第102話 ◇BBQパーティー◇ 02/08
◇BBQパーティー◇ 02/08
矢臼別と日出生台からの避難民受入れが終わったので、軽い慰労会を兼ねて前々から予定していた通り我が[ハウス]でBBQパーティーだ。
メンバーは、俺、緑川さん、成田さん、広瀬さん、黒ちゃんと西原さんカップル、林 綾香・優梨愛姉妹、森 里奈・真由姉妹、佐藤 匠・悟兄弟
、熱田避難所の月読さん、霧島避難所の迦具津さん、札幌避難所の久久能さん、諏訪避難所の多紀理さん、吉備津避難所の大山さん、伊勢避難所の天翔さん、氣比避難所の志さん、原宿避難所の武さん、十三桜さんに馬頭さんで、いつのまにか22名と言う大所帯になってしまった。
そもそも今回のBBQは、緑川さんが、公衆浴場は、恥ずかしいので、[ハウス]の風呂に入れて欲しいというから、俺の後輩とかとBBQでもやって、その時に入れば良いんじゃない。と言ったのが始まりだった。
黒ちゃんには、普段から面倒事を頼んでいるという認識があるんで、西原さんと一緒においでと労うために呼んだら、それを聞きつけた子供達6人も来たいと言い出したので、呼ぶことになった。
避難民受入れで活躍してもらった札幌の久久能さんと霧島の迦具津さんをお誘いしたら、迦具津さんから天翔さんと志さんも呼んで欲しいと頼まれたので、それだったら残りの4人も呼んでみようと言うことになって、原宿避難所の家族探し窓口に居た武さんに話が回った時に成田さんと広瀬さんが、その場に居たので、呼ぶことになった。
十三桜さんと馬頭さんは緑川さんが漏らした”明日はBBQ、BBQ(^▽^)/”と口ずさんだのを聞きつけられた結果だ。
朝一で、成田さんと広瀬さんがやって来た。
どうやら広瀬さんが手持無沙汰で、何かやりたいと家族探し窓口を手伝い始めて成田さんと知り合って意気投合したみたいだ。
「「おはようございまーす。」」
「おはよう。今日は楽しんでいってね。」
「ありがとうございます。準備手伝いますね。」
と二人とも手伝う気満々だ。
「リビングとダイニングのサッシを開けて、階段下の物置からテーブルと椅子を出して、庭に並べて置いて。」
「「はぁーい」」
「早矢仕さん。今日は何人くらい集まるんですか?」
「えーっと、22人だね。」
「そうするとテーブルも椅子も足りません。」
「そっか、じゃあリビングとダイニングのテーブルとかソファーとか全部出しちゃって。」
「庭に出すと足とかが、土で汚れちゃいますよぉ。」
「それは、大丈夫。ほいっ」
と庭の上に【木材変成】でウッドデッキを組み上げて汚れないようにしてあげた。
「えっえーー!!今、何したんですか。」
「仕舞ってあった木材を加工して作ったんだよ。」
「こんな一瞬で出来るなんて・・・だからこんなすごい避難所が全国に造れたんですね。」
「避難所は、俺一人の力じゃとても完成しなかったよ。8鬼神を始めとした眷属のみんなが汗水たらして頑張ってくれた結果が、この避難所なんだ。」
「わかりました。これなら裸足になっても平気なんで、一層楽しめそうです。ありがとうございました。」
「それは、良かった。二人は火起こしとかできる?」
「私に任せてください。」と広瀬さん。
「私もできるようになりたいから教えて。」と成田さん。
二人で、バーベキューグリルの所でキャッキャッ言いながら火おこしを始めた。本当に仲良しになったようだ。
そんな二人を眺めていると黒ちゃんカップルと子供たちが、やって来た。
「こんにちわ。っと凄いウッドデッキですね。」
「宏毅さん。私もこんな家に住みたいよぉ。」
「俺もこんな家が持てるように頑張るから待っててね。」
「ヒュー!!ヒュー!!ヒュー!!いつもお熱い事でぇっ」
「こら!!お前たち大人を揶揄うんじゃない!!」
「黒ちゃん、おはよう。何時もありがとね。今日は楽しんでいってね。」
「ありがとうございます。今日はたらふくゴチになります。」
「宏毅さん、そんなぁ。図々しくて済みません。」
「西原さん。良いんですよ。黒ちゃんには俺の方が、いつも無理行って色々やって貰っているんで、これくらいの事ならお安いもんですよ。」
「ほらな。」
「ほらなじゃないでしょ。今日はよろしくお願いします。」
西原さん年下なのに黒ちゃんしっかりリードしてないか?まあ、その方が上手くいきそうな二人だな。
「二人とも今日は、楽しんでいってください。我が家自慢の風呂も入れるようになっているから、アトデ、フタリデ、ハイットイデ。」
と言ってあげたら、西原さんに背中を思いっきり叩かれた。なんで?
