第40話 ◇発電所設置開始(1)◇ 09/14~
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◇発電所設置開始(1)◇ 09/14~
おいしい昼ごはんを食べ終わったので、ここの避難所に発電所を設置する作業を始めることにした。
原宿避難所人間エリアの最奥部にやって来た。
博子は、女子会の延長と後片づけがあるので、明日一緒に行動することになった。
まず最初に、発電所エリアだが、火力発電以外の発電施設も設置する予定があるので、面積は奥行き約1,000m、幅を約3,000m、高さが150mの箱型に避難所壁面の土砂を【無限蔵】に収納し、新しくできた壁面を【土石変成】で強化して発電所エリアを作成した。
次に、無関係な避難民が紛れ込まないように削った壁面を【土石変成】で強化した厚さ1mの偽造壁で仕切って、隔離した。
発電所エリアには、【瞬間移動】で移動する前提のため物理的な出入口は、作っていない。
まずは、1台目の100万kW発電所を【無限蔵】から取り出して設置場所に固定した。
やらなければならないのは、ここに設置する3基は、すべてが石炭化石燃料の代わりに[炎石]から熱を取り出して加熱するので、不要な設備を取り除く必要がある。
・石炭バンカ⇒微粉炭機⇒石炭灰処理装置
・集塵装置⇒排煙脱硫装置
などは取り除いて、
ボイラー、蒸気パイプ、蒸気タービン、発電機、復水器、冷却器、給水ポンプ、給水パイプなどのシンプルな構成で[炎石]と[水石]で動くように改造して試したが、566℃~593℃に上がるまでの熱量が足りなかったので、[炎石]に[天石]を加えて[風石]で風を送ることで、十分な熱量が確保できた。
冷却系に関しては、冷却水を[水石]から供給して温まった排水は、雑用水として利用し、使い終わった蒸気は、廃熱交換機で熱交換して鉱泉・霊泉の加熱に利用できるようにした。
一度、改造点が決まれば後は流れ作業なので、残った2基の100万kW発電所設置も問題なく終わった。
変電設備への給電は、電気の需要がほとんどないので、火力発電は休止状態として[霊石]発電のままになっている。
原宿避難所担当の武さんと東狐さんに発電所まで来てもらい、霊石の使い方の説明をして、メンテナンスを問題なく引き継いだ。
一区切りついたので、今日の作業はここまでにして[ハウス]に帰ることにした。
「ただいまー」
「・・・・・」
返事がない?
表に博子用の自転車はあったから、出かけたりはしていないと思う。
和室、リビング、家事室と探してみるが、どこにもいない。
風呂場にくると中から水音が聞こえて来た。
もう一度、玄関にそっと戻り二人の靴以外が無いことを確認。
そのまま風呂場に突入した。
「帰ったよ。」
「お帰りなさい。
金狐さん達が、気持ちが良い、気持ちが良いって言うもんだから気になってお先にお風呂頂いちゃいました。
ごめんなさい。」
「なにも謝ることは無いよ。
今日から有馬温泉の含鉄泉と岐阜県下呂の炭酸泉に変えたばかりだから、俺も気になってたんだ。」
と掛け湯をして博子の横に並んで湯船に浸かってみると確かに体中に気泡が付いて面白い。
湯口から流れ出る源泉を少し舐めてみると確かにシュワとするが、温かいので飲むのは、微妙なところだ。
冷やして糖分を加えれば、おいしいかもしれない。
博子が少しのぼせたと言うので、一緒に露天風呂に移動する。
博子は湯船に腰かけて涼んでいたが、俺は温まり足りなかったので、博子の向かい側で湯船に浸かった。
目線が丁度大秘境と同じ位置になったこともあり、少しいたずらしてみたが、今はダメみたいだ。
博子の肌は、鉄の匂いと味がした。
◇発電所設置開始(2)◇ 09/15~
オハヨウゴザイマス
