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鬼神王覚醒  作者: 森豆太郎
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第62話 ◇窓口要員確保◇ 01/05

ユニークアクセスが累計で、7,289PV,2,501人になりました。

つたない文章ですが、続けてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

◇窓口要員確保◇ 01/05


 今朝の寝起きは、気だるいながらもテーブルに置かられた香炉に線香を焚いて骨壺に手を合わせて天国での成仏を願ってからリビングに降りていき、トーストとコーヒーで朝食を済ませていると、成田さんがやって来るのが見えた。


 「早矢仕さーん。おはようございます。」


 「おはよう。何か食べる?」


 「トーストですか?私がやっても良いですか?」


 「いいよ。好きにして食べてって。」


 「ありがとうございます。それじゃあトーストを焼いているうちに紅茶を入れてっと、焼きあがったらバターを塗って塩を少し振りかけて、完成。

 いただきます。」


 「あれ、成田さんもバタートーストに追い塩するんだ。」


 「簗木さんに教わったんですよ。あと、追い砂糖も教えてもらいましたよ。」


 と笑顔でパクつきながら教えてくれた。

 その一瞬で、悲しみがぶり返した。


 「早矢仕さん。どうしたんですか?わたし何か気に障るようなこと言いましたか?」


 「違うんだ、。実は博子が無くなっていることが分かって、昨日、荼毘に付して来たんだ。お骨は、伊勢避難所に居るご両親に預けてきた。」


 「えっ!そんな。簗木さんが亡くなってたなんて。どうしてなんですか。」


 関西事業所で起こったことも含めて成田さんに説明していたら、涙が溢れてきてしまい、頬を伝わってテーブルに落ちた。


 「早矢仕さん!!大丈夫ですか。」


 「だいじょうぶだ。心配かけてすまない。一昨日から気の抜けた時なんかに心のコントロールが、出来ない時があるだけなんで、問題ない。」


 「それは、簗木さんの事が原因ですか。」


 「そうだな。でも、仕事や考え事に集中している間は、問題ないから大丈夫だ。」


 「大事な人と別れが、あんな形で起こったら誰でもそうなりますよ。気を落とさないで頑張ってくださいね。

 簗木さんが、早矢仕さんが仕事をしている姿が、カッコ良いんだ。と言ってたんですから早矢仕さんが、バリバリ頑張っている姿を見たら、きっと喜ぶと思いますから。」


 「ありがとう。彼女の為にも頑張るよ。」


 「こんな時で、間が悪いのは、分かっているんですけど、お願いがあります。」


 「私の家族についてなんですけど・・・」


 「それなら、今探してもらっているから、もう少ししたら見つかると思うよ。」


 「実は、私みたいに家族と離れ離れになって困っている人たちを助けたいと思ってるんです。何か私にもできる事ありませんか?」


 「そうか、分かった。もう少ししたら家族探しの専門窓口が出来るんで、そこの窓口で働いてもらおうか。それで良いかな。」


 「はい。お願いします。」


 「窓口の場所は、この家の前を流れている川の反対側にある集会所の一部を窓口にするんで、準備が出来たら連絡させるんでよろしくお願いします。」


 「ありがとうございます。連絡をお待ちしてます。」


 「ちょっと待ってね。」


 と断ってから武さんに【念話】を飛ばした。


 (武さん。おはよう。今大丈夫かな。)


 (おはようございます。大丈夫と言えば大丈夫ですけど、2-3分待ってもらえますか。頭を流しちゃいますから。)


 おっと風呂の真っ最中だったか。


 (ごめんね。待ってるからゆっくりと洗って、流してください。流し終わったら折り返してもらえますか。)


 (わかりました。)


 「ごめん。今は都合が悪かったんで折り返し待ちなんで、数分だけ待っててもらえるかな。」


 「わかりました?」


 お互いにコーヒーと紅茶をお代わりして時間を潰していると【念話】がつながった。


 (お待たせ。今日は何ですか?)


 (昨日、お願いした家族探し窓口の事なんだけど、俺の知り合いがその窓口で働きたいと頼みに来たんだけど、採用してもらえるかな?)


 (これから窓口で働く人を探そうと思ってたんで、それは助かります。今日の9時から集会所で打ち合わせするんで、寄越してもらえますか。)


 (聞いてみるから少し待ってくれ。)


 「成田さん。9時から打ち合わせがあるみたいなんだけど、出られるかな?」


 「特に用もないので、大丈夫です。」


 「ありがとう。それじゃ9時になったら集会所まで一緒に行こう。」


 「はい。」


 (武さん。9時になったら一緒に顔を出すんで、お願いします。)


 (それじゃ、9時という事でよろしくです。)


 「責任者と調整できたよ。あとは指揮所の方に連絡入れるんで、また少し待っててね。」


 (緑川さん。早矢仕です。おはよう。今、大丈夫ですか?)


 (早矢仕さん!? 少し待ってくださいね口をゆすいでしまいますから。)


 おっと、今回も【念話】のタイミングが微妙だった。


 (お待たせしました。おはようございます。これから指揮所に向かうところです。)


 (それなんだけど、9時からこっちで家族探し窓口の引継ぎしないといけなくなったんで、少し遅れると秘書官たちに伝えてもらえるかな。)


 (分かりました。伝えておきます。)


 「成田さん。お待たせしました。準備は終わったから出かけるまで少しだけどゆっくりしてって。」

この小説を見つけ出して読んでいただけた皆様に感謝しております。

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