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反撃の再転移 ー異世界に戻って反撃を執行するー  作者: わさび
第四章 『キャリデナでの事件』
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第59話 『宴』

「ではここで、貴様を妾の部下として迎え入れよう。また、黒髪達を無罪としてやる。」


 これで、ラクガンとお別れしてしまうということだ。

 

 ラクガンさんにはたくさんの迷惑をかけた。

 無理にここまでついてきてもらった。

 短い期間の関係だったが、本当にいい人だった。

 この恩を一生忘れないようにしたいものだ。

 恩は絶対に忘れないようにする。


「わかり、、、、ました」

「わかった。」


 ラクガンがロリ魔王に「わかった」と言った。

 それに対し、サンとムーンが嫌そうな顔をした。


「おい。魔王様の下についたということは、、、」

「敬語はもちろんのこと、魔王様第一で考えてもらう。」


 サンが話し、ムーンが話す。

 相変わらずのテンプレートだ。

 いいねぇ。やっぱり仲がいいんだな。


 将来的に、どちらかが、ラクガンと変わることがあったらラクガンがあんな感じにしゃべるのだろうか。

 それもまた気になるな。


「了解、、、、しました」


 ラクガンが敬語を話している。

 こんなの一生見れるかどうかわからないくらいだ。

 なんか、面白いな。

 

「ラクガンさん。本当にありがとうございました。

 いつか、この御恩を必ず返します。待っていてください」

「ああ。あまり気にはするな」


 そんなことを言われましても、恩返しは必ずする。

 どう恩返しができるかはできるかはわからないがな。


「あ!では、俺がベルノール族を壊滅させた男を探しますよ」

「おお、そうか。それはありがたい。」

「どんな見た目だったか覚えていますか?」


 今回のブルハを見つけた時もそうだったが、情報というものはすごく大切だ。

 できるだけ、いろんなところから得て、総合的に考えていく必要がある。

 それが最善の方法なのだ。


「幼かったから、詳しくは覚えてはいないが、銀髪で金色の目だった。

 だが、もしそんな男を見ても手を出すなよ。

 きっと、あの魔王ですら足元にも及ばないほどの力を持っているからだ」


 銀髪で金髪の目、、、、

 もしかして、ステークストさん、、、?


 いや違うな。あの人はそんなことをするような人ではない。

 そういえば、あの人は古代族と言ったか?

 きっと、違う古代族の人間だろう。そうであるはずだ。


「わかりました。銀髪で金色の目ですね。了解しました」

「頼んだ」


 本当にお世話になった。

 感謝してもしきれない。

 今まで、ずっと守ってもらった。

 ありがとう、、、


「話は済んだか?」


 ロリ魔王が俺らの方を見ながらそう聞いてきた。


「はい。終わりました」


 そう、終わったのだ。

 ラクガンとの日々が、、、、


「では、宴だ!!」


 え??

 宴??

 

「新しい部下ができたんだ。記念すべき日だ!今日は全力で楽しもうではないか」


 今日?

 今は早朝なんですけど。

 今からずっと遊ぶんですかね?まじっすか?


「お前らもきても良いぞ!黒髪2人とエルフ!」


 え?俺も言っていいのですか?

 でも、、、、ちょっと気まずいというか、、、、

 でも、ロリ魔王は魔王なんだよな、、、、

 付き合わないとダメなよう気がするな。

 

 怖いなぁ。

 断りたいなぁ。


「よし!サン!この3人を連れてまいれ。」

「は!」


 ちょっと!こっちの意見を聞かないんですか!

 弱い人間にも耳を傾けてください!

 今の日本に足りていないところだ。

 おっと、口が滑ってしまった。


 俺らはサンに荷物のようにもたれた。

 そのまま、城の中へと運ばれた。




ーーー


 


「では、今日は記念すべき日だ!存分に飲むがよい!」


 そう言って、大量のお酒が運ばれてきた。


「あ!あれは、、、」


 俺は目を疑った。

 運ばれてきたお酒は真っ黒なお酒だった。


 見間違いようがない。

 あれはルシアンだ。

 ブルハが盗んだお酒だ。


 なんであんなにあるんだ、、、、


 もしかして、街に出回っていないのはロリ魔王が買い占めていたからか。

 嘘だろ、、、


 あんなにあるなら一本くらいいいじゃないか。

 器な小さな魔王様だこと。

 そこら辺は見た目相応だ。

 ガキみたいだな。


「飲んでいいんですか?」

「もちろんじゃ」


 俺はロリ魔王に聞いた。

 ルシアン、、、、

 ずっと気になっていたんだ。

 魔王が買い占めるほどに美味いと思うお酒、、、、


 絶対にうまい!

 きっと、今までにないくらいのうまさなのだろう。


 俺はテーブルに何十本と置かれているルシアンを1つとった。


「エレナとブルハも飲む?」


 今、俺の周りにいるのは2人だ。

 ラクガンは奥の方で両翼の2人と話している。

 きっとこれからのことだろう。


「僕も少しもらおうかな」

「俺はいらない」


 今、ブルハは紅色の髪色となっている。初めに会った時のブルハだ。

 そんなブルハはいらないと言った。

 確かに、まだ少年だからな。

 飲まないほうがいい。


 俺は同じテーブルに置かれていたコップを取って、ルシアンを注ぎ、エレナに渡した。

 俺も自分の分をコップに注いだ。


 匂いは、、、嗅いだことがない。

 何かのフルーツの匂いはする。ぶどう、、、いや、いちじくか?もも?

 なんともわからないような匂いだ。


 そのまま、俺はルシアンを口に運んだ。

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