表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼神王覚醒  作者: 森豆太郎
36/109

第36話 ◇追加清掃(3)◇ 09/09~

ブクマ登録と、評価ポイント★★★★★の応援、ありがとうございます。

◇追加清掃(3)◇ 09/09~


 朝起きて、書斎のパソコンを見るとアップデート後の再起動要求画面が出ていたので、再起動をクリックして出かける用意をした。


 先週と同じように8:40に本社を訪問しクボキ部長に迎え入れてもらい14階の”重要会議中 立入厳禁”と注意書きが書かれた小会議室に移動して、中でモチヅキ役員と挨拶を済ませて二人の荷物を預かると、ドアに鍵をかけてから3人で、【隠蔽】&【鬼動】を使って中部地電:岡浜原発入口に到着した。



 中部地域発電はモチヅキ役員とクボキ部長が担当なんで、早速、岡浜原発の原子炉建屋に案内してもらい1号機、2号機それぞれの処理する範囲を確認してから【真眼】で点検[天石]を投げ入れ【隔離結界(闇)】+【閉鎖型紅炎】で処理が終わったので、大きく口を開けている原子炉跡地を埋め戻すか聞いてみると、跡地は両方とも埋め戻すという判断だったので、即座に【無限蔵】の土砂で埋め戻した。


 「モチヅキさん終わりました。

  東北地電の尾奈川原発に行きたいんで、太田副社長に連絡していただいてもよろしいですか。」


 とお願いして太田副社長に、これから訪問すると説明してもらったので、3人で【隠蔽】&【鬼動】を使って尾奈川原発入口に移動した。



 原発入口には、東北地域発電の太田副社長と丸子部長に雪谷課長の3名が待機しており、【隠蔽】を解除して挨拶すると、いつものように3人がびっくりしていた。

 時間に余裕もあるので、話しながら原発建屋までのんびりと歩いていく事にした。


 「早矢仕社長もモチヅキ役員もいきなり現れてどうやってここまで来たんですか?

  それに、今日中に、原発を処理するというお話だったと思いますが、早矢仕社長は手ぶらだ。

  作業する他の方はどこに居るのですか?」


 するとモチヅキさんが、


 「まあまあ、太田さん、そんなに慌てないで、建屋まで行けば、分かりますから。

  それにしても、都内は、まだまだ残暑で蒸し暑いのに、この辺は過ごしやすい気候になりましたね。

  羨ましいですよ。」


 と話しているうちに目的地に到着したようだ、いつものように1号機、2号機それぞれの処理する範囲を確認してから【真眼】で点検[天石]を投げ入れ【隔離結界(闇)】+【閉鎖型紅炎】で処理があった言う間に終わった。


 これもお約束なので、太田副社長に


 「太田副社長、この空いた穴ですけど、無料で埋め戻ししますけど、どうします?」


 と後処理を聞くと丸子部長に雪谷課長の3人で相談してから


 「両方とも、そのままにしておいてください。」


 という事になったので、


 「了解しました。

  それでは、時間も良いようなので、昼食を頂きましょうか。」


 という事になり、歩いて免振重要棟に戻って皆で食事をすることになった。

 途中で、太田副社長から当然のように質問が飛んでくる。


 「今の一瞬で2棟とも原発建屋が消え去ったのは、一体全体どういう事なんですか?

  私には全く理解できない。

  それに、後で調査させていただくが、放射能はどうなったんですか?」


 とまあそうなるのは、分かっていたが、モチヅキさんから


 「まあ、その辺の話は食事をしながらゆっきりと早矢仕社長から説明があると思いますよ。

  譜久島原発処理を経験した私が私が言えるのは、原発建屋と共に放射能は、消えてますから安心してください。」


 等と話しているうちに免振重要棟に着いたので、食堂まで案内してもらい昼食を食べることにした。

 丸子部長と雪谷課長が厨房に入っていき、しばらくすると、大きな炊飯ジャーと共にふかひれ、仙台牛ステーキ、山盛りのウニといくらにホヤの刺身が出てきて、汁物は、油麩の味噌汁だった。


