表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼神王覚醒  作者: 森豆太郎
18/109

第18話 ◇ありふれた日々◇ 08/17~

初めての作品投稿で、試行錯誤の毎日ですが、わざわざ探して読んで頂いている皆様が居るという事をアクセス解析で確認するたびに感謝するとともにブックマークと評価★が伸びてこないという現実もあり、このまま進んで良いものなのか、悩む毎日です。


ブックマークと★が欲しくて堪らない作者にワンクリック、ツークリックの応援をお願いいたします。

◇神域ネットワーク完成◇ ~08/14


 博子の家族と初顔合わせの後、宮崎中継所⇔霧島避難所、熊本中継所⇔霧島避難所と連絡用回廊を繋いでいき、最後に残った霧島避難所から那覇中継所までの700kmも無事につなげることが出来た。

 これによって、各避難所内が移動用回廊でつながり、避難所と中継所が連絡用回廊でつながり、避難用回廊で地上とつながったので、すべての関係者が異能などを使わずに避難用出入口、中継所、各避難所及び各層を移動することができるようになった。


 これで、長かった神域ネットワークの完成だ。



◇ありふれた日々◇ 08/17~


 避難所関連の作業で、最高に時間も手間も掛かった連絡用回廊作りが、終わった。

 ”大災厄”まで4か月半程の猶予が出来たので張りつめていた気が抜けてしまい典型的な燃え尽き症候群状態に入ってしまったようで、ここ2日ほど何もする気が起きず家でだらだらと過ごしていた。

 そんな時に博子から着信があり慌てて通話ボタンを押して話し始めた。


 「潤さん、今はなしても大丈夫ですか?」


 「もちろん、ダイジョブだよ。」


 「うちのアパートに来た時に、半月ぐらいしたらひと段落すると言っていたので、電話してみました。

  お仕事の方は、大丈夫なんですか?」


 「ああ、地下での仕事は無事に終わったけど、少し疲れたんで休んでいたところだよ。」


 「よかった、それなら会えませんか。

  会いたいんです。」


 「うん、大丈夫だよ。

  これから迎えに行こうか。」


 「今日は、私が潤さんのアパートに行きたいです。

  途中で材料も買っていくので、一緒に二人っきりで食事もしたいです。

  これから行くと1時間位で着くと思うので、中板橋駅の改札で待っていてもらえますか。」


 「すぐに迎えに行くけど、駅が良いの」


 「はい、駅で待っていてください。」


 「わかった、じゃあ今から1時間後だと10時半くらいだね。

  気を付けて来てね。」


 という事になった。

 博子に会えると思ったら俄然やる気がわいてきた。

 ふと、散々我慢させてきた博子にサプライズ!!と思いついたので、金狐の所へ【瞬間移動】した。

 【神域結界】を抜けて館の前まで進むと銀狐が出迎えてくれた。


 「鬼神王さん、お久しぶりですね。

  今日はどうされました?」


 と聞かれたので、


 「今日は金狐に個人的な頼みがあって会いに来たが、金狐は居るか?」


 と銀狐に説明した。


 「母様なら奥に居るから入ってください。

  母様~~鬼神王さんが頼みがあるんだって~」


 と元気よく声を張り上げると


 「どうぞ、お入りください」


 と言うので、銀狐に続いて靴を脱ぎ長い廊下を進み始めていつもの客間に通されたので、挨拶した。


 「お邪魔します。

  今日は急にお邪魔してすみません。」


 「潤殿であれば、いつでも歓迎するぞ。

  して、今日は何の用じゃ。」


 「実は、前にお話しした、ハワイの神社の件なんですが、

  今日、これから連れて行ってもらえませんか?」


 「どうしたのじゃ。」


 「はい、神域のネットワークがひと段落しまして、寂しい思いをさせてきた博子にサプライズで喜んでもらおうと思いましてお邪魔した次第です。」


 「ハワイと言ってもオアフ島とハワイ島の神社だけだが、良いのか?」


 「はい、十分です。

  あとは、二人でゆっくりと散歩しながら観光しようと思いますので、お願いできませんか。」


 「まあ、良い、あの娘のことは私も気に入っているからの

  このまま【瞬動】で連れて行けば良いか?

