第21話 ◇お掃除屋さん(1)◇ 08/22~
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◇お掃除屋さん◇ 08/22~
早速、今日から最優先で譜久島第一原発の原子炉及び原子炉建屋を処理しに来た。
昨日のうちにパスカードも受け取ったし検問などにも事前連絡されているので、問題なく出入りできるようになっていた。
原発に着くと今日からが本格的な処理作業の開始という事もあり関係者10名が全員が白い防護服を着て勢ぞろいしていた。
「おはようございます。
皆さん勢ぞろいなんですね。」
モチヅキ役員が代表して
「早矢刺社長、おはようございます。
今日は原子炉1号機からの処理という事なので、皆で確認させていただきます。
今日は、原子炉周辺から作業員などは、すべて立ち入り禁止にしてありますので、いつでも作業を開始していただけます。
どうかよろしくお願いいたします。」
と言うと免振重要棟の会議室に案内されて
「こちらで、防護服にお着換えください。」
と渡されたが、防護服に着替える前に念のために【隔離結界】に【聖】属性を付与した【隔離結界(聖)】を全身に纏わせてから防護服を着て放射線カウンターを胸元に取り付けて準備は終わった。
貴重品はないのだが、私服などはすべて【無限蔵】に収納して部屋を出たらハシモトリーダーが居たので、
「では、始めましょうか。
処理結果の確認は、1~4号機の処理が終わってから確認してください。
因みに、原子炉がメルトスルーしてるとしたらどの程度まで掘らないと駄目ですかね。」
「申し訳ありませんが、予想が付きません。」
「良いでしょう。
メルトスルーを考慮して原子炉と建屋部分に関しては、とりあえず30mの深さまで処理しましょう。」
と言ってハシモトリーダーが運転する車に乗せてもらい原子炉建屋4号機の前に着いたので、窓から[天石]を建屋に投げ入れて、1号機から4号機の建屋をまとめて【隔離結界】で地下30mまで隔離してその場を離れた。
安全地帯まで戻ってくると、皆が集まってきたので【隔離結界】に【闇】属性を付与して見えなくしてから【閉鎖型紅炎】を発動した。
モチヅキ役員から
「今までは、処理する時に白光が出ていたと思いましたが、この真っ黒な物は何ですか?」
と聞かれたので、
「処理する対象物が多くなると白光も大きくなって目立ってしまうので、ひと工夫して周囲に白光が漏れないようにしたんです。」
と説明して【紅炎】が収まったのが確認できたので、【隔離結界(闇)】を解除して現場に戻るとそこには、深さが30mもある巨大で四角い穴が口を開けて俺たちを待っていた。
巨大な穴の周囲に見える冷却管と思われる管からは、水なのか海水が流れ落ちていた。
ざっと底面を見渡したところメルトスルーしている形跡も残っていないので、原子炉と原子炉建屋の処理は問題ないだろう。
これで、放射線発生源を元から断ったのでひと安心して良いだろう。
少し早いが、食堂へ戻り昼食を食べている間に、処理の結果と次の作業場所が指示されることになった。
食堂では、周囲の作業員からは、普段あまり見ることのない役員や部長の一団に注目が集まったが、食事をしていると急に騒がしくなったので聞き耳を立てていると、”1-4号機のあった場所に大穴が開いて何も無くなっている。”という事だった。
昼食も食べ終わり休憩していると、原子炉跡地に流れ込んでいたのは、冷却水で汚染されていないので問題ないことがわかった。
放射線も処理地からは、検出されていないことが確認されたので、税込み4,400億円の売り上げだ。
次に指示されたのは、原子炉建屋周囲の施設と地下施設を含む地下5mまでの処理という事だった。
今度は、原子炉建屋と海側が対象で、作業員退避が終わる13:30迄待機となった。
今回指示された面積をGodleEearthで確認すると、76,508平方m×5mで382,540立法mとその上に建つ建造物一式なので、計算が面倒くさいことになっているので、今後は土地+建造物処理の場合は、両方合わせて土地の容積:1立法m=1,000kgということで、合意することが出来た。
今回は382,540立法mなので、税込み12億6千238万2千円という事になる。
こりゃ金を売るより効率が良いぞ。
ついでにモチヅキ役員に
「海側の土地を消すと海水が流れ込むことになるが、海側の護岸や防波堤などどうしたら良いですか。」
と聞くと
「どちらも汚染されているので処理はしたいが、無くなるのも困るので、何か良い方法はないか。」
と逆に相談されたが、俺には【土石変成】があるので、どうとでもなる
「物は相談なんですが、防波堤は必要ですか?
