第48話 ◇殲滅軍編成会議(1)◇ 12/30~
欲しブドウ様ありがとうご座いました。ご要望頂いたキャラを反映いたしました。
殲滅軍編成に当たり部隊に入れて欲しいキャラクターが居ましたら名前や職種など感想欄からご連絡ください。
◇殲滅軍編成会議(1)◇ 12/30~
今朝も念話、メールの開封通知も何も反応が返ってこない。
メールを確認するついでに、グループ分けのリストを作って印刷した。
会議にはまだ早いのだが、昨日のエルフが気になるので、8時に指揮所の治療スペースに顔を出すことにした。
「おはようございます。
昨晩、連れて来たエルフの様子を見に来ました。」
と治療スペースに入っていくと大路師長が、エルフの面倒を見ていた。
「大路さん、エルフさんの具合は、どうですか?」
「洋服は血だらけで汚れていたので、体を拭いて診察服に着替えてもらってますが、問題ありません。
あんなに血だらけになっているのに、体に傷一つないのは不思議でなりません。」
「それに関しては、鬼神一族に伝わる[日鬼水]という妙薬を飲ませたので、傷もすべて回復しただけです。
この薬は、傷は治せますが流した血は回復できないので、暫く貧血状態が続くと思うので、たくさん精の付くものを食べさせてあげてください。
食堂にもスペシャルメニューを頼んでおきます。
今、少し話せますか?」
「少しくらいなら大丈夫だと思います。」
という事なので、ベットの横にある丸椅子に座ってエルフに話しかけてみた。
「それでは失礼して、ここがどこかわかりますか?」
「わかりません。
気が付いたら見知らぬ白い天井のこの部屋に居ました。」
「貴女は、昨晩、富士山周辺の偵察に出た私の仲間の小鬼が、傷だらけで死にそうなところを見つけて私の避難所へ連れてこられたんです。
傷については、鬼の妙薬で回復していますが、流れた血までは回復していないので、暫くは無理をせず、この治療スペースで体を休めてください。」
「私たちは、富士山で魑魅魍魎の監視をしていただエルフ一族です。
他の仲間はどうなったでしょうか?」
「残念ながら見つかったのは、あなた一人のようです。」
「そ、そんなぁー」
「他に誰が居たんですか?」
「私たちは、他の仲間たちと父母兄の4人で魑魅魍魎を監視していました。
大災厄が起きて、他の監視種族の皆で必死に抑え込もうとしましたが、逆に反撃に遭って、父と母や仲間が時間を稼ぐから先に金峰山に避難するように言われて、私たち兄弟が外の世界に逃げたんですが、悪魔犬と冥界犬に追いつかれてしまい、二人で必死に逃げ回っているうちに兄と、はぐれてしまって、気が付いたらここに居ました。
本当に兄は見つからなかったのでしょうか。」
「明るいうちにもう一度、あなたを見つけた地点を中心に偵察に行かせるので、あなたはここでゆっくりと休んでいてください。」
「そうだ、あなたの名前を教えてください。」
「私の名前は、緑川 瑠璃子です。」
「日本の避難所を運営している鬼神王の早矢刺 潤です。」
「聞いたことがあります。
7,300年前に魑魅魍魎を殲滅寸前まで追い込んだのが、鬼神の一族だったと。
そして、愚かにも魑魅魍魎の殲滅を止めさせたのが、私たちエルフを含めた種族だったと、本当に愚かでした。
その時に、魑魅魍魎を殲滅していれば、父母や兄、そして富士山で封印していた諸々の種族が滅びることは、無かったのに、本当に先祖の判断が悔やまれます。
私もできる事なら、魑魅魍魎を一匹も残さず完全殲滅してやりたい。」
「緑川さんの気持ちは、分かりました。
私が必ず貴女の恨みを晴らす機会を作りますから、それまではおとなしくここで、療養してください。
それでは、このあと会議があるので失礼します。」
時計を見ると 8:45を過ぎたので、前の食堂に居た調理のおばちゃんに
「向かいの治療スペースに居る病人が貧血状態なので、それに合った特別メニューを見繕って食事に出してあげて。
それから、9時になったら幹部会議室にコーヒーを3つ届けて欲しい。」
と頼んでから、秘書官室に顔を出した。