  今の時間に行くとハワイは、金曜の14時過ぎの時間じゃぞ。」 


 「それで大丈夫です。

  お願いします。」


 「それでは、手をつなぐが良い。」


 「母様!!銀狐も行ってみたいです。」


 「潤殿、銀狐も一緒で良いかの?」


 「はい、問題ありません。

  一緒に行きましょう。

  いま【隠蔽】を掛けますね。」


 どういう訳だか、銀狐は私の手を握ってきた。


 「それでは、ハワイへ行くかの

  まずは、オアフ島の方からじゃ」


 神社に着くとすぐに【隠蔽】を解いて観光客に紛れ込んで、10分ほど周囲の偵察もかねて散策した。

 どうやらここは、砂糖キビ栽培に従事した人たちの生活を再現している場所のようだ。


 「金狐よ悪いが時間も無いので、次のハワイ島の方をお願いできるだろうか。」


 「よし、わかった。

  銀狐も移動するから戻ってこい。

  【隠蔽】を頼むぞ。」


 ということで、次のハワイ島の神社へ移動した。

 こちらでもすぐに観光客に紛れ込んで、【隠蔽】を解いてから前と同じように10分ほど周囲の偵察もかねて散策した。

 ここは、住宅街の中にあり目の前に広大な敷地の日本でいう中学校や小学校、高等学校が集まっている文教地区らしい。


 「金狐、ありがとう。

  これで、博子がびっくりして喜んでくれるサプライズが出来るよ。

  本当に、ありがとう。

  これで、自分の力で来られるようになった。

  この後、博子が我が家の最寄り駅に来るので、迎えに行かなければならないので、ゆっくりしてられないので、私は帰らせてもらうが、二人はこの後、どうする?」


 「母上、せっかく来たんだから少し遊んでから帰りましょうよ。」


 と娘にねだられてしまっては、帰るという選択肢は無いようだった。


 「私たちは、しばらくこちらで観光してから帰ることにするので、ここでお別れじゃ。」


 「今回は、個人的なわがままに協力していただき非常に感謝しています。

  ありがとうございました。

  では、私は先に日本へ帰りますので、楽しんできてください。」


 「潤殿も働くばかりではなく、たまには英気を養うことも忘れずにの。

  それでは、さらばじゃ。」


 と母娘二人でタクシーを拾って

 「リーズ・ベイのシーフードレストラン」

 という声が聞こえたので、まずは腹ごしらえをするようだ。


 二人を見送ったので、自宅まで【瞬間移動】で戻ってきたら時間が10時20分になっていたので、そのまま駅へと向かった。

 駅へ着いたのが丁度、10時30分だったが、博子はまだ来ていなかったので、そのまま待つとすぐに各駅停車が到着し、しばらくすると博子が小さく手を振りながら改札を出てきた。

 何と愛おしいのだろうか。

 

 「待ちましたか?」


 「今きたばかりだよ」


 「今日は頑張って料理するんで期待してくださいね。

  まずは、食材を買いたいので、スーパーに行きましょう。」


 という事になって、帰り路から1本奥に入ったスーパーに行くことになった。


 「潤さん。

  えーっと、食材と調味料は、どんなものがりますか?」


 「ここのところ外食ばかりだったので、食材は何もないし、調味料と言っても、砂糖、塩、胡椒、醤油、日本酒、ワサビ、からし、ラー油くらいしかないよ。」


 「わかりました。

  じゃあ、私についてきてください。」


 と言われ、買い物かごを乗せてカートをおしていたら博子が横に来て腕組みしてきたので、周りの迷惑も顧みず二人並んで店内で買い物をした。

 米、卵、鶏肉、玉ねぎ、レタス、キューリ、プリトマト、牛乳、ケチャップ、ソース、コンソメなどを買い物かごに入れて、レジに並び順番が来て金額が出ると博子が二人の共通財布をバックから出して支払った。

 (付き合い始めのデートの時は、俺がお金を出していたのだが、博子から自分も出したいからと言われ、二人の共通財布を作って二人で同額を入れて、デートの時は、そこから博子が支払うという約束にしたのだった。)