必要なら護岸も防波堤も作るだけなら簡単ですよ。
テトラポットや設備等を一緒に処分してしまうので、テトラや設備は、後から御社の作業で入れてもらうようになりますけど、どうしますか?
一応、作るだけなら費用は、処理費用+作成費用だと単純に2倍で良いですよ。」
と答えておいた。
「そんなことまで出来るなら是非ともお願いしたいが、内部で持ち帰ってどこまで必要か検討させてください。
今日のところは、海水が入らないよう護岸部分を5m残して処理していただけますか。」
具体的な指示が出たので、ここも[天石]を投げ入れてから【隔離結界(闇)】+【閉鎖型紅炎】で処理が終わって巨大な窪地が出来上がった。
次に指示されたのは、6号機の奥にあるガレキや伐採木などを保管している街道と海に挟まったエリア全面だった。
同じように海岸沿い5mを残して欲しいという事だったので、複数回繰り返さないと難しそうだ。
対象地域へ車で移動して【真眼】で探ると、ガレキの陰に隠れた人間が居ることが分かったので、ハシモトリーダーに
「あそこの陰に人が居ますよ。」
と伝えるとスドウ君とナリタ君を従えてそいつが居るところまで行くと捕まえて連れてきた。
手にスマホを持った作業員をハシモトリーダーが問い質すと
「今日から何か新しい作業を行っているようだったので、その作業を動画サイトに投稿しようとしただけ。」
と答えているが、俺の【思考分析】では、”C国のスパイで動画サイトは、仲間内への情報提供で、指示があれば破壊工作までする。”と理解できたので、モトヅキ役員にそっと耳打ちした。
「こいつC国のスパイで、破壊工作のプロみたいですよ。」
そう伝えるとびっくりした顔で、俺の顔とスパイの顔を見比べるモチヅキ役員だった。
日本には、スパイと言うだけで処罰する法律は、無いのでせいぜいが追い出すくらいしかできないが、このスパイを入れてきた業者は、要注意だろう。
そんなことをしていると、街道沿いに車が止まっているのが見えたので、【思考分析】を掛けると、今度はK国のスパイだと分かったので、車ごと【隔離結界(闇)】で、囲んでから作業を開始した。
C国もK国もコソコソと本当に邪魔だ、時間が30分も無駄になってしまった。
今回の指定されたエリアが、凹凸のある地域だったので、土地に合わせて【隔離結界(闇)】を変形させて処理しなければならないので、車で移動しては[天石]を置いて【隔離結界(闇)】で囲んで【閉鎖型紅炎】発動を5回繰り返すと対象地域の処理が終わった。
作業も終わったので、スパイを閉じ込めていた【隔離結界(闇)】を解除してやると、タイヤをスピンさせながら急発進して見えなくなった。
手間はかかったが、対象エリアは、883,974平方m×5mとなり4,419,870立法mだったので、税込み145億8千557万1千円となった。
車で免振重要棟まで戻ってきて防護服と放射線カウンターを返して【隔離結界(聖)】を解除してからシャワーを浴びて私服に着替えた後、放射線を測定してもらい問題ないことが確認できた。
(地面ごと5m削って【閉鎖型紅炎】で処理しているが、車が通る分の道はちゃんと残しているので、車移動は問題ない)
「早矢刺社長、実際に本日の作業を拝見して改めてあなたにお願いして良かった。
先ほど見つけていただいたスパイや他のスパイ等も含めて排除するため、私たち関係者以外は、明日までにすべて退去させるので、残りの作業は、明日9時からお願いしたいのだが、良いだろうか」
「問題ございません。
それでは、明日9時にどちらに伺いましょうか?」
「明日の作業は、この免振重要棟以外すべてを処理していただく予定なので、免振重要棟前まで来ていただきたい。」
という事になった。
皆と別れてから周りに人が居ないことを確認して念のため【隠蔽】を掛けてから【瞬間移動】で板橋のアパートに戻ってきてから近所のソバ屋で鴨南蛮そば大盛りを食べてから寝た。
チーン本日の売り上げ発表 税込み4558億4795万3千円也
次話 ◇お掃除屋さん◇ 08/23
・隔離結界(闇):霊素を元に周囲と隔絶した空間を作り出す能力。闇の属性を付与することで、結界が黒色化して内部からも外部からも見ることが出来なくなる。瘴気を持った相手からは、感知も侵入もできない閉じられた空間。鬼神が使える能力
・隔離結界(聖):霊素を元に周囲と隔絶した空間を作り出す能力。聖の属性を付与することで、害を成す全ての物を取り込まなくなる。瘴気を持った相手からは、感知されなくなる。鬼神が使える能力
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