第14話 ◇八幡神社にて◇ 03/02~
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◇八幡神社にて◇ 03/02
神域ネットワーク作りも落ち着いてきたので、八幡神社で神狐一族と打ち合わせだ。
八幡神社の結界の中にある金狐の館を訪問して、玄関から声をかけると銀狐が出てきていつもの客間に案内してくれた。
上座に座って待っていてくれた金狐から
「久しぶりだが、いかがして居った。
あれから無しの礫だったので、一人で富士山に封印されている魑魅魍魎を潰しに行ったのかと思って居ったぞ。」
「イヤイヤ、いくら何でもそれは、無理な話でしょ。
”大災厄”が起こった時に逃げ込めるように避難所などを作って神域ネットワークを作っていたんだよ。
未完成だが、やっとひと段落したんでこうやって打ち合わせに来たというわけだ。」
「して、その神域ネットワークとやらは、どんな感じなんじゃ。」
「現状では、中央避難所として原宿、伊勢、地方避難所として霧島、熱田、札幌の神域地下に各4層の人間用の避難所と小規模避難所として氣比、諏訪、吉備津に各3階層の自然環境用避難所を作ったので、それぞれの避難所を八鬼神が分担して環境などを作り始めたところだ。
その他は、避難所が無い残りの39府県に1か所ずつ中継所を作った。
そうそう、諸々手配をするために会社を作ったぞ。
この後は、避難所や中継所それに、避難用出入口を繋いで、避難所の住宅や環境を整備していく予定だ。」
「そんなところまで進んでいるのか?
私たちは、何をしたらよいのだ?」
「まず、確認させてもらいたいのは、神狐一族でどの程度の人員を出してもらえるか教えて欲しい。」
「こちらで動かせる数は、
空狐:8人
天狐:128人
仙狐:約2,000人
気狐:約200,000人
野狐:約2,000,000人
合計:2,202,136人 それに私と銀狐が、今の神狐一族すべてじゃ。」
「それはすごいな。
ところで、それぞれがどの程度の能力を持っているのか教えてもらえるか?」
「それぞれの能力なんぞ、普通であれば教える訳がないのだが、このような緊急事態じゃし決して悪用しないというなら教えるが、約定するか?」
「それは、当然の話であり決して、ことが終わった後で、悪用も利用もしないとこの場で約定しよう。」
「それでは、教えて進ぜよう。
・野狐:野生の狐が霊気を得て【念話】が使えるようになった狐たちで、【念話】を使えるようになり種族を超えて意思疎通が可能。
・気狐:野狐が修行の成果を得た狐たちで、【念話】と物を移動させる【念動力】が使える。
・仙狐:神通力に至る前の仙術を修行・獲得した狐たちで、【念話】と【念動力】に見える範囲なら短距離の【瞬間移動】が使える。
・天狐:1,000年間の修行で神通力を得て体毛が白くなった狐たちで、【念話】【念動力】と【瞬間移動】に【慧眼】で自分が見たい場所に視野を空間接続してみることができる。
・空狐:天狐が2,000年間善行を行い肉体から魂が解き放たれた精霊位の狐たちで、神通力を得て【瞬動】【慧眼】【念動力】【念話】【思考分析】が使える。
私と銀狐は、当然ながら今の能力がすべて使える。
以上が、神狐一族と使える能力じゃ。
悪用してはイカンぞ。」
「了解した。
空狐たちが使えるという【瞬動】だが、物体だけではなく神狐たちや人間も一緒に移動できる能力という事で良いか?」
「そのとおりじゃ。
仙狐、天狐が使えるのは、触れている物体や人と共に記憶にある場所へ【瞬間移動】できる能力じゃ。」
「なるほど、【瞬間移動】が見える範囲で物品と一緒に移動出来て、【瞬動】は、記憶にある場所に人や物と一緒に移動できるわけだな。
差し迫って頼みたいのは、避難所の住居等の建物を作るために、【念動力】が使える者を大至急、各避難所に借り受けたい。
ざっくりと計算したところ、各避難所毎に約7百30万人、約342万世帯分の家が必要になるので、八鬼衆たちだけでは、【念動力】の使い手が足りないから、出来る限り助っ人に欲しい。
あと、空狐たちには、神狐一族を割り当てられた避難所へ運んでもらいたい。」
「そういう事なら、私も銀狐も【瞬動】が使えるから空狐たちと共に移動を手伝おうかの。」
「助かる。
この後、各地の避難所を案内したいので、空狐たちを集めてもらえるだろうか。」
「銀狐。
空狐たちを集めてきておくれ。」
「はい、母様」
銀狐が出て行った。
「他には何かあるかな?」
「確認したいのは、神社は、すべて掌握されているか?」