「昨晩、エルフを保護した周辺一帯に男のエルフがもう一人居るはずなんで、獄卒1と小鬼5の編成で16分隊を偵察に出して、見つけて回収するよう指示を出しておいてくれ。
くれぐれも無理は、させないよう徹底して出してくれ。
それから、9時ごろに食堂に会議室へコーヒーを届けるように頼んであるから、通してくれ。」
と当番の八鬼衆に指示を出してから執務室に入った。
8:55になったので、私室から幹部会議室に入ると塙田 さんと新宿さんが、待っていた。
「おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
もう少しするとコーヒーが届くと思いますので、少々お待ちください。
喫煙するのであれば、問題ありませんからご自由にやってもらって構いません。」
通路側のドアから食堂の女の子がコーヒーを届けてくれたので、礼を言って3人で話し始めた。
「塙田さん昨日の候補者たちを見て何かご意見有りますか?」
「そうですね、自衛隊経験者が少数いただけでも良かったのかもしれませんが、基本的に素人さんだとしっかりと個人技と相互連携の訓練をしないと難しいですね。」
「新宿さんはどうですか?」
「やはり経験者が少ないのは、厳しいですね。
後は、訓練にどの程度ついてこれるのかと、適正次第でしょうか。」
「お二方は、今後どのようにして体制作りしたらよいと思われますか?」
「私としては、リーダーを早く作って4~6名の小隊を複数作るのが良いと思います。」
「訓練次第ですが、レンジャーの訓練は無理なので、かなり簡易的な訓練メニューを作らないと駄目でしょうね。」
「私が思ったのは、さっさと職種別に分けて連携を良くした方が良いと思いました。
一応、昨日の名簿から抜粋したリーダー候補とグループ分けのリストを作ったので、目を通してもらえますか。」
と言って、
副官 塙田
教導 新宿
衛生部隊 京町・外科医
機甲部隊 鞍月・戦車長
航空部隊 東・ヘリ操縦
整備部隊 普通科 薮田・武器科
特科部隊 市広・自走砲
普通科 市場・普通科
普通科 下山・情報収集
輸送部隊 市丸・運行管理
と書かれたA4用紙のリストを二人に渡した。
「あくまでも私案なので、お二人のご意見を聞かせてください。
あとは、それぞれにつける部下についても検討しましょう。」
「そうですな、薮田さんは、兼務よりも武器科員として整備を任せた方が良いでしょう。」
「下山さんは、偵察部隊として何人か任せて良いと思います。」
「それでは、副官として塙田さんお願いします。
教導担当は、新宿さんにお願いします。
衛生部隊は、外科医の京町さんで、機甲部隊は、鞍月さん、航空部隊は、東さん、整備部隊として薮田さん、特科部隊は、市広さん、普通科は、市場さん、偵察部隊として下山さん、輸送部隊が、市丸さん、以上のメンバーをリーダーとして任命します。
他に何かお二人からご意見はありますか?」
「早矢仕さんは、最前線に出るんですよね。
できたら、どの程度のことが出来るのか見ておきたいんですが、大丈夫ですか。」
「問題ありませんよ。
腕試しもそうですが、訓練メニューとか考えていただけましたか。」
「勿論考えてきてます。
これを毎日朝晩の2回行って基礎体力を上げます。
午前が射撃訓練全般を行って、午後の前半は、部門に分かれて訓練し、午後の後半は刀剣などを使った武術訓練を予定していますが、ここにはどの程度の武器や装備が用意されていますか?それから訓練メニューにプール歩行を取り入れましたが、ここにはプールなんてありますか?」
まずは、武器装備ですが、
9mm拳銃、11.4mm大口径拳銃とその銃弾 弾倉各種、
64式7.62mm小銃、89式5.56mm小銃、20式5.56mm小銃、と銃弾 弾倉各種及び光学照準器各種、89式多用途銃剣、
74式車載7.62mm機関銃、5.56mm機関銃 MINIMI、7.62mm機関銃M240B、12.7mm重機関銃M2と銃弾各種
M24対人狙撃銃、M95対物狙撃銃と銃弾 弾倉各種
