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反撃の再転移 ー異世界に戻って反撃を執行するー  作者: わさび
第四章 『キャリデナでの事件』
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第39話 『事件発生』

 キャリデナに着いてから翌日。


 俺らは、冒険者として、依頼を受けるべく、冒険者ギルドへと足を運んだ。


「どうです?ラクガンさん。

 いい依頼あります?」

「ん、、、。」


 今でも、魔人語を話すことはできるが、魔人語の文字を読むことはできない。

 だから、今日もラクガンにいい感じの依頼を探してもらってる。


 いやほんと、ラクガンがいてよかった。

 俺とエレナだけだったら、魔人語を読めないからな。

 ラクガンは、このパーティの柱だ。

 ラクガンがいなくなれば、俺とエレナはすぐに飢え死にするに違いない。


「仕方がありません。

 できるだけ、はやく済ませられるものが好ましいです」

「どれがいいか、、、。

 これなんか、いいんじゃないか?」


 ラクガンは、依頼の掲示板から一枚の紙をとった。


「どんな依頼なんです?」

「森に生えている、薬草の採取だ。

 我は鼻がきくため、簡単にできるだろう。

 しかし、報酬が少ないな。金貨3枚だ」

「充分です」


 俺が、こんなにも依頼を受けるのは理由がある。

 ラクガンとエレナの中を良くするためだ。

 一緒に何かを成し遂げれば、信頼は生まれるからな。


 ラクガンなんて、ずっと『エレフ』って呼んでるんだぞ?

 エレナが可哀想じゃないか。

 ちゃんと名前があるのに。


 そんな、エレナは冒険者ギルドに入っている時は、

 フードをかぶっている。

 顔を見せないためだ。


 エレナはエルフだ。

 エルフは貧乳だが、顔立ちはすごく整ってる。

 俺から見ても相当可愛い。

 少し、幼い顔立ちで可愛い。


 そんなに可愛い顔なのでナンパをされるのだ。

 エレナはそれを断るのが面倒だから、

 そもそも、顔を見せないようにすればいいじゃないか、

 ってことでフードを深くかぶって、俺らの話を聞いている。


「エレナもこの依頼でいい?」

「あ、うん。大丈夫だよ。」


 よし、エレナもOKだ。


「じゃあ、ラクガンさん、その依頼を受けましょう。」

「わかった。」

「では、俺が申請してきましょう」


 俺は、ラクガンから、依頼の書かれた紙をもらい。

 冒険者ギルドのカウンターまで持って行った。


「この依頼を受けます。申請お願いします」

「はい」

 

 この子、、、巨乳だ。

 アキトバストメーターから言うに、Gかな。

 なんのアルファベットか言わないぜ?

 想像してくれ。


 魔族の巨乳。

 肌は赤みがかっている魔族だ。

 正直、美人。

 顔立ちはエレナの方が多分良いだろうがな。


 なんで、こうも冒険者ギルドの店員は巨乳が多いのだろう。

 巨乳じゃないとなることができないのだろうか。

 見た目重視の面接でもしているのだろうかね。


「こちらの依頼はAランク専用の依頼ですが、、、冒険者カードを見せてもらえますか?」

「あ、、、すみません。少し、待ってもらえませんか?」

「承知しました。」


 俺は、エレナの方まで小走りで駆け寄った。

 

「エレナ、冒険者カード貸してくれない?」

「あ、見せなきゃいけないもんね。

 あ、でも、パーティ登録してるから、アキトくんの冒険者カードで大丈夫だと思うよ?」

「え?そうなの?」


 初耳なんだけど?

 でも、、、そっか、、、

 そうじゃないと不便だもんな。


 俺はカウンターへと戻った。

 

「すみません。どうぞ」

「ありがとうございます」


 俺は、自分の冒険者カードをギルド店員に出した。

 

「はい。パーティメンバーにA級がいるのですね。」

「はい」

「わかりました。」


 店員は俺に、冒険者カードを俺に返した。


 何か書いてあるのだろうか。

 俺には何語で書かれているのか、さっぱりなんだがな。

 見たこともない、言語だ。

 何語だろうか。


「はい。では、集めてきた薬草をギルドの方に持ってきてください。」

「了解です」




ーーー



 今、森に入って、薬草を探している。

 

 ラクガンの鼻があるので、薬草の直行で行ってる、、、と思う。


「ラクガンさん。わかってます?」

「ああ。大丈夫だ。」

「依頼の薬草って、どんなものなんですか?」

「我にもよくわかっていない。」

「え、、、」


 本当にわかっているのか?

 わかっていないだろ。

 何もわからずに、歩いてるだろ。


「先ほど、薬草の匂いは薬草をうる店で嗅いできているからわかる。」


 おう、それなら安心だ。

 ラクガンの鼻は警察犬レベルに信用できる。


 それから、20分歩くと、ラクガンが口を開いた。


「あったぞ。これだ」


 そんな、ことを話していると、ラクガンが薬草を見つけた。


 よく、3メートルもある体で見つけられるな。

 3メートルもあったら、小さなものの匂いなんてわからんだろ。


「悪い、アキト。

 体がデカいため、薬草がうまく採取できん。頼まれてくれ」

「了解です」

「僕も手伝うよ」

「薬草は30本が依頼達成の条件だ。だが、あるだけ、取っておけ。

 薬草は高く売れる。

 俺は、この辺りの魔物でも狩っておこう。」

「了解です」


 俺と、エレナはできる限りの薬草を採取して、カバンの中に入れた。

 だいたい、30分くらいかかっただろうか。

 50本ほど、採取できた。


 薬草は、無理に引きちぎると危ないこともあるので、その薬草にあった取り方をする。

 そのため、だいぶ時間がかかってしまった。


 その間、ラクガンはこの辺りの魔物を狩っていた。

 オオカミみたいな魔物を10体ほど狩って、

 売れそうなところだけを持って来た。


 そのまま、採取したものを持って帰った。



 冒険者ギルドに戻ろうと街に帰ると、この国の兵士のような人が慌てていた。

 人に聞き込みをしていたり、

 変な爬虫類のようなものに乗り、走っている兵がいたり。


 何かあったのだろうか。

 俺らがいない間に、何かがこの国で起きたのだろうか。

 たった、3時間ほどだったのだがな。


「おい、そこの3人組。止まれ」


 いきなり、この国の兵であろう、防具を着込んだ2人の魔族に声をかけられた。


 え?俺、何かしたっけ?

 そんな、悪いことなんて、、、、してない、、、よね? 


「なんでしょうか?」


 俺が、その兵の方を見ると、

 2人の兵が1枚の紙と俺を比べるように見た。


「お前ら、俺らに着いて来なさい。」


 え?

 何もしてないのに、、、、

 そんな、兵に着いて行くなんて、怖い、、、

 でも、断ったら、殺されるかもしれないし。


「なぜだ?」


 俺が焦っていると、ラクガンが俺の前に出た。

 ラクガンは不愉快そうだ。


「魔王様の命だ。着いてこい」

『ま、、、魔王様!?』


 初めて、俺とエレナとラクガンの声が揃った。 

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