「そりゃ、日本国内8万1千余の神社遍く掌握して居るしどんな小さな社でも野狐は必ず憑いておるぞ。
そういえば、ハワイのオアフ島とハワイ島にも稲荷神社があり野狐と気狐に仙狐も憑いておるぞ。」
「ハワイまで随分と手広くやってるんですね。
因みに、ハワイまで【瞬動】出来るんですか?」
「当然、私や銀狐と一部の空狐は、【瞬動】できるぞ。」
「あとでハワイまで連れてってもらえるか?」
「良いが、なんでハワイなんじゃ?」
「まあ、俺にも個人的に色々あるということで勘弁してくれ。」
「ほ、ほう。
あの娘がらみじゃな。
良かろう。
いつでも良いから都合がよくなったら言ってくるが良い。」
「申し訳ない。
本題に戻らせてもらうが、鬼神一族は、武力装置としては、秀でているのだが、管理や統治という事になると、まるで頼りにならんので、神狐一族には、避難所やこれから日本各地に作る避難用出入口に使う神域を管理してもらいたい。」
「避難所や神域の管理とは、何をすれば良いのだ?」
「大事なのは、避難所に居る人間は、大災厄で様々なストレスを抱えているので、心のケアが重要になる。
【思考分析】が使える空狐たちには、人間たちの不平や不満を掬い取って、暴発しないように”大災厄”を終わらせるまで、安全に暮らせるよう配慮してもらいながら、避難所を維持管理して欲しい。
何か必要な事があれば、随時言ってくれれば、実現できるよう最大限の努力はしよう。
出入用神域については、避難が終わるまで問題が起きないか監視してくれるだけで良い。」
「何か問題があったらどうしたら良いのじゃ?」
「避難所に居る鬼神か鬼衆に言って貰うか、直接俺に言ってきてもらっても良い。」
「しっかりと、バックアップはしてくれよ。」
「了解した。
ついては、避難所に割り振る人員についてだが、考えてみたので聞いて欲しい。
中央避難所の伊勢避難所・原宿避難所と地方避難所の霧島避難所、熱田避難所、札幌避難所の5か所については、
避難所管理部隊1部隊の構成×5拠点
部隊長:空狐 1人×5= 5人
副隊長:天狐 4人×5= 20人
分隊長:仙狐 20人×5= 100人
気狐 300人×5=1,500人
野狐 500人×5=2,500人
合計=6,625人
ただし、特別避難所は、相手が皇族になるので、金狐に責任者をお願いしたい。
中央避難所と地方避難所の鬼神一族分担は、以下の通り。
部隊長:鬼神 1人×5= 5人
分隊長:鬼衆 50人×5= 250人
獄卒 50,000人×5= 250,000人
小鬼 500,000人×5=2,500,000人
特別避難所
鬼衆 20人×1= 20人
獄卒 20,000人×1= 20,000人
小鬼 200,000人×1= 200,000人
合計=2,970,275人
小規模避難所の気比避難所、諏訪避難所、吉備津避難所については、天狐が分隊長として管理してもらいたい。
小規模避難所神狐分隊1分隊の構成×3拠点
分隊長:天狐 1人×3= 3人
副隊長:仙狐 2人×3= 6人
気狐 50人×3=150人
野狐100人×3=300人
合計=459人
小規模避難所鬼神分隊1分隊の構成×3拠点
部隊長:鬼神 1人×3= 3人
分隊長:鬼衆 10人×3= 30人
副隊長:獄卒 10,000人×3= 30,000人
小鬼100,000人×3=300,000人
合計=330,033人
天狐たち128人の内、61人には、残った空狐3人の秘書兼アドバイザーとして各2人計6人で補佐するだけではなく39府県の情報収集・連携・分析を各1狐で計39人、そして各避難所毎の担当として各2人計16人で担当してもらいたい。
39府県の中継所については、仙狐が分隊長として管理して欲しい。
中継所神狐部隊1分隊の構成×39拠点
部隊長:仙狐 1人×39= 39人
分隊長 気狐 10人×39= 390人
野狐100人×39=3,900人
合計=4,329人
中継所鬼神部隊1分隊の構成×39拠点
分隊長:獄卒 1人×39= 39人
副隊長:小鬼100人×39=3,900人
合計=4,040人
日本各地に作成した中継所に繋がる避難用出入口390か所については、仙狐を分隊長でお願いしたい。
出入口神狐分隊1分隊の構成×390か所
分隊長:仙狐 1人×390= 390人
副隊長:気狐 2人×390= 780人
野狐10人×390=4,800人
合計=5,970人
出入口鬼神分隊1分隊の構成×390か所
分隊長:鬼衆 1人×390= 390人
副隊長:獄卒 2人×390= 780人
小鬼 10人×390=3,900人
