第55話 ◇久々の再会(2)◇ 01/02
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9/17 寝ぼけて書いていたようで、所々修正しましたが、話の流れは変わっていません。
◇久々の再会(2)◇ 01/02
黒咲君と西原さんは、2LDK。成田さんは、[ハウス]に近い1LDK。大河さんが3LDKで神山君は鹿島基地の隊員宿舎に仮住まいと。
黒咲君の家族が、黒咲○○さん経産省勤務と黒咲○○さん経産省勤務に黒咲○○君東響大学1年の3人。
西原さんの家族は、西原○○さん和菓子職人と西原○○さん専業主婦
成田さんは、成田○○さんトロンボーン奏者と成田○○さんビオラ奏者に成田○○君東響工学院2年と成田○○さん関東女子高等学校1年生
神山君の家族は、両親の神山○○、神山○○が、世田谷で専業農家を営んでいて、都立高校3年の神山○○と同じく都立高校1年の神山○○の5人家族。
大河さんは、大河○○さん専業主婦、大河○○さん朝日中学校3年と大河○○さん朝日中学校1年に大河○○さんか、
正月早々には、避難所の住民台帳が出来上がっているはずなので、後で秘書官に探してもらおう。
避難している人たちにも、別れ離れになった家族を探してあげる窓口を作らないと駄目だな。
食事も終わったので、5人と飲み物をテイクアウトして、秘書官室まで来てもらって、秘書官に5人の家の手配を頼んだ後、応接室で寛いでもらうことにした。
暫くすると秘書官が、住所を書いたメモを届けてくれた。
[ハウス]の近くが良いと言っていた成田さんが、22E3S1R10《住宅エリア22の東3南1ルーム10》
黒咲君たちは、22W58S13R5《住宅エリア22の西58南13ルーム5》
大河さんが、22W60S55R1《住宅エリア22の西60南55ルーム1》
神山君は、1号単身寮2階3号室に決まったので、見学がてら皆を案内することにした。
まずは、一番近い神山君。
秘書官室を出て食堂の手前を左に曲がってエレベーターホールに向かった。
「今いる場所が、鹿島基地の地下2階です。ここは主に地上を取り戻すための基地で、今いた殲滅軍指揮所を始めとした各種訓練施設や武器などを保管している所になります。」
「先輩。ここにある武器って何があるんですか?」
「地上戦闘に使うような武器からヘリ迄あるよ。」
「じゃあ。戦車とかもあるんですか?」
おっと黒ちゃんも戦車好きか
「戦車も74式から90式に10式戦車まで揃ってるよ。」
「昔から戦車が好きだったんですよね。」
「戦車部隊もあるけど、入ってみるか?」
「早矢仕さん!黒咲君をそんな危険な事に誘わないでください。」
西原さんがオコだ。
「黒ちゃん。ダメだって。その内、訓練見せてあげるからそれで、勘弁な。
それよりコンピュータ詳しかったよな。避難所のネットワークとか作ってみない。」
「俺も戦うのとか無理なんで、ネットワークとかならやりますよ。」
「各地の避難所に出張してもらう事もあるけど大丈夫だよな。」
「大丈夫です。」
「脱線しちゃいました。それでは案内を続けますね。
前に見えてきたのが、エレベーターホールで、ここから鹿島基地地下1階の住宅エリアへ移動したり、各地の避難所に繋がっている連絡用回廊や今は出られませんが、地上の出入口に繋がっている避難用回廊が、あります。
今日は、地下2階に行くので、この移動用と書かれたエレベーターに乗ります。
ここが、鹿島基地地下1階の住宅エリアです。
神山君は、目の前にあるマンションが、1号単身寮なんで、2階の3号室が、仮の住処になる。
場所は、覚えられそうかな?」
「はい。大丈夫です。こんなきれいなマンションに住めるのなら、僕、ずっとこのままで良いです。」
「神山君ごめん。ここは、地上で戦闘する人たちの住居なんで、君は家族が見つかったら、避難所に引っ越しになるんだ。」
「えっ!!ここに住めなくなるんですか。僕、ここが気に入りました。戦うんでここに住まわせてください。お願いします。」
本当に良いのかな?あの会社は技術系だから、戦闘とか無理そうだけど大丈夫かな?