「早矢仕さん。今日は呼んで頂いてありがとうございます。」と年上の里奈ちゃんだ。
「今日は、6人とも一杯食べて一杯遊んで行ってね。」
「「「「「「はーい。」何があるんだ。」あっち行ってみよ」」」」
などと、いきなり賑やかになった。
つづいて風鬼神の志さんと水鬼神の多紀理さんが、やって来た。
「こんにちわ。お邪魔します。これはお約束のものです。ものでーす。」
「ありがとう。これがないとBBQが始まりませんから助かります。」
「余りは鹿島基地の食堂に預けてきました。」
志さんには、今日のBBQの為に、志さんが管理している氣比避難所の牛、豚、鳥を特別に潰して大量の肉を用意してもらって、水鬼神の多紀理さんには、新鮮な海の幸を用意してもらったのだ。
次に現れたのは、緑川さんと十三桜さんに馬頭さんの三人だった。
「ただいまぁ」
「「お邪魔します。」」
「ようこそいらっしゃいました。今日は楽しんでいってください。」
「早矢仕さん。何ですかこの避難所。避難所と言うよりも地下都市じゃないですか。こんなものをよくもまあ作ったもんだ。」
「十三桜さん、そんなことより何でこんなに快適な環境なんですか。」
「まあまあ、今日はそんなことは忘れて大いに楽しんでいってくださいよ。」
「あのぉー、司令。お風呂頂いても良いですか?」
「えぇー今から入るの?」
「温泉を楽しみにしていたので、少しでも早く入ってみたいんです。ダメですか?」
「まあ、そんなに言うならご自由に。」
そう言ってやったら、一目散に風呂場に走って行ったよ。どんだけ温泉に入りたいんだよ。
「早矢仕さん。なにかね、家に温泉を引いているのかね。」
「十三桜さん。我が家は混浴ではありませんからね。温泉に入りたいなら避難所の公衆浴場にどうぞ。どこの公衆浴場も温泉ですから。」
「どこの公衆浴場も温泉なんてどういうことですか。うらやましい。」
「避難所と連絡通路を掘っていたら複数の源泉にぶち当たったんで、ついでに造ったんですよ。」
「ほほぉう。馬頭さん、帰りにその公衆浴場とやらに寄って帰りましょう。」
「いいですね。そうしましょう。」
二人には今日の為に矢臼別旭川演習場⇒原宿避難所と原宿避難所⇒矢臼別旭川演習場の[転移カード]1回券を緑川さんから渡してあるので、寄り道し放題なのだ。
「お二人とも、BBQの準備のお手伝いをお願いしますよ。」
「「了解した。」」
と成田さん達がいるBBQグリルに向かって行った。
月読さん、迦具津さん、久久能さん、大山さん、天翔さんがやって来て、久久能さん、大山さんはBBQグリルに、月読さん、迦具津さん、天翔さんは、キッチンに行って材料の準備を始めた。
大山さんからは、山の幸として各種フルーツが、デザートとして提供された。
最後にやって来たのは、当原宿避難所担当の武さんだった。
会社や学校、それに集合場所に近い人ほど、約束の時間、間際に来ると言う俺の持論が、証明された。
「それじゃあ、本日は避難民受入れ完了のお疲れさん会を始めまーす。
弱冠一名、BBQほったらかしで、風呂に入っているのが居ますが、気にしないで楽しく騒いで日頃の疲れを吹き飛ばしてください。
カンパーイ。」
と我が家で第二回BBQ大会が始まった。
暫くすると、私の肉。とか、俺のフランクフルトを喰え。とか、とか、とか、とか賑やかになって来た。
みんなの楽しそうな顔を見ながら2階のベットルームに上がって行き、線香に火をつけてから
これからもみんなの笑顔が、見られるように頑張るからね。と手を合わせた。
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