合計=5,070人
避難所に繋がる避難用出入口90か所(原宿:20か所、それ以外:10か所)については、それぞれの避難所を担当している部隊で調整して出して貰いたい。
各地方に何かあった際の即応部隊として各地域に2部隊配置するための部隊を作り普段は、情報や物資の移動運搬を担ってもらいたい。
神狐遊撃隊1部隊の構成×2部隊×8地方
部隊長:天狐 1人×2×8= 16人
副隊長:仙狐 10人×2×8= 160人
気狐 20人×2×8= 320人
野狐100人×2×8=1,600人
合計=2,096人
七鬼衆部隊1部隊の構成×2部隊×8地方
部隊長:七鬼衆 1人×2×8= 16人
副隊長:獄卒 10人×2×8= 160人
小鬼 200人×2×8=3,200人
合計=3,376人
この人員配置にすると神狐一族の余裕が
空狐:残り 3人
天狐:残り 28人
仙狐:残り 305人
気狐:残り 860人
野狐:残り 1,900人
合計:残り 3,096人 となり
鬼神一族の余裕が
八鬼神:残り 0人
八鬼衆:残り 55人
獄 卒:残り 498,871人
小 鬼:残り 4,987,500人
合 計:残り 5,486,426人 という状況になるのだが、如何だろうか?」
「ここまでの細かい計算は、すぐには理解できないが、これだけ分散配置して、人員を余らせる余裕があるなら良いと思うぞ。
空狐たちは、もう暫くしたら集まるだろうからしばし待たれよ。」
「助かる。
それから金狐には、避難所運営の総責任者として取りまとめをしてほしいのと、原宿避難所の最下層5層にある神族の子孫と関係者用の特別避難所を銀狐と一緒に管理して欲しい。」
「そうか、神族の子孫と言うと皇族たちじゃな。
任せるが良い。」
と話をしている間に銀狐と共に8人が入ってきた。
「母様、連れてきたよ。」
「東狐 青 です。」
「西狐 白 と申します。」
「南狐 朱 と申します。」
「北狐 玄 です。」
「狐嶋 熔子 と申します。」
「狐川 寿美香 と申します。」
「狐崎 冷花 と申します。」
「狐坂 七緒斗 です。」
と、5人の女性と、3人の男性が現れた。
「初めまして、鬼神王の早矢刺 潤と申します。
今回は、”大災厄”が避けられない状況となり、地上から避難所へ人間や環境を避難させることにしました。
鬼神一族だけでは、力不足のため金狐さんに相談して、神狐一族も強力していただくことになりました。
来年起こる”大災厄”までにしっかりと皆さんと共に避難所の準備を整えて、最初の攻勢を守り切れたら、地上を取り戻す反撃作戦を開始していきますので、よろしくお願いします。」
と、挨拶した。
金狐と話したように8人には、
「5カ所の避難所を管理して欲しいので、これから全ての避難所を俺の【鬼動】で一緒に回ってもらって、場所の確認と担当している鬼神と顔合わせをしたい。」
と提案して了承が得られたので、金後、銀狐と合わせて11人で避難所巡りと顔合わせに出発した。
原宿避難所で、雷鬼神の武 甕と東狐 青を会わせて、
「これから一緒にこの避難所を担当してもらう。
今後の打ち合わせについては、また後で戻ってくるので、その時してほしい。
何か疑問があれば、俺か金狐に聞いて欲しい。」
と説明してから11人で次の避難所へ飛んだ。
札幌避難所で、樹鬼神の久久能 智と南狐 朱を会わせて、同じ説明をした後、11人で次の避難所へ飛んだ。
諏訪避難所で、水鬼神の多紀理 姫に空狐たちを紹介して、次の避難所へ11人で飛んだ。
気比避難所で、風鬼神の志 那都彦に空狐たちを紹介して、次の避難所へ11人で飛んだ。
熱田避難所で、月鬼神の月読 神楽耶と北狐 玄を会わせて、同じ説明をした後、11人で次の避難所へ飛んだ。
吉備津避難所で、地鬼神の大山 積に空狐たちを紹介して、次の避難所へ11人で飛んだ。
伊勢避難所で、日鬼神の天翔 大姫と西狐 白を会わせて、同じ説明をした後、11人で次の避難所へ飛んだ。
霧島避難所で、炎鬼神の迦具津 茅と狐嶋 熔子を会わせて、同じ説明をした後に金狐と相談して狐嶋さんには、ここに残ってもらいカグっちゃんと打ち合わせをしてもらうことにした。
他の4人についても各人が担当する避難所まで【瞬間移動】で戻ってもらい、鬼神側の担当者と打ち合わせしてもらうことにした。
金後、銀狐と狐川さん、狐崎さん、狐坂さんの6人で八幡神社に戻ることになった。
次話 ◇避難所整備◇ 03/01~
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