「神山君ってさ、何か武道とか運動とかしたことある?」
「はい、高校まで卓球部でした。(^▽^)/」
卓球部ってそりゃ確かに運動部だけど、どう考えても戦闘とか無理じゃね。
「神山君。戦闘って訓練はするけどさ、現場に出ると銃を撃ったり、剣で戦ったり、殴り合ったりするんだけど、出来るかな?」
「がんばります。(^▽^)/」
「それじゃ、何なら出来そうかな?」
「車の運転とか大好きです。実家に居るときは軽トラックで、首都高ぶっ飛ばしてました。(^▽^)/」
「わかった。一応、戦闘訓練はしてもらうけど、輸送部隊があるんで、そこの配属で良いかな?」
「はい。(^▽^)/」
「大型トラックとかも運転できそう?」
「大型トラックですか?練習すれば出来ると思います。(^▽^)/」
軍用の大型トラックは、軽トラックとは大分、勝ってが違うと思うけどなぁ・・・まぁ、いっか。
「わかった。手配しとくんで、1/4の9時までにさっきの秘書官室に来てくれるかな。」
「はい。(^▽^)/」
「じゃあ、明日一杯までは、自分の部屋でゆっくり休んで、腹が減ったらさっきの食堂で好きな物、食べて大丈夫だから。散歩で周辺の地理を覚えても良いと思うからさ。仕事のことは市丸さんという上司に相談して。基地の事なんかで分からないことがあったら係員の腕章を付けたのに聞けば、答えてくれるはずなんで、頑張って。
それじゃあ、俺たちは原宿避難所に移動しましょうか。」
と言って1階に戻って連絡用回廊の使い方を改めて説明する。
「当初は、横向きのエレベーターみたいに移動してたんですが、行き先別の[転移石]が出来たんで、各自が目的地まで瞬間移動できるようになってます。使い方は、目的地が上に書かれているんで、横にある[転移石]が入っている箱から好きな石を持って、大きく深呼吸してから転移先の避難所の名前を頭の中で考えてください。
気を付けて欲しいのは、たまになんですが、ずぼらな奴が、適当に[転移石]を入れることがあるんで、石に書かれている避難所名が間違ってないかだけ確認してください。間違った石が入っていたら正しい場所に戻しておいてください。
それじゃあ順番に試してみましょう。誰から行きますか?向こうに着いたら歩き回らず、前にベンチがあるんで、おとなしく座って待っててくださいね。」
「私がやっても良いですか?」
「西原ちゃん。俺が先に安全か試すからさ待っててくれない。」
「黒ちゃんさん。先輩が言ってることを信じられないんですか。私なら大丈夫ですから。エイ!!」
と言うと[転移石]を持って居なくなった。
随分と思い切りの良い子だな。
「あ~あ。もう。行っちゃったよ。先輩、お先っす。」
と言って黒ちゃんも[転移石]を掴んで、居なくなった。
「さて、どちらが行きますか?」
「私が行こう。」
と大河さんが、居なくなった。
「じゃあ、成田さんの番だね。」
「あのー、何だか怖いんですけど、一人で行かないと駄目ですか?」
「[転移石]は、一人用なんで、みんな一人で移動するんだけど無理そうかな。」
「なんだか怖いです。」
「じゃあ、最初だけ一緒に行ってあげるから、まずは、[転移石]を持ってくれる。次はシンクロ取るから手をつないでくれる。」
「はい」
二人で手を繋いだ状態で、【思考分析】しながら
「じゃあ、大きく深呼吸してスリーカウントしたら”原宿避難所”と頭で考えてくれると、それに合わせて俺も一緒に転移するからね。」
「「スリー・ツー・ワン(原宿避難所)」」
にシンクロ取って成田さんと一緒に移動した。
「成田さん。簡単だったでしょ。」
「はい。(^▽^)/」
「これからは、一人で出来るよね。石はここに入れといてね。」
正面には、先に瞬間移動した3人がニタニタと笑っていた。
「アレー、先輩!!そんなことしてると簗木さんにチクりますよ。」
「これはだな、成田さんが一人じゃ怖いというから練習のためだから何の問題も無い。言いたいなら行っても良いぞ。博子は逆に褒めてくれるだろうからな。」
「チェ。つまんないっすよ。少しは慌ててくださいよ。」
「バカなこと言ってないで、さっさと行くぞ。22エリアはエレベーターホールの目の前だ。近いのは・・・大河さんの家ですね。