 食材を二人レジ袋に詰めた。


 「はい、潤さん

  重いんでこれ持ってもらえますか。」


 と荷物を持たされてしまったが、なんだか嬉しい。

 二人で腕を組んでアパートまで帰り着いた。

 持っていたバックからエプロンを出すと、テーブルに食材を出しながら米を研いで、ステンレス鍋で米を炊き始めた。


 「そこに炊飯器あるよ」


 と伝えるが、


 「炊飯器だと時間がかかるんでこの方が早いんです。」


 と火加減を見ながら、食材を刻んで、次の準備に取り掛かっている。


 我が家は、かなり古いアパートなので、流しも小さくコンロも1口ガスコンロで、料理もし辛いと思うのだが、そんな後姿が愛おしくなり後ろから抱きつくと


 「危ないから()()ダメです。」


 と怒られてしまった。

 その後はてきぱきと流れるように料理が出来上がっていく。

 皆さんご想像の通りオムライスとサラダそれにスープが出来上がりました。

 当然ながら料理が出来たがった時に、使っていた道具などは、洗いあがって片付いていたのでした。


 テーブルに向かいあって


 「「いただきます。」」

 「めしあがれ。」 


 「「ごちそうさまでした。」」

 「おそまつさまでした。」


 食べ終わった食器を流しに持っていき、洗い終わるのを待っていると博子が戻ってきて抱きついてきたので、頭を撫でながら。


 「さみしい思いをさせてごめんね。

  今日は何時まで大丈夫かな」


 「兄には、外で食事してくるって言ってきたから21時頃までに帰れば大丈夫。」


 「よし、残り9時間位だからすぐに出かけるよ。

  準備は良い。」


 「どこに行くの?」


 「いいところに行くよ。

  手を繋いで、目をつぶって。」


 【隠蔽】&【鬼動】発動ハワイ島へGo


 「はい、良いよ。」


 「え!!え!!

  ここはどこ?

  何で夕暮れなの?」


 「はい、ここはどこでしょうか?

  ジャジャーンここはハワイのハワイ島で~す。」


 「あ!え!は!

  なんて?

  ハワイぃー~」


 「サプラァーイズ。

  ここは、現在17時のハワイ島でーす。」

  ちょっと移動するよ。

  ヘイ!タクシー」


 とタクシーに乗ってカメハメハ大王像の近くまで移動して、大王像の前まで来て


 「へえ、これがハワイ島のカメハメハ大王像だってさ。

  本物はオアフ島と言うところにあるみたいだけどね。」


 と説明しますが、博子はまだ茫然自失状態でうなずくだけなので、腕を組みながら海岸の方までゆっくりと歩き始めました。

 車道を超えていくと小さな海岸に出あので、少し歩くことにしました。


 しばらく砂浜を歩くと大きな流木があったので二人で腰かけて話し始めました。


 「半年もほったらかしにしてしまってごめんなさい。

  そのおかげで、日本中に避難するためのネットワークが完成したよ。

  金狐さんや銀狐たちにも手伝ってもらっている。

  年末までには、人が住める環境を整えられると思っているので、博子にも一度見てもらいたい。

  金狐や他の仲間とも話したけど、来年になると”大災厄”が起きるのは避けられないみたいだ。

  12月に入ったら、徐々に避難活動を開始するから忙しくなると思うんで、それまでに一緒の時間を過ごしたいと思っている。

  この前、御両親とお話しさせてもらったけど、あの後何か言われた?」


 「信じてはいたんですけど、潤さんの話は本当だったんですね。

  実はあの後、父から『社長と言ったって何をやっているんだか怪しいし、あんな良い職場を辞めるなんて何を考えているんだ。

  おまけに来年には危険な事が日本で起こると言ってるような怪しい奴との結婚は認めない。

  避難などどいって仕事を投げ出すことなど出来ん。』と言われてしまって、困っていたんです。

  母は私の味方で、潤さんとの結婚にも反対はしていないのですが、この前以降、父の態度が頑なになってしまっていて、母ともどうしたらよいかと相談してました。

  今日の事を考えると潤さんの話は、現実に起こることなんだろうと分かるんですが、どうしたら父が納得するのか見当もつきません。」


 「まだ5か月あるから慌てなくても大丈夫だからゆっくりと二人で考えて行こう。

  お母様が味方なのが心強いけど、お兄様はどんな感じなの」


 「兄は、『博子の結婚だから思った通りにすればいい』と言ってるけど、仕事に関しては、どちらかと言うと父よりの考えなんで、『何で避難するのか意味が分からない。そもそもそんな危険な事が起こる訳が無い。』と避難しないと言ってるの」 