俺の腕の中で気持ちよっそうに寝ている博子を起こさないように、シャワールームに入って、昨晩の汗を流してから、キスしてお目覚め頂いた。
流石に二晩続けてだったので、疲れてしまったようだ。
シャワーを浴びるよう促してから着替えてキッチンでコーヒーメーカーをセットしてから、冷蔵庫のウィンナー、ベーコンを炒めてからスクランブルエッグを作っている最中に、博子が降りて来たので、交代して家事室のノートパソコンで、ニュースを確認したが、相変わらず原子炉の廃炉処理が終わった事が話題になっている他、幹事長が地検特捜部に任意の事情聴取をされたことなどが、書かれていた。
昨日は原宿避難所に発電所の設置が完了したので、今日はどこに行きたいか声をかけて聞いてみると、
「昨日の女子会で手伝ってもらって仲良くなった、天翔さんがいる伊勢避難所に行きたい。」
という事なので、二人で朝食を食べてから移動することにした。
少し試したいことがあるので、今日は鬼動を使わずにエレベータホールまで自転車で移動してから、連絡用回廊のあるフロアまで昇って、伊勢避難所へ向かう入口前に到着した。
試したいこととは、[霊石作成]で作成した[転移石]を使う事だ。
事前に小鬼に持たせて各避難所に移動して戻ってこれることを確認しているので、博子に[転移石]の使い方を覚えてもらうのが、もう一つの目的だった。
[転移石]は、神狐一族や鬼神一族の加護により、微かに使えるようになった霊素で、移動を可能にしたので、この機会に試したかったのだ。
伊勢避難所行の入口で、博子に原宿避難所から伊勢避難所にだけ【瞬間移動】が可能となる[転移石]を渡して、行き先を念じるように説明すると一瞬で目の前から消えた。
後を追って伊勢避難所行の[転移石]を握って”伊勢避難所”と念じると無事に伊勢避難所に到着した。
先に到着した博子は、出口を出たエレベーターホールで待っていてくれた。
「ここで待ち合わせしたりすることもあるだろうから、座れるように椅子とかがあった方が良いんじゃない。」
「なるほど!、確かにここに椅子とかあると良さそうだから、早速、各拠点の担当者にエレベータホールの上と下にベンチシートを設置するように頼んでおくよ。
良い意見を有りがとう。」
と言ってから、ここの担当の天翔さんと西狐さんに、発電所エリア予定地に来るように【念話】を飛ばしてから原宿避難所と同じ手順で、発電所エリアを作成した。
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暫くすると二人が到着したので、100万kW発電所が1基と90万kW発電所が1基を【無限蔵】から取り出して改造後に設置場所へ固定して、テスト運転で問題がないことを確認したが、変電設備への給電は、ここでも電気の需要がほとんどないので、火力発電は休止状態として[霊石]発電のままにした。
伊勢避難所担当の天翔さんと西狐さんに、霊石の使い方の説明をして、メンテナンスを問題なく引き継いだので、最後に無関係な避難民が紛れ込まないように削った壁面を【土石変成】で強化した厚さ1mの偽造壁で仕切って、隔離した。
この二人は、発電所エリアに足を踏み入れているので、問題なく【瞬間移動】で、発電所エリアに入ることが出来るようになっている。
次の発電所設置に移動しようとして博子に声をかけた。
「そろそろ、次の避難所に移動するよ。」
「ごめん。
私はここで天翔さんと話があるので、話が終わるまで伊勢避難所に居るんで、終わったら連絡するからその時に迎えに来て。」
アハハ、そうですか、ここからは、おひとり様で作業して来ればいいんですね。
「わかった。
終わったら【念話】ちょうだい。
それじゃっと、次は札幌に行ってくるんで、ごゆっくりどうぞ。」
さっさと今日の予定を終わらせよッと。
札幌避難所の発電所エリア予定地に【瞬間移動】してこれまでの避難所と同じ手順で、発電所エリアを作成した。
久久能さんと南狐さんに発電所エリア予定地に来るように【念話】を飛ばしてから、伊勢と同じ100万kW発電所が1基と90万kW発電所が1基を【無限蔵】から取り出して固定後にテスト運転で問題がないことが確認できたので、ここでも電気の需要がほとんどないので、火力発電は休止状態として変電設備への給電は、[霊石]発電のままにした。
札幌避難所担当の二人に、霊石の使い方の説明をして、メンテナンスを問題なく引き継いだので、最後に無関係な避難民が紛れ込まないように削った壁面を【土石変成】で強化した厚さ1mの偽造壁で仕切って、隔離した。
12月の避難所本格稼働に向けてエレベータエリアで、座って待ち合わせが出来るようにベンチシート設置を頼んでおいた。
熱田避難所の発電所エリア予定地に【瞬間移動】してこれまでの避難所と同じ手順で、発電所エリアを作成した。
月読さんと北狐さんに発電所エリア予定地に来るように【念話】を飛ばしてから、100万kW発電所が1基と70万kW発電所を【無限蔵】から取り出して固定後にテスト運転で問題がないことが確認できたので、ここでも電気の需要がほとんどないので、火力発電は休止状態として変電設備への給電は、[霊石]発電のままにした。
昼時になったので、月読さんと北狐さんを誘って一緒に昼食を食べることにした。
二人に熱田でおいしいものをリクエストしたら、ひつまぶしが食べられる老舗に案内してくれて、ひつまぶしと天ぷらをお腹いっぱいに食べながら、近況確認しながら手すきの時にエレベータエリアで、座って待ち合わせが出来るようにベンチシート設置を頼んで、次の避難所へ向かうことにした。
霧島避難所に【瞬間移動】して熱田避難所と同じ手順で発電所エリアの作成と100万kW発電所1基と70万kW発電所を設置と動作確認が終わったが、ここでも電気の需要がほとんどないので、火力発電は休止状態として変電設備への給電は、[霊石]発電のままにした。
迦具津さんと狐嶋さんに発電所エリア予定地に来るように【念話】を飛ばすとすぐに二人揃ってやってきたので、二人に霊石の使い方の説明をして、メンテナンスを問題なく引き継いでから、無関係な避難民が紛れ込まないように削った壁面を【土石変成】で強化した厚さ1mの偽造壁で仕切って、隔離した。
ここでも、12月の避難所本格稼働に向けてエレベータエリアで、座って待ち合わせが出来るようにベンチシート設置を頼んで、諏訪避難所に瞬間移動した。
諏訪避難所には、人間エリアが無いので、2階層目の自然環境エリアに発電所エリアを作成することにして、担当の多紀理さんに【念話】を飛ばして、発電所エリア予定地に来てもらった。
発電所エリアは、念のため他の大規模避難所と同じスペースを確保しており、ここに太陽光発電所と風力発電所を設置次第、偽造壁で仕切る予定だと話して、次の気比避難所へと瞬間移動した。
気比避難所に到着したので、担当の志さんに【念話】を飛ばして、2階層目の自然環境エリアの発電所エリア予定地に来てもらった。
発電所エリアは、念のため他の大規模避難所と同じスペースを確保しており、ここに太陽光発電所と風力発電所を設置したら、偽造壁で仕切る予定だと話して、次の吉備津避難所へと瞬間移動した。
最後の吉備津避難所に到着したので、担当の大山さんに【念話】を飛ばして、2階層目の自然環境エリアの発電所エリア予定地に来てもらった。
発電所エリアは、念のため他の大規模避難所と同じスペースを確保しており、ここに太陽光発電所と風力発電所を設置したら、偽造壁で仕切る予定だと話して、博子を迎えに行くため伊勢津避難所へと瞬間移動した。
次話 ◇避難する人たち◇ 12/01~




