第98話 ◇西日本避難開始◇ 01/28
◇西日本避難開始◇ 01/28
今日からは、西日本にある駐屯地の避難を始める。
残っているのは、中部方面隊の第3師団、第10師団、第13旅団、第14旅団と西部方面隊第4師団と第8師団に第15旅団になった。
昨日のうちに、矢臼別のいる各師団長、旅団長から生き残って居そうな駐屯地の情報を貰っているが、実際には、行ってみないと分からないという事だったが、第15旅団については、地続きではないので無事だろうという事だったが、同じように”大災厄”で混乱している大陸のC国や半島のK国が、万が一の場合、尖閣諸島や竹島を飛び越して侵略してくる可能性があるので、海上自衛隊が対馬と沖縄に護衛艦などを厚く配備しているとの事だった。
実は、昨日のうちに各駐屯地の下見を兼ねて見に行っているので、外から見た限りでは生きていそうなことは、確認できたので、良かった。
第10師団長 陸将 安丸 義久
守山駐屯地司令 陸将補 浅野 堅持
金沢駐屯地司令 1等陸佐 棟本 悟志
久居駐屯地司令 1等陸佐 山田 英俊
豊川駐屯地司令 1等陸佐 西条 五郎
明野駐屯地司令 陸将補 高井 久
今津駐屯地司令 2等陸佐 澄田 健三
第3師団長 陸将 山本 久志
千僧駐屯地司令 陸将補 前嶋 密
福知山駐屯地司令 1等陸佐 小山田 神房
中部方面総監 陸将 殿澤 新
伊丹駐屯地司令 陸将補 水沢 修二
信太山駐屯地司令 1等陸佐 西 向侍
姫路駐屯地司令 1等陸佐 大松 竜二
八尾駐屯地司令 1等陸佐 二浦 和也
第13旅団長 陸将補 鬼山 清
海田市駐屯地司令 1等陸佐 鮫島 皇紀
日本原駐屯地司令 1等陸佐 盛田 将
米子駐屯地司令 1等陸佐 石垣 伸郎
山口駐屯地司令 1等陸佐 河田 友
出雲駐屯地司令 2等陸佐 大谷 和夫
第14旅団長 陸将補 佐々木 寿三郎
善通寺駐屯地司令 1等陸佐 中本 拓郎
松山駐屯地司令 1等陸佐 御木本 康太
高知駐屯地司令 1等陸佐 神林 秀樹
第4師団長 陸将 今井 稲造
福岡駐屯地司令 陸将補 吉谷 耕太
大村駐屯地司令 1等陸佐 吉富 徹
小倉駐屯地司令 1等陸佐 羽村 大志
別府駐屯地司令 1等陸佐 練馬 輝三
久留米駐屯地司令 1等陸佐 古富 征四郎
目達原駐屯地司令 陸将補 竹山 泰山
対馬駐屯地司令 1等陸佐 長南 豊穂
第8師団長 陸将 安井 源治
北熊本駐屯地司令 陸将補 山瀬 修至
国分駐屯地司令 1等陸佐 稲取 剣
都城駐屯地司令 1等陸佐 江見 稔侍
奄美駐屯地司令 1等陸佐 大江 朝日
玖珠駐屯地司令 1等陸佐 葛西 一郎
高遊原分屯地司令 1等陸佐 柊 秀一
第15旅団長 陸将補 田中 伸嗣
那覇駐屯地司令 1等陸佐 藤本 大学
宮古島駐屯地司令 1等陸佐 山本 三郎
八重瀬分屯地司令 1等陸佐 南原 輝義
西日本の部隊までも、矢臼別に集めてしまうとそういった、万が一の場合に対処が送れるので、大分県の日出生台演習場に集めたら良いだろうというアドバイスを貰っている。
手始めに第10師団長 安丸陸将が居る守山駐屯地に行くのだが、顔見知りの人に同行を願ったら、どういう訳か第1師団の大場陸将が手を上げた。
どういう訳か聞いてみると、モゴモゴと口ごもりながら言うには、昔から超能力と呼ばれているものに憧れていたみたいで、俺の【異能】を目の前にしたり、実際に体験したことで、もっと見たり体験したりしたくなったそうだ。
だったらさっさと言う事聞いてくれよ。本当に面倒くさいけどこれからは大丈夫だよね?