 「そっか。

  最悪は、今日みたいに移動することもできるからね。

  一緒にご家族が納得できるように説明していこうね。」 


 と話していると日が傾き夕焼けが空を染め始めていました。

 腕時計を見ると13時前だったので、博子に


 「お土産でも買って帰ろうか。

  マカダミアナッツのソルト味、わさび味、バターガーリック味とかがあるみたいだよ」


 と話すと


 「お土産、私も見てみたい。」


 という事になって店を探して買い物をすることになりました。


 「会社のお土産用は、マカダミアナッツチョコレートを買って、家族にはアロハを買いたい。」


 「会社にハワイ土産を買っていくと、いつ行ったとか聞かれるから無しで良いんじゃない。」


 「普段、お世話になっている先輩たちに買っていきたい。

  友達に貰ったっていうから良いでしょ。」


 「そういう事なら良いんじゃない。

  確か総務課長の大河さん甘いもの好きだったから喜ぶと思うよ。」

  あっ!!お金どうしよう。」


 「大丈夫。カードで買えばいいだけだから任せて。

  (探せば、両替所があるだろうけど面倒だからね。)」


 無事にお土産も買えたので、日本に戻ることにして大きな荷物を抱えて人目につかない建物の陰に入って【無限蔵】に収納していたら4名の若者に囲まれてしまったのです。


 「$%#”Give me money &%!$%」


 どうやら強盗みたいで、一人がこちらに向けた紙袋に手を入れています。

 恐らく、と言うか紙袋の中は拳銃でしょう。

 4人とも瘴気まみれで、紙袋を持っている人が一番濃く瘴気を纏っています。

 念のため博子に確認してみます。


 「博子、どうやら強盗みたいなんだけど、あの4人てどういう風に見える。」


 「なんだか、真っ黒い靄みたいなもので全身が覆われているけど、あれは何ですか。」


 と腕をつかんで震えています。

 【瘴気感知】が使えるようです。


 「あの黒いものが、人に危害を加えようとか考える人間から出る”瘴気”だよ。

  汚い色だよね。

  ちょっと待ってて。」


 「お金を渡せば済むなら危ないことはしないで」


 「ここは、アメリカだからアメコミ風に終わらせるから待っててね。」


 というと、4人を【念動力】で動けないように拘束してから


 「sorry」


 と言いながら紙袋ごと拳銃を取り上げました。

 後は動けないようにして警察呼べば良いんだけど、どうやって拘束するか周りを探しても何もないので、4人に【思念伝達】で、(座って動くな)と強制してから”911”に連絡して


 「日本語を話せる人をお願いします。

  強盗を捕まえました。」


 「刑事のハヤマです。

  どうされましたか。」


 「ケアウ・ストリートの土産物屋の陰で4人の強盗に襲われました。

  現在、その4人は拘束して拳銃と一緒に確保しています。

  どうしたらよいですか?」


 「その場を離れず、安全を確保して私が到着するのを待っていてください。

  5分で行きます。」


 さて、困った。

 パスポートなんて持ってない不法入国状態だぞ。

 どうするかな。


 「警察に電話したけど、警官が来るまでここで待ってろと言うんだけど、どうしようか。」


 「危ないことはしないでと言ったのに、怪我はなかった。

  警察が来るまで待っていましょ。」


 「でもさ、俺たちパスポートも持ってないし正規の手続きで入国してないよ。」


 「あ!!」


 「そうだろ、どうする。」


 と言ってる間にパトカーが到着して日系人らしい顔立ちの警官が寄ってきました。


 「あなたが、通報者で、座っている4人が強盗犯ですか?」


 「その通りです。

  あの紙袋の中に拳銃が入っています。」


 警察カラーのパネルバンが一緒に来ており、4人が乗せられて連れて行かれました。

 しっかりと【思念伝達】で(正直に前科も含めて自白しろ)と強制したので、聴取はスムーズに終わるでしょう。


 「あなたの身分証明書を見せてください。」


 「それが、今手元に無いんです。」


 「どういうことですか?」


 こうなってはしょうがないので、財布から日本の免許証を見せて【思念伝達】で(これで証明書確認は終わったので、開放して返せ。)と強制してやり過ごすことにしました。


 「証明書確認ありがとうございました。

  いつまでこちらに滞在しますか。」


 「この後、日本に帰ります。」


 「気を付けてお帰り下さい。

  あなたが無事で本当に良かった。」


 という事になって解放された。

 (後日、強盗4人を起訴する検事がハヤマ刑事を呼び出し被害者情報が不明瞭な点を指摘したが、4人の供述から余罪も含めて強盗容疑は揺るぎないので、そのまま起訴されて有罪判決を受けたとは、知る由もない)