22W60S55R1という事は、住宅エリア22の真ん中を流れている川の西側、ここから見ると左側で、西60だから川沿いに歩いて行くと、手前の方で南55にある3LDK3軒長屋の中心寄りにあるルーム1ですから、ここですね。 」
「ここだけ2階建てじゃないか。」
「3LDKあるんで、1階で何か商売も出来るようになっているんで、店にしても良いですし居住空間にしても良いんで、好きに使ってください。
ご家族見つけたらここに案内させますから待っててくださいね。
それじゃあ次は、黒咲君たちの家だな。
22W58S13R5という事は、ここと同じ川の左側の西58を歩いていくと南13っと、そしてルーム5だからこの手前が、二人の新居だ。隣の家との壁の厚みは十分とってあるから、多少大きな声を出しても隣には聞こえないから安心しろ。」
と言って黒ちゃんの背中を思いっきり叩いてやったら、
「えへへ。」
と笑いやがった。うらやましくなんかないぞ。
「じゃあ、最後は成田さんだね。
22E3S1R10だから、川の向こう側だ。この一角が俺の家なんで、何かあったら訪ねてきてね。成田さんの家は近くという事だったんで、川から3番目の東3で、この2LDK長屋を挟んだところにある南1の1LDKのルーム10っと、この部屋だね。」
「ありがとうございます。そう言えば、思い出したんですけど、簗木さん、前の日に明日の午後から日帰りで、ご両親に会いに行くと言ってました。」
「本当か!!ありがとう。手がかりを貰えて助かった。早速、博子の実家にこれから行ってみるよ。ありがとう。」
良し。手がかりが見つかったぞ。実家の方は一通り探したので、伊勢避難所を探してみよう。
天翔さんの気配を探って【瞬間移動】した。
「え!もう!いきなり【瞬間移動】してくるのは、無しですよ。びっくりするじゃないですか。」
「申し訳ない。実は、イブから行方不明になっていた俺の彼女が、この避難所に居るかもしれないんだ。頼む。手伝ってくれ。」
「そうなんですか。お名前は?」
「簗木博子だ。川魚を捕る簗にただの木、博士の博に子供の子で、やなぎひろこだ。居ないか?」
「えーえーと、やなぎ、やなぎと。簗木という姓の人は、3人居るけど、博子という名前は、無いですね。」
「ちょっと待ってくれ。その簗木の3人というのは、家族か?」
「えーっと。同じ住所の3LDKなんで、家族だと思いますよ。」
「その家を教えてくれ!!」
「ちょっと待ってくださいね。9E35N23のルーム2ですね。」
「わかった。ありがとう。」
教えてもらった|9E35N23R2《住宅エリア9の東35北23のルーム2》を訪ねてみた。
「コンコン。早矢仕と申します。」
すると博子のお母さんが出てきた。
「あら早矢仕さん。博子は元気にしてますか?」
「え!! 博子さんとは、”大災厄”の日以来、連絡が取れなくなって探しているんです。」
「そ。そんな。お父さん!!。博子が行方不明だって。」
「なに!!なんで行方不明なんかになるんだ!!」
「早矢仕さん。まずは上がってください。」
「お邪魔します。」
お兄さんも出てきたので4人で状況のすり合わせをすることにした。
「あの日、博子さんは、午後半休で会社を早退してご両親に会いに行くと言っていたそうですが、お会いになりましたか?」
「あの日の午後、この子と二人で家に来ると前々から言っていたので、お父さんと二人で待っていたら、いきなり早矢仕さんと結婚したいという事と一緒に避難所に避難してと言いに来ました。私は元々、博子が頼むことなので了承していたんですが、お父さんが納得しなくていきなり怒り出したんで、博子は家を飛び出したんです。そのあと大地震が起きて、あなたの声で、避難所に逃げるよう聞こえたので、あの神社からここに避難してきたんです。
私たちは、あの後、携帯の電源も切ってしまったようで、連絡も取れなくなってしまい、東京に帰ってあなたと二人で暮らしていると思っていたんですよ。」
と横でお父さんが頭を抱えている。
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