という事で、大場陸将と獄卒10名と一緒に守山駐屯地前の駐車場に[転移ゲート]で、出て来た。
守山駐屯地も例にもれず、正面ゲートは、軽装甲機動車4台で封鎖されていたので、ゲート横の門衛所で立哨している自衛官に声をかけることにした。
一応、先頭を歩いている大場さんは、制服を着ているので、話は聞いてくれそうな雰囲気だ。
「私は第1師団 師団長の大場です。今日は安丸陸将に面会に来たのだが、おられるか?」
「はっ、只今、確認いたします。」
というと門衛所の中に入って電話で話し始めた。
「ただいま、安丸陸将に確認が取れました。すぐにご案内したいのですが、御一緒の方たちは、どういった方なのでしょうか?」
「この方たちは、私たち自衛隊員を守って保護してくださる方たちだ。身分については私が保証する。」
と話していると高機動車が2台やって来て、先頭車両から大場さんと同じような制服を着た人が降りて来た。
「大場さん。お久しぶりです。お元気そうで何よりです。して、今日はどういった趣旨でのご訪問でしょうか。」
「安丸さん。お久しぶりです。私が今日、矢臼別演習場から来たと言ったらどうします。」
「また、御冗談を。というか大場さんでも冗談を言うんですね。」
「それが、冗談ではないんだよ。そこの衛視に私たちが来た状況を聞いてみると良い。」
「今日の責任者は誰だ。」
「はい、私、狩野1尉であります。」
「この方たちは、どうやって来られたんだ。」
「それが、ちょっと目を離したら、そこの駐車場に忽然と現れました。」
「それは、どういうことだ。」
「はい、お話しした通り、まるで瞬間移動したかのように一瞬でした。」
「大場さん、そろそろ種明かししてくれませんか。」
「ここに居る、早矢刺さんに連れてきてもらったんだよ。東日本の部隊はみんな早矢刺さんに助けてもらって矢臼別演習場に集結している。まあ、詳しい話は茶でも飲みながら落ち着いて話しませんか。」
「まあ、大場さんがそう言うなら、この方たちは本当に大丈夫なんでしょうね。こんな時なんで武装しているのは、致し方ないのでしょう。」
と横の通用門から中に入れてくれて高機動車に乗せて司令部の会議室に案内してくれることになったので
「大場さん、いつものこれを」
と言って[感知眼鏡]を取り出して見せた。
「おお、そうだったね。安丸さん正面ゲートに居る隊員たちにこの眼鏡を配っても良いかな。」
「なんですか、その眼鏡?」
「これは、身近にいる敵が見えるようになる[感知眼鏡]と呼ばれているものだよ。貴方も掛けてみなさいよ。」
安丸さんは渡された[感知眼鏡]を掛けて
「普通の防護眼鏡じゃないですか。」
まあ、当然そうなりますよね。
【瘴気感知】で名鉄瀬戸線の方に複数の反応があったので、獄卒たちに刈ってくるように指示を出すとすぐに行動を開始した。
「少々お待ちください。今、手ごろな奴を持ってくるよう指示しましたから。」
と言って待っていると向こうからタッタッタッタッタッタッタッとMINIMIの発射音が聞こえてすぐに止まった。
獄卒たちが、いつものように悪魔犬を3頭引きずって帰って来たのを見た安丸さんが
「何を持ってきたんだ。」
「その掛けている[感知眼鏡]を外してみてください。」
「何もない。いやある。どうなっているんだ。」
と言っている安丸さんを見て隊員たちも俺の手にある[感知眼鏡]を受取ると騒ぎ出した。
「これは、一体どういう事なんですか。」
「とりあえず、この[感知眼鏡]でしか見えないものは、全て敵であり、あなた方を殺しに来ると奴らですが、既存の武器弾薬では、殺すことは出来ません。これから皆さんの持っている弾薬が、有効になるようにします。」
と言いながら隊員たちの間を回って【属性付与】をしていった。
「安丸さんからも隊員さん達に[感知眼鏡]でしか見えないものに発砲許可を出してあげてください。」
といつもの流れのとおり説明が終わったので、高機動車に乗せてもらい司令部の会議室に案内してもらい、席に着くと安丸さんから
「大場さんそれでは、詳しい話を聞かせてもらえますか。」
ですよねー。気になりますよねー。
「その辺に関しては、こちらの早矢刺さんから聞いてもらった方が間違いないでしょう。ねえ早矢仕さん。」
え!!この人俺に丸投げして来たぞ。本当に面倒くさい。
「改めまして、早矢刺と申します。こちらの10名は私の眷属の獄卒です。よろしくお願いします。」
と紹介して、現状説明と隊員による駐屯地内清掃が終わったら日出生台演習場に転移してもらう事を説明した。
どこかの面倒臭い人と違って、安丸さんはすぐに理解してくれて隊員を手配してくれたので、[感知眼鏡]を渡して弾薬に【属性付与】して獄卒にガイドさせて、駐屯地内の掃除を始めてもらった。
安丸さんには、第10師団配下の各駐屯地に日出生台演習場への転移について指令を出して貰った。
生き残っているのはやはり、金沢駐屯地、久居駐屯地、豊川駐屯地、明野駐屯地、今津駐屯地しかないということだった。
第3師団長の山本陸将にも明日、訪問することを事前連絡を入れて貰ったので、何とか今日中に日出生台演習場への第10師団内の駐屯地転移を終わらせよう。
今日の昼めしは、昼頃に居る駐屯地でごちそうになろうと思う。
さぁ残り5拠点だ。
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