良いですか。」
「北海道を奪還するまでなんで、取り合えず屋根のある所ならどこでも良いと思いますよ。」
「それなら、前に使った会議室を使ってください。足りますか?」
「そうですね。ここをハブにして7駐屯地と繋げるだけなんで、大丈夫でしょう。」
「各駐屯地は、このことを知っているんですか?」
「あ!!いけね。言ってませんでした。」
「わかりました。各駐屯地には私から伝えて、設置場所を確認しますので、待っていてください。」
「お願いします。」
と話している横で緑川さんが、何か言いたそうにしている。
「早矢仕さん。ちゃんと考えているのかと思っていましたが、ダメですね。」
「っそんなこと言ってもしょうがないだろう。こっちは少し前までリーマンやってて、いきなり”大災厄”で初体験ばかりなんだから、行き当たりばったりになることもあるさ。」
「やっぱり、私が付いていないと駄目みたいですね。」
「ありがとう。こっちのことはしっかりと頼むよ。」
「早矢仕さん。人員170名は、30分後に前庭に集合します。
それから[転移ゲート]の設置ですが、了承は得られましたが、設置場所については、いきなりだったんで検討中です。」
「お手数をおかけしました。
それでは、隊員が揃うのを待ちましょう。」
30分後に前庭へ整列した隊員に向かって十三桜さんから説明があった。
「これから早矢刺さんが避難所に[転移ゲート]を繋いで、避難希望者の避難所への避難を行うことになった、諸君も知っていると思うが、設置される[転移ゲート]を利用できない人が出て騒ぎ出した場合の排除と周辺の維持管理をしてもらうことになる。
ここに設置される[転移ゲート]に10名と各師団・旅団本部の[転移ゲート]に20名ずつで対応してもらう。
160名は、40名ずつ早矢刺さんについて行き各駐屯地の[転移ゲート]に行ってくれ。」
「それでは、ここに札幌避難所への転移ゲートを設置しますので、避難誘導と管理をお願いします。」
と断ってから札幌避難所への往復分の転移ゲートを設置した。
「すみませんが、各駐屯地で対応いただく方たちは、中の会議室までお願いします。」
と残りの隊員を会議室へ誘導した。
「すみませんが、これから各駐屯地への臨時[転移ゲート]作りますので、少々お待ちください。」
と説明してから
第9師団青森駐屯地
第6師団神町駐屯地
第1師団練馬駐屯地
第12旅団相馬原駐屯地
の師団・旅団本部前に[転移ゲート]を設置が終わったので、
「それでは、40名ずつそれぞれの駐屯地に向かってください。
現地に着いたら順次、避難所への[転移ゲート]設置しますので、集まっている避難希望者には、整列して待機してもらってください。」
隊員たちが[転移ゲート]に消えていく中、最初の設置場所として第9師団青森駐屯地に【瞬間移動】すると、兎山さんが出迎えてくれた。
「早矢仕さん。お待ちしてましたよ。やっと避難所入りですね。」
「お待たせしました。それでは札幌避難所への[転移ゲート]を設置しますね。
それから、旭川への常設[転移ゲート]はどちらに設置すれば良いですか?」
「第2師団への転移ゲートは、中の会議室を区切ったので、そちらに設置して貰えるだろうか。」
「わかりました。隊員の皆さんは、避難誘導とこの[転移ゲート]の管理をお願いします。
兎山さん、会議室に案内してもらえますか。」
「了解した。こちらへお願いする。」
と会議室へ案内してくれたので、旭川駐屯地の会議室に往復用に[転移ゲート]を2個設置した。
「十三桜さん。今日は立て込んでますので、失礼して次の駐屯地に行ってきます。」
と別れを告げて第6師団神町駐屯地に【瞬間移動】して、た。
同じように馬頭さんが待っていてくれたので、避難用[転移ゲート]を設置して隊員さん達に避難誘導と管理をお願いした。
旭川駐屯地への常設[転移ゲート]は、会議室へ設置して第1師団練馬駐屯地に向かった。
第1師団練馬駐屯地へ【瞬間移動】すると大場さんが、待ち構えていて
「早矢仕さん。避難所と言うのは、どんなところだろうか。見せて欲しい。」
と言うので、避難所への[転移ゲート]を設置したついでに、大場さんには札幌避難所に向かってもらうことになった。
[転移ゲート]が出来たのを確認すると、駆け込もうとするので、
「大場さん!!待ってください。旭川駐屯地への常設[転移ゲート]は、どこに設置するんですかぁー」
「それなら、相薗陸将補に指示してあるから聞いてくれー」
と言いながら[転移ゲート]に消えていきました。
それ以外は、相薗さんに手配してもらって無事に終わることが出来た。
最後の第12旅団相馬原駐屯地についても坂上 勇一陸将補の協力で無事に終わった。
今回の避難全般に関しては、いつものように瘴気人間が、多少、避難誘導している隊員たちの手間を取らせた様だが、その辺で避難所と駐屯地を行ったり来たりする人が出たようだが、落ち着いたようだ。
そう言えば、大場さんは避難所に行って一通り引っ掻き回してから駐屯地に戻って来たと報告があった。
その後、日出生台演習場に行った時に、風の噂でどうやらC国は、日本侵略を始めるにあたって、万が一日本から反撃された時に、自分の身を護るために首脳陣一族だけが、首都の屁金市から重刑市に揃って避難していたと聞こえて来た。
この小説を見つけ出して読んでいただけた皆様、ありがとうございます。
ブックマーク登録や★★★★★をお待ちしております。
ご意見、ご感想や誤字報告等もよろしくお願いいたします。




