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鬼神王覚醒  作者: 森豆太郎
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第64話 ◇参謀初め◇ 01/05

◇参謀初め◇ 01/05


 電化製品などの回収は、ついでなので緑川さんの考えた効率的な殲滅方法と言うのを先に教えてもらうために装備品を整えることにした。


 「俺は、基本的にこの日本刀と拳銃を使うのだけど、緑川さんは、どんな武器を使いたいのかな?」


 「私は、近接戦闘はあまり得意ではないので、遠距離から一発で相手を仕留める武器が良いのですが、何かありますでしょうか?」

 「遠距離からか・・・確か狙撃銃があったはずだから見に行ってみようか。」


 と緑川さんを連れて自衛隊の武器が保管されている倉庫に向かった。


 「えーーっと。

 これだ、これだ。こっちがM24対人狙撃銃で、こっちのごっついのがM95対物狙撃銃だけど・・・使いこなせそうかな?」


 「正直言って、使ってみないと分からないというのが、正直なところです。」


 「それじゃ、射撃レンジに両方持って行って試してみようか。」


 「よろしくお願いします。」


 「まずは重い方から持ち運んでみようか。」


 「うっ。流石に重いですね。何キロぐらいあるんでしょうか。」


 「このM95対物狙撃銃は11kg位だと思う。M24対人狙撃銃はその半分くらいだな。」


 「どうやら、持ち運びを考えるとM95対物狙撃銃の方は、無理かもしれません。」


 「ちょっと待て。エルフは霊素を使えるよな。手首を見せてみろ。」


 と言って緑川さんの手首の太さを測ってから【無限蔵】に保管してあった金属で、手首に合わせたブレスレットを作り、【属性付与】で【簡易無限蔵】の機能を付与して、緑川さんに手渡した。


 「これを手首に嵌めて持ち運びたい対象物、今回は、M95対物狙撃銃に触れてブレスレットに収納するというイメージで、霊素を通してみてくれ。」


 「えっ。あっ。はい。」


 緑川さんが、手に持っていたM95対物狙撃銃が、消えたので、無事にブレスレットが機能したのだろう。


 「どうやら使えそうだな。出したい時はブレスレットに意識を集中すると収められている物のリストが見えるはずだから、リストから選ぶ感じで取り出すイメージで、霊素をブレスレットに通すと取り出すことが出来る。

 これは、あくまでも簡易的な物なんで、そう多くの量を収納することは出来ないが、緑川さんが使う武器や道具位なら持ち運べるようになっている。

 収納量は、そうだな四畳半一部屋分位までなら入るはずだ。」


 「えっ。そんなに入るんですか?そんなに入るんなら身の回りの物とか、お菓子とか勝負下着とか色んなも・・・の

 し失礼しました。今のたわ言は、聞かなかったことにしてください。お願いします。」


 ここは、男として上司として信頼を勝ち取るために


 「えっ。何か言ってたのか?悪かった。地上の事を考えていて聞き取れなかったんだけど、何だった?」 


 すると緑川さんが、顔を真っ赤にして


 「いいえ。これがあれば、必要な武器を普段から持ち運べるので、司令のお役に立てると言っただけです。」


 という事だった。


 「それじゃ、射撃レンジに行って撃ってみよう。それからこれを護身用に携帯するように」


 と言って【無限蔵】に予備武器として入れてあったH&K USP9(装弾数:15+1発)とホルスターを渡して装備させて、射撃レンジに行くと丁度、新宿教官が普通科部隊員たちに20式5.56mm小銃を使った射撃訓練を行っているところだった。



 「新宿(にいじゅく)さん。緑川さんの使う武器を検討するのに遠距離用のレンジを借りても良いかな。」


 「司令。どうぞ、こちらのレンジをお使いください。」


 といって、遠距離用レンジを空けてくれた。


 「さて、緑川さんM24対人狙撃銃から撃ってみようか、距離は500mだ。」


 緑川さんが、ブレスレットからM24対人狙撃銃装備一式を取り出してバイポッドを立てて伏射(Prone)で、構えてから1射すると見事に命中したようだが、黒丸の外側だったようだ。

 望遠鏡を覗いていた新宿教官から、すかさず緑川さんに射撃時の確認と指導が入ってスコープの調整を行ってから再度、一射すると的を確認した新宿教官からサムズアップが、送られた。