 周りは、すっかり暗くなってしまっていたが、腕時間を見ると15時だった。

 土産物屋に入ってから2時間も経っていた。

 博子と手を繋いで【隠蔽】&【鬼動】で日本へ帰ってきた。


 「びっくりしました。

  いきなりハワイなんて、おまけに強盗に会うなんて」


 「良い経験になったね。

  これから来年になるともっとびっくりすることが、まだまだ起こるけど俺が一緒だから大丈夫。

  少し試したいことがるんだけど、良いかな」


 「なんですか。」


 「(この声が聞こえる)」


 「な!何ですかこれは!頭に直接声が」


 「【念話】と言うものなんだけど、博子も『俺に届けたい』と思いながら何か伝えようとしてみてくれる。」


  (大好きです)


  (聞こえたよ。)


 顔を赤くした博子に【念話】を返した。

 ハワイで博子は、瘴気が見えていたので、金狐の加護を受けているのでもしかしたらと思い試してみたら【念話】が使えたのだった。


 「博子は、八幡神社で金狐から加護を貰っているので、異能の一部が使えるようになってるみたい。

  多分だけど、ハワイで見えた【瘴気感知】と【念話】という能力があるみたいなんだ。

  【念話】は、届く距離が不明なんで携帯もあるしこれから徐々に試すとして、とりあえずは、色が濃い瘴気が出ている人間は、危険な状態だから気付いたら近づかないように避けて欲しい。」


 「(了解)」


 と早速【念話】で返事が返ってきた。

 今日は、21時まで時間があるので、久しぶりに二人でまったりとした時間をベットの上で過ごしていたが、19時を過ぎると流石にお腹がすいてきたので、何を食べようか考えていると博子から


 (日本ならどこでも行けるの?)


 (大丈夫だよ)


 (久しぶりに梅田の三船でお好み焼きが食べたいんだけど)


 (よし、行こう)


 【念話】の扱いにも随分慣れたようだ。

 二人で服を着て帰り支度をしてから手を繋いで【隠蔽】&【鬼動】で三船を訪れた。

 少し待ったが、無事に店内に入りミックス焼2枚と焼きそば大盛りにウーロン茶。

 締めにみつ豆クリームとあんみつクリームを頼んで、二人ともお腹いっぱいになったので、少し周辺を腕を組みながらブラブラしてから博子を送るために東中公園へ【隠蔽】&【鬼動】で移動してからアパートまで送っていった。

 アパートの門扉を空けて階段を昇る前に【念話】が飛んできた。


 (帰りたくないよぉ

  ずっと一緒に居たい。)


 (それは、俺も一緒だよ。

  だけど、今から博子の家族に心配はかけたくない。)


 と返して口づけするとゆっくりと階段を上がり始めて扉の前で手を振る博子であった。

 家に入ったのを見届けたので、そのまま家まで【瞬間移動】で帰ってきた。


 こうして”ありふれた一日”が終わり”大災厄”に備える日々に戻るのであった。



次話 ◇ベクレルクリーナー(1)◇ 08/19


 

・隠蔽:自分の体及び体に触れている物に結界を纏わせて、周囲の人間から認識されなくする。

=====================================

8/11 ブックマーク頂きました。ありがとうございます。

この小説を読んでいただけた皆様に感謝を!!

面白いと思っていただけた皆様には、さらに感謝を!!


続きを読んでみたいという方にお願い

まずは、ブックマーク登録と★をお願いします。


ブックマークや評価は、次話投稿の励みになります。

大変お手数ですが下にある☆☆☆☆☆から評価をお願いいたします。

興味ある、面白いと思った方は★★★★★を是非是非お願いいたします。


ご意見、ご感想や誤字報告等も大歓迎でお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