第54話 『ブルハの策』
現在、牢屋に連れられている。
俺らの前にアインザック。
後ろにシュルトと呼ばれていた親衛隊の1人。
どちらにもすきは見えない。
やろうと思えばすぐに戦える。
さて、ブルハの作戦が開始される。
これから、ブルハの指示に従って行動する。
「ブルハ、指示に従おう。指示を頼む」
「任せろ。」
コソコソと喋った。
「、、、」
、、、?
なんで黙った、、、
指示をくれって言ったのに、、、
「あの、、、指示は、、、」
「ん?あんまり、喋りかけるな。
まだ、その時ではない」
まだ、その時ではない、、、
なんでこんな満を辞しているんだろうか。
どんな策なのだろうか。
黒髪になってるし、きっと色々考えているのだろう。
あのバカそうな時とは正反対だ。
紅色の時はアホ丸出しだが、黒髪の時は主将のような感じだ。
変な安心がある。
「アキトくん。キョロキョロしない。
真っ直ぐ歩く。怪しまれてるよ」
あれ、キョロキョロしていただろうか。
エレナに怒られてしまった。
気をつけなければ。
そのまま、数分歩いた。
今は、牢屋に行く階段にいる。
まだ、指示はない。
2人とも黙っている。
ほんと、何を考えているのだろう。
俺みたいなアホにはわからないよ。
まぁ、エレナもいるし、、、ね。
大丈夫。
そのまま、牢屋に入った。
入ってよかったのだろうか。
「おい!みろ!女だぜ。」
「結構可愛いじゃねえか。」
「俺の牢屋に入れ。可愛がってやるぜ。」
俺らが、地下に行くと、牢人はエレナを見るなり、興奮し始めた。
気持ち悪い連中だ。
確かに、ずっと、こんな牢屋にいたら、そういうことを一切やっていないだろう。
男として、人間として、仕方のないことなのだろうな。
自業自得だから、同情はしないけど、共感はするぜ。
エレナはそんな言葉が耳に入っていないかのように無視をしている。
「おい。エルフ。お前は別の牢屋だ。」
てか、牢人は監視に性暴力を受けるっていうのを見たことがある。
大丈夫か?
俺のエレナに手を出したら、この国ごと消してやる。
そんなことは今の俺にはできないが。
エレナは1人で、牢屋に入り。
俺とブルハはペアで一つの部屋へと入った。
これから、共同生活だね。
よろしく、ブルハくん。
「監視の目も消えたところで、作戦を話す。」
今、アインザックもシュルトも地下から出て行き、持ち場についていると思われる。
だから、コソコソと話せば、俺らの会話を聞かれることはまずないだろう。
監視はいるが、一般兵って感じだ。
そこまで、強そうには見えない。
ポンコツそうだ。
「あのエレフには後で、伝えればいい。」
「了解」
「まず、ここまでは、わざと捕まった。
それは、あの軍勢を一度に相手をするのは危険だったからだ。
お前らの力はわからないが、あの数には苦戦はするだろうと思った。」
よく考えている。
そして、その通りだ。
あのまま、戦っても勝てるかどうかはわからない。
エレナ頼りになるしな。
「先ほど、あのエルフの火力を見させてもらった。
あの、火力を使って、脱獄する。」
ほうほう。
なるほど。
火力を使って、、、、
敵を倒しながら進むということかな。
それだったら、前と変わらない気がする。
「また、戦うんだな」
「違う!」
なんだ、違うそうだ。
じゃあ、逆にどうするのだろうね。
「地下から、地面を溶かしながら、地上まで出る。」
ん、、、。
なるほど?
本当にできるのだろうか。
溶けたとしても、それはマグマだ。
人間がわたっていけるほどの熱ではない。
すぐに焼け死ぬ。
「それは難しいんじゃないの?」
「なんで、溶かしたまま、行こうと考えている?
水で冷やせばいいじゃないか」
あ、そっか。
俺はアホだったな。
「そうだな。
それで、いつそれを実行するの?」
「すぐだ。もう、この瞬間が監視が薄い。
さっきのアインザックとシュルトが上に上がったため、今、強そうなやつはこの場にはいない。」
その通りだ。
今、この瞬間に実行するしかない。
今がチャンスだ。
いつやるの?
今でしょ、、だ。
「よし。エレナに話すか。」
「頼む。」
「エレナ!世情を溶かして、こっちまで来てもらえない?」
「了解」
エレナは自分の施錠を火属性魔術で溶かせてこっちまで、きた。
俺らはエレナに作戦を話した。
「オッケー!
じゃあ、早速、脱獄しようか」
エレナは高火力で壁に穴を開け、トンネルをつくった。
そのまま、水属性魔術を詠唱して、固めて、トンネルを完成させた。
「よし。行こう。」




