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反撃の再転移 ー異世界に戻って反撃を執行するー  作者: わさび
第四章 『キャリデナでの事件』
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第38話 『次の街』

 俺ら、冒険者パーティ『フィフティ・ストーム』は現在、商人の護衛の依頼を受け、

 ラトネアから出発し、次の町まで向かっている。

 報酬はこの間の依頼の半分以下だが、

 移動をしながら、依頼を受けれると考えれると、メリットしかない。

 

 ここはデザーム大陸だ。

 当然のように、魔物は魔物は強い。

 アース大陸と比べたら、天と地ほどの差だ。

 そんな中での護衛だ。

 そのため、アース大陸の護衛の依頼より、デザーム大陸の護衛の依頼の方が報酬がいい。


 何度か、魔物にも遭遇したが、

 ラクガンのパワーとエレナの無詠唱魔術、俺の無詠唱呪術によって、

 特には問題もなく、次