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鬼神王覚醒  作者: 森豆太郎
61/109

第61話 ◇気が重い◇ 01/04

◇気が重い◇ 01/04


 引き続き殲滅軍に関して話しが続いた。


 「それから衛生部隊をお願いしていた京町先生と看護師の皆さんは、部屋はそのままですが、平常時は、病院で業務を行ってもらうことになります。

 この後も殲滅軍への志願者を募集しているので、増えると思いますが、現状の隊員配置は次の通りです。

 隊員の一覧表は後程、コピーして配布しますが、緑川さんも含めて犠牲を出さずに戦闘できるようにしっかりと訓練をお願いします。


 ●:追加隊員 〇:移動隊員 ◎:女性隊員


  副官    塙田  教官     新宿

  参謀候補●◎緑川    

  機甲部隊長 鞍月  普通科部隊長 市場

  機甲部隊  大市  普通科分隊長 山王

  機甲部隊  鴨池  普通科    江野本

            普通科    斧寺

  航空部隊長 東   普通科    仁紫蔭

  航空部隊  泉崎  普通科    前寺

  航空部隊  番   普通科  ●◎推金

      

  特科部隊長 市広  普通科分隊長 杉妻

  特科部隊  市中  普通科    大通

  特科部隊  大手  普通科    北

  特科部隊  富山  普通科    城内

  特科部隊  本町  普通科    新光

            普通科   〇高知

  偵察部隊長 下山    

  偵察部隊 ●緑川  普通科分隊長 市上

  偵察部隊  内山  普通科    高砂

  偵察部隊  山下  普通科    橘

  偵察部隊  松山  普通科    東公

            普通科    殿町

  整備部隊長 薮田  普通科   〇長島

  整備部隊  福井    

  整備部隊  尾上  普通科分隊長 万代

            普通科    中

  輸送部隊長 市丸  普通科    長野

  輸送部隊 ◎笠原  普通科    前橋

  輸送部隊  内丸  普通科    松波

  輸送部隊 ●神山  普通科    水前


 「男女平等なんちゃらとかいう法律があったんで、女性が少ないように見えるかもしれませんが、所詮、男と女は、体の作りが違うんだから、お互いに出来ること、出来ないことが、あって当然、各自がやりたいことをやりながら、フォローしあったら良いんで、避難所はそういう方針で行きますんで、殲滅軍も同様に適材適所で、不都合があったら適宜、部署移動などしてフォローをしていきましょう。」


 「「「はい」」」


 「他に何か話しておくことはありますか?」


 「「特にありません。」」


 「あのー。私の訓練はいつから始まるのでしょうか?」 


 「新宿さん、緑川さんの訓練は、週明け9時からで良いですか?」


 「そのように。」


 「緑川さん他にありますか?」


 「大丈夫です。」


 「それでは、何かあれば連絡を取り合うという事で、緑川さんは秘書官室に席がありますので、連絡は密に取っていきましょう。

 緑川さん、私はこの後、伊勢の避難所に用事がるので、出かけてそのまま[ハウス]に直帰しますので、秘書官に伝えておいてください。

 よろしくお願いします。それでは解散。」


 と会議を解散したので、私室に戻ってから伊勢避難所の簗木家へと【瞬間移動】した。



 「コン!コン!!。早矢仕です。」


 少し待つとお母さんが出てきた。


 「早矢仕さん。上がってください。」


 「お邪魔します。」


 家に上がるとお父さんと兄が博子の遺骸を囲んでいた。


 「お邪魔します。先ほどは、言い過ぎてしまいました。申し訳ありませんでした。

 あれからご家族で、今後について話し合われた結論をお聞かせください。」


 「私もあなたと幸せに暮らしていると思っていた娘が死んだと言われて、混乱してしまったようで申し訳なかった。

 このまま娘と一緒に居られないのは、分かっているのだが、あのような別れになってしまったので、どうしたら良いのか分からないんだ。」


 「心中(しんちゅう)、お察しいたしますが、博子さんは、最後まで仲間たちの命を守ろうとする優しい方でしたから、ご家族のことも心配されていると思います。

 だからこそ、これからは、ご家族で、博子さんのことを忘れずに暮らしていかれるのが良いと思います。」


 「わかりました。私たちは地上に戻れるんですよね。」


 「すぐには無理ですが、何年かけても必ず地上は、必ず取り戻して見せます。」


 「それでは、地上に戻ってから簗木家の菩提寺に弔うことにして、それまでは娘と一緒に暮らしていく事にしますので、早矢仕さんの手で、娘を天国に旅立たせてやってください。お願いします。」


 「かしこまりました。それでは博子さんをお預かりします。」


 と【無限蔵】に引き取って家を出ると、二人で海水浴に行った下田の舞磯浜に【瞬間移動】した。

 辺りは暗くなっているが、周りを【瘴気感知】で探ったが反応がないので、安心してお別れが出来る。

 【土石変成】で頑強な寝台を作り博子を寝かせてからお別れのキスをして周囲を【隔離結界】で、囲って[炎石]を使って荼毘に付した。

 炎を見ながら待っている1時間ほどの間に【土石変成】で、白磁の大きな骨壺と小さな骨壺を作り出していたら綺麗な骨が現れたので、博子だった骨を収骨してそれぞれの骨壺に収めた。

 骨壺を抱くと博子のぬくもりが感じられるようで、思わず涙がこぼれ落ちてしまった。


 【無限蔵】から白い布を取り出してそれぞれの骨壺を包んでから、【無限蔵】に収めて簗木家へ【瞬間移動】で戻った。



 「コン!コン!!。早矢仕です。」


 少し待つとお母さんが出てきた。


 「上がってください。」


 「お邪魔します。」


 家に上がるとお父さんと兄が、テーブルを囲んでいた。

 【無限蔵】から大きな骨壺を取り出してテーブルに乗せると、お父さんが抱きついて泣きだしてしまったので、お母様に


 「無事に博子さんを送ることが出来ました。ありがとうございました。私はこれで失礼します。出来る限りお力になりますので、何か困ったことがあれば、ご連絡ください。それでは失礼します。」


 と言って早々に立ち去った。

 その後は、[ハウス]に戻ってベットルームの見晴らしの良い所にテーブルを置いて線香を焚いて天国での成仏を願うとともに改めて魑魅魍魎の殲滅を誓うのだった。

この小説を見つけ出して読んでいただけた皆様に感謝しております。

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