96式40mm自動てき弾銃と各種擲弾、M26破片手りゅう弾、MK3A2攻撃手りゅう弾、MK1照明りゅう弾、発煙手りゅう弾、焼夷手りゅう弾、催涙球2型、閃光発音筒、
84mm無反動砲、84mm無反動砲(B)、110mm個人携帯対戦車弾と弾薬各種、
指向性散弾※クレイモア、92式対戦車地雷、
10式戦車、90式戦車、74式戦車と各種銃砲弾、
12式地対艦誘導弾、99式自走155mm榴弾砲、203mm自走榴弾砲、多連装ロケットシステムM270MLRS一式と各種弾薬、
96式装輪装甲車、89式戦闘装甲車、83式地雷敷設装置、軽装甲機動車、16式機動戦闘車、87式偵察警戒車、高機動車、偵察用オートバイと各種銃砲弾、
AH-1S、AH-64D、UH-60JA、CH-47J/JA、無人偵察機システムと各種弾薬、
88式鉄帽、戦闘服、防弾チョッキ2型、防弾チョッキ3型、個人暗視眼鏡 JAVN-V6、感知眼鏡、
野外炊具、野外入浴セット、野外洗濯セット、宿営用天幕、
3トン半燃料タンク車、3トン半航空燃料タンク車、10000リットル航空燃料タンク車、73式大型トラック、73式中型トラック
などがあります。
プールは、これから作りますから具体的な要望があれば教えてください。」
「プールですが、泳ぐのではなく足腰に負荷をかけて歩くのが目的なんで、それさえできれば問題ありません。
レーンは、同時に訓練できるように8コースもあれば、良いと思います。
それから、装備は十分だと思いますが、魑魅魍魎に効果がないという話も聞いてますが、その辺は対策したりしてますか?」
「装備には、刀剣類や銃弾・弾薬などに属性付与という効果を付与しているので、魑魅魍魎にも問題なく対処できます。
じゃあ、プールの深さは両端が1.0m位で中央が1.5m、長さは25mとして、交互に水流が一方向に流れるようにすれば良いですか。」
「プールは、そんな凄いものが造れるなら訓練が捗ります。
武器についても奴らに効果があるなら問題ありません。」
「それでは、ここの指揮所の横にプールと訓練施設を作ってきます。
その間に名簿を見て各リーダーにつける部下を決めておいてください。」
「了解しましたけど、作るところを見させてもらっても良いですか。」
「構いませんけど、観ていても面白くないと思いますよ。」
と指揮所横の扉から隣の空き地に移動して、縦25m、横12m、深さが1.0mから1.5mの傾斜付きで、地面を【無限蔵】に収納して、出来たプールの壁面を【土石変成】で硬質化したら、二人ともびっくりしてしまったようだ。
次は、流れるプールだが、コース間にスタート地点とゴール地点では、横移動できるように仕切りを入れた。
続いてスタート地点とゴール地点の壁に水の吸込口と吐出口を作り【金属変成】で吸込み防止網と底面に水を循環させるための金属パイプ繋いでから、少しザラザラのすべり止めの底面をに仕上げた。
最後に[水石]と[炎石]を1個セットずつコースに設置して、コース脇から遠隔で、水生成と秒速30cmから50cmの水流調節そして、水温調節ができるようにしてこの間、ものの30分で完成した。
お次は、訓練施設だが、プールも含めて50m×100mの壁を作って15m間隔で窓枠を作って[風石]で、外の空気が入るようにした。
因みに、天井は作らなかった。
なぜなら、基地自体が室内だからね。」
近くにいた人たちが、いつの間にか集まってきていて、出来上がった訓練施設の窓から中を覗いてにぎやかになっている横で、二人は呆然としていたので、二人の肩を叩いて
「そろそろ、会議室に戻りましょうか。」
と言ってあげたら、二人とも大きな溜息ついてから、隣の指揮所に向かおうとしたら前に立ちふさがる女性が現れた。
「あんたたち、殲滅軍の関係者かい。
少し相談があるんだけど、私も入れてくれないだろうか。」
次話 ◇殲滅軍編成会議(2)◇ 12/30~
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