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鬼神王覚醒  作者: 森豆太郎
38/109

第38話 ◇引越作業◇ 09/13~

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◇引越作業◇ 09/13~


 今日は朝から住んでいたアパートの解約手続きをして荷物を全て【無限蔵】に収納して[ハウス]へ引越した。

 書斎のパソコンをセットアップしがてらネットニュースを見ていたら、C国大使館の一等書記官が急遽、本国に呼び出され帰国したという話と与党幹事長秘書と原子力監督庁課長のスパイ事件が、話題になっていた。

 公安に資料は渡したが、こんなに早く動ける訳もないから以前から内偵されていたんだろうが、煮貝幹事長の方が一枚上手だったようで、秘書を身代わりにして逃げ延びたようだが、俺にはどうでも良い事なので、【無限蔵】に収納した引っ越し荷物を荷解きしながらパソコンをセットアップを完了させた。


 昼に冷やし中華を作って食べ終わってから書斎で運び込んだ荷物をしまい込んだりしていたら、いつの間にか夜になっていたので、1階に降りたら、博子が料理をしているところだったので、そーっと背後から近寄り後ろから抱きしめて耳元で


 「お帰り。」


 と声を掛けたら腰砕けになって寄りかかって来たと思ったら


 「びっくりするから、料理中はそういうことをしないでください!!」


 と大層怒られてしまった。

 どうやら今日の晩御飯は、チャーハンとギョーザ(冷凍物)に中華たまごスープのようである。


 「博子のチャーハンは、おいしいから出来上がるのが楽しみだ。」


 「もう少しで出来上がるから、この台布巾でダイニングテーブルを拭いておいてください。」


 台布巾を受取ってダイニングテーブルを拭いていたら


 「出来上がりましたから、運んでくださーい。」


 と声が掛かった。

 料理を運んで、二人でおいしく頂きながら


 「今日は、大丈夫だったの?」


 「今日から、兄が大阪に出張で、日曜まで実家に泊ってから東京に帰ってくる予定なんで、家に帰っても一人だし、家事室の整理とかもしたかったから、遊びに来ちゃいました。」


 「そうなんだ。

 じゃあ、今日から2泊3日は、家に帰らなくても良いんだね。」


 と言ってみると少し顔を下に下げて


 「そうだね、帰らなくても大丈夫だよ。」


 そんな話をしながら食事を食べ終わったので、食器を食洗器に収めて洗浄を開始させてから


 「まだ少し、書斎の片づけが残ってるんで、上に居るから何かあったら呼んでくれる。」


 「私も家事室の整理がしたいんだけど、家から持って来たい物があるんで一度帰るね。」


 と自転車に乗って帰って行った。

 パソコンにモチヅキさんからメールが届いた。

 内容は、譜久島原発を始めとする一連の原子炉廃炉作業について、日本だけではなく全世界から注目を浴びて様々な媒体から取材申込みが、電力各社の広報にひっきりなしに入っている。

 という内容だった。


 パソコンでネットニュースを見てみると、トップニュースは、譜久島原発問題や各地の廃炉予定だった原子炉が、綺麗に処理されたことが、大々的に国民の関心事になっており、超能力で消し去った等と言うオカルト的な話も含めて全世界から注目を浴びて話題の中心として盛り上がっているため、いつの間にか既にスパイ事件は下の方に追いやられていたのだった。

 朝のスパイ騒ぎからあまりにもタイムリーな原発処理の話題に切り替わっているため、どこかの幹事長が手をまわしたのではないかと思わず考えてしまい個別のニュースを別タブで開きながら記事の内容を精査していたら、書斎に博子が入って来た。


 「潤さん、まだ終わりませんか?」


 「ちょっと気になるニュースがあったんで、読んでたところだけど、何かあった?」


 「そろそろ、お風呂に入って寝ようかと思うんですけど。」


 「もう、そんな時間?」


 と壁掛け時計を見ると21時を回っていた。

 

 「良い時間だね。

  じゃあ、お風呂に入ろうか。」


 「先に言って用意しておきますね。」


 というと書斎を出て1階に降りて行った。

 ので、部屋の電気を消して階段を下りて風呂場へ向かった。

 風呂場に入ると早くも博子が内湯に浸かっていた。


 「早いね。」


 と声を掛けながら掛け湯をして湯船に浸かった。


 「潤さん、ここのお風呂に入っている温泉は、選べるって言ってたよね。」


 「そうだよ、どこか入りたい温泉とかあるの?」


 「前にお母さんと行った有馬温泉が、含鉄泉という貧血に良い温泉だったんで、浸かれたらと思ったんだけど、出来るかな?」


 「有馬温泉だと鹿塩熊野神社と吉備津神社の間にあったから、出せると思うよ。

 明日から変えれば良いかな。

 露天の方は、何か希望ある。」


 「そう言えば、場所は分からないんだけど、炭酸水の温泉があると聞いたんだけど、分かるかな?」


 「後で調べてみるよ。

 炭酸と含鉄泉だったら、露天が含鉄泉の方が良いと思うから、逆にするね。」


 「入ってみたいだけだからどちらでも大丈夫だよ。」


 「そろそろ、体を洗おうと思うけどどうする?」


 「うん、洗おうかな。」


 という事で体を洗ってから露天に入りに行った。

 しっぽりと温泉に浸かった風呂上りには、涼やかな縁側で冷たい梅酒がおいしいので、博子が洗濯機を回しているうちに、家事室経由でキッチンの冷蔵庫を開けて冷えた梅酒を二人分コップに注いでいると、髪の毛をターバン巻きで包んだ博子が来たので、二人で玄関横の縁側に腰かけてゆっくりと梅酒を飲みながら明日の予定を話した。


 「明日からは、8カ所の避難所それぞれに発電所を設置していくので、出ずっぱりになりそうなんだ。」


 「そうなんだ、私が居ると邪魔になる?」


 「そんなことないよ。

 博子が一緒にいてくれると俺もうれしいから、予定がないなら一緒にいて欲しいかな。」


 「わかった。

 じゃあ、あしたも一緒に居られるね。

 明日も早起きするなら、早く髪の毛乾かして寝ないとね。」


 という事は・・・・


 「よし!髪の毛乾かそう。」


 髪の毛が乾いたので、コップを食洗器に入れて1階の電気を消して二人でベットルームに向かった。

 その後は、当然の流れになるので、皆様で御自由にご想像ください。


 オヤスミナサーイ



次話 ◇発電所設置会議◇ 09/14~

 

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