 「新宿さん。結果を教えてください。」


 「2射目が中央10点に当たりました。これはすごい才能ですね。」


 「そうでしたか。

 緑川さん。残りの3発撃ってみてください。」


 「はーい。撃ちまーす。」


 パァーン。カシャ。パァーン。カシャ。パァーン。

 ボルトを小気味よく動かして装弾して残弾を発射すると笑顔でこちらにやって来た。


 「思ったよりうまく撃てました。気持ち良かったです。」


 「そっ。そうか。それは良かった。

 気が済んだら次のM95対物狙撃銃を試してみようか。」


 エルフは弓だと思っていたが、現代のエルフは銃器の扱いにも長けているのか。

 いつの間にか、訓練していた普通科部隊員たちが集まって、ザワついていた。


 「はい。準備します。」


 と言ってところで、新宿教官から


 「ちょっと待て。そのまましまたら駄目だ。しっかりと洗い矢で銃口と各部の清掃をしっかりしてメンテナンスを怠ったら、本当に必要な時につかえなくなってしまうから、忘れずにな。」


 「緑川さん、さっきの所に確か清掃道具らしきものもあったから、後で道具を揃えてしっかりとメンテナンスすることにしましょう。」


 「はい。わかりました。」


 といってM24対人狙撃銃をブレスレットにしまってM95対物狙撃銃装備一式を取り出した。


 「それじゃ、今度は1,000m先の的を狙ってみようか。」


 M24の時と同じようにバイポッドを立てて伏射(Prone)で、構えてから1射すると”ズッドーン”と凄まじい射撃音が轟いて、的から離れた上側に着弾したのが見て取れた。


 流石は、ブローニングM2重機関銃と同じ弾を使っているだけあって、すごい迫力だ。


 当然、望遠鏡を覗いていた新宿教官が、顔を横に振ってから緑川さんの所に来ると、射撃時の姿勢と心構えについて指導が入った。

 スコープの調整は、的の上に当たっていたので、ほんの少しの調整と狙いを変えるだけで良いのだそうだ。


 「それじゃ、今言ったことを心に刻んで、もう一射してみろ。」


 と新宿教官の言葉があった。


 「緑川さん。一回立って深呼吸してからもう一度だ。」


 と俺のアドバイスに従って深呼吸をしてから再び伏射準備を始めると。


 「行きまーす。」


 と余りにも軽い声と共に”ズッドーン”と凄まじい射撃音が轟いて、今度は的の下側の着弾した。


 「これで、加減が分かっただろうから、残りの弾は好きなように撃ってみろ。」


 と指示を出すと


 ズッドーン。と3射目を撃つと狙っていた的の中央部が吹き飛んで、周りに居た普通科部隊員から拍手が巻き起こった。


 「もう少し先の的を狙っても良いですか?」


 と聞くので、


 「次は1,500mだから当たらなくても気にするな。」


 と言ってやると、にっこりと笑って


 「見ていてください。」


 と言うなり”ズッドーン”と撃ち込んだが、かなり手前に着弾したと思ったら

 すぐに”ズッドーン”と次弾を発射したと思ったら、1,500m先の的が吹き飛んだ。


 「司令。これは病みつきになるくらい気持ちが良いいです。俗に言う”カイカァーン”ていう奴です。」


 「そ、そうか。狙撃の適正はかなりのものだな。それで、魑魅魍魎の効率的な殲滅方法というのは、狙撃という事なのか?」


 「違います。私には、私が考えた魑魅魍魎の効率的な殲滅方法は、無理なので、司令や隊員の皆さんにお任せします。」


 「そろそろ魑魅魍魎の効率的な殲滅方法とやらを教えてもらえるかな。」


 「わかりいました。私が考えたのは、わざと奴らに見つかって奴らの習性を利用して、集めるだけ集めてまとめて殲滅するという事です。」


 「奴らを集めるだけ集めるのか?」


 「今は集まる前に殲滅するというのが、基本だが、その逆を行くという事か!」


 「しっかりと事前準備が必要になりますが、こちらの都合が良い場所に集めてしまえば、後は一網打尽で、効果的に殲滅すれば、良いんです。」


 「理解した。なるほどな。万能な策ではないが、準備さえしっかりしておけば、使えるかもしれないな。採用しよう。」


 「ありがとうございます。この策なら基本、待ち伏せになりますから私も十分に奴らを殲滅することが出来ます。」


 「よし、では、第一回目を実行する場所と諸々の準備を始めてくれ。」


 「了解しました。」

この小説を見つけ出して読んでいただけた皆様、ありがとうございます。

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