 おいしい食事を堪能しながら説明を始めた。


 「今日、私が使ったのは【異能】という能力です。

  必要な範囲を隔離して内部に太陽フレアを発生させ放射性物質すら残さず消滅させたり、私が覚えている場所に人を連れて一瞬で移動が可能です。

  この【異能】を隠すために、皆さんには守秘義務契約を締結していただいていますので、その点をお忘れなく。」


 「本当に放射能は、残っていないのですか?」


 「少なくとも、原子炉から発生する放射能は、消えてなくなっていますので、安心してください。

  後で、ゆっくりと調査して検証してください。

  この後、原子力発電さんの東開原発に行かないといけないのですが、他に何かありますか?」


 「原子炉跡地を埋めてくれるという話だったが、今更で申し訳ないが、片方だけ埋め戻してもらうことは出来ないだろうか。」


 「大丈夫ですよ。

  1号機と2号機どちらの跡地を埋めるのが良いですか?」


 「では、2号機の方を埋め戻していただきたい。」


 ということなので、2号機の跡地に【瞬間移動】して【無限蔵】の土砂で埋め戻してから食堂に【瞬間移動】で戻った。


 「埋め戻してきました。」


 「どういうことですか、姿が消えたと思ったら、現れたちょっとの間で、埋め戻したというのですか?」


 「それが私の【異能】ですから。

  くれぐれも守秘義務契約の事をお忘れなきようお願いしますよ。

  あとは、大丈夫ですか?」


 「大丈夫です。

  これ以上、早矢刺社長の力を知ってしまうと後戻りできなくなりそうなので、我慢します。」


 「私も、手遅れのような気がしますが、大丈夫です。」


 「はい、大丈夫です。」


 と3人とも納得してくれたみたいなので、モチヅキさんたちと3人で【隠蔽】&【鬼動】を使って原子力発電の東開原発入口に移動した。



 原発入口には、原子力発電の品川副社長と大井部長に小山課長の3名が待機しており、【隠蔽】を解除して挨拶すると、いつものように3人がびっくりしていたが、品川副社長から鶴賀原発を処理した時の話を聞きたいと言われたが、ここの原発処理を先に済ませることにして、原子炉建屋に案内してもらった。


 いつものように処理する範囲を確認してから【真眼】で点検すると周囲に瘴気有りが1人と、無しが3人の気配を四方に確認できた。


 「品川副社長、周囲に隠れている人が4名いるようですが、お約束を違えられる。という事で良いですか?」


 「そ、そんなことはありません。

  誰も隠れたなどいませんが、どういう事でしょうか。」


 「そういう事ですか。

  あくまで、しらばっくれるという事でよろしいのですか?

  これが、2回目の確認です。

  3回目はありませんよ。」


 「品川副社長、早矢刺社長はすごい能力をお持ちなんだ、社長が隠れている人間が居ると言ったら居るんだから、しらばっくれようなんて、思ってはいけませんよ。」


 とモチヅキさんがフォローしてくれる。


 「知らないものは、知らない。

  さっさと約束通り原発建屋を処理していただきたい。」


 と言うので3人の方を改めて確認すると大井部長と小山課長が、小型カメラを隠し持っているのが、確認できた。


 「本当に残念です。

  モチヅキ役員、これは原子力発電側の契約違反という事でよろしいですね。」


 「もちろんです。

  原子力発電が契約違反したという事実を私が証言します。」

 

 「私も、原子力発電側が契約違反したことを確認しましたので、証言します。」


 とクボキ部長が、発言したと思ったら、ビクッとしてから場所を移動した。


 「な!なにを言い出すんだ。

  そんな証拠などどこにもないだろう。

  さっさとこの原子炉建屋を契約通り処理したまえ。」


 こんな問答をしていても時間の無駄なので、


 「おい、そこにこそこそと隠れている原子力監督庁のタカハシ!! 出てこい。

  お前には、新橋の会議室で、これ以上、絡もうとするならC国一等書記官の李までのスパイルートを証拠付きで公安に突き出すと、最後通牒を出してあったはずだ。

  それが分かっていて、絡んできたという事は公安行きだからな覚悟しておけよ。」


 と脅してやったら、建物の陰からゴキブリ課長タカハシが現れた。


 「か、勘弁して欲しい。

  私だってやりたくなかったんだが、上の言いなりに動くことしか、できないんだ。

  さもないと、能力も無いのに情報提供を条件に裏から手をまわして手に入れた今の地位から追い出されてしまう。

  家族の為にも、来援高校生になる娘の為にも課長の椅子にしがみつくしかなかったんだ。

  勘弁してくれ。」


 本当にこいつは、屑の塊だ。

 【思考分析】しながら聞いていたが、徹頭徹尾、”かぞく”の”か”の字も思い浮かべることなく自分の保身と金の事しか頭に無かったのだから。


 「お前の言っていることが、真実なら救いようもあったんだけどな。

  最初から最後まで、自分の保身と金の事しか頭に無かったのが、残念だよ。

  これで、お前は地獄行き決定だ。」


 「品川副社長、嘘はいけませんね。

  これで契約違反の、証拠が確実になりましたね。

  ね、クボキ部長」


 「はい、ばっちり高橋課長の発言一部始終を品川副社長が映り込むアングルで録画しました。」


 そう、さっきクボキ部長がビクッとなったのは、いきなり【思念伝達】でこれから起こることを品川副社長が映り込むアングルで録画するよう依頼したためだったのだ。


 「品川副社長、それでは今回の東開原発処理に関しては、契約違反のため、解約とさせていただきます。

  違約金は、契約書にも書かれていますが、処理費用と同額の1,000億円ですので、鶴賀原発の分と合わせて2,000億円の支払いをお願いします。

  それでは、モチヅキさん、クボキさんまいりましょうか。」


 どこかで聞いたようなフレーズだが、気のせいだろう。


 「待っ、待ってください。

  私たちは高橋課長に脅されて仕方なく従っただけなんです。

  ここで、原発処理も出来ずに違約金で1,000億円なんて、払えません。

  どうか、どうか、お願いします。

  処理していただくか、違約金を減額していただけないだろうか。」


 「残念ですが、あなた達には3回やり直すチャンスを与えましたが、すべてを無駄にしたのは、あなた達です。

  契約違反であり、守秘義務契約違反でもありますので、しっかりと、責任を取っていただきたい。

  これは、慈善事業ではありません。

  モチヅキ役員から何かありますか?」


 「品川さん、残念だよ。

  早矢刺社長が2回目の確認の時に「3回目は無い」とわざわざ、釘を刺してくれたのに無視をしたのは品川さん、あなただ。

  高橋課長に脅された時に相談してくれていれば、早矢刺社長が適切に処理してくれたのになんで、相談してくれなかったんだ。

  正直に言おう。

  関西地域発電の荒川副社長、中国地域発電の足立副社長、九州地域発電の豊島副社長、東北地域発電の太田副社長からは、高橋に脅されていると相談があったんだよ。

  そのたびに早矢刺社長に確認して脅しを無視するようアドバイスしていたんだ。

  あなたから相談が来なかったので、高橋も諦めたのかと思っていたら、こんなことになっていたなんて、本当に残念だよ。

  私にしてあげられることは、何もない。」


 「高橋!!、おまえのことは、公安に資料付きで送っておくから、覚悟しておくんだな。」


 と最後通牒を突き付けてからモチヅキさんとクボキさんに声をかけて新橋の小会議室へ帰ってきた。

 モチヅキさんが、何か言いたげであるが、


 「今日は、お疲れさまでした。

 あの高橋のことは、絶対に許せないので、これから公安にC国スパイの証拠資料を警察庁警備局に持っていいます。」


 と話すと


 「お疲れさまでした。

 また、明日も8:40にお待ちしてますのでよろしくお願いします。」


 と何も切り出されることも無く、そのまま帰ることになった。

 

 新橋本社から日比谷公園を抜けて帰りがけに、中央合同庁舎第2号館にある警察庁に立ち寄って受付にあらかじめ用意してあった[C国スパイの証拠資料 善意の第三者より]と書かれた封筒を渡しながら


 「警察庁警備局にお願いします。」


 と言って[ハウス]に帰った。



次話 ◇追加清掃(4)◇ 09/10~

  

この小説を読んでいただけた皆様に感謝を!!

面白いと思っていただけた皆様には、さらに感謝を!!


続きを読んでみたいという方にお願い

まずは、ブックマーク登録と★をお願いします。


ブックマークや評価は、次話投稿の励みになります。

大変お手数ですが下にある☆☆☆☆☆から評価をお願いいたします。

興味ある、面白いと思った方は★★★★★を是非是非お願いいたします。


ご意見、ご感想や誤字報告等も大歓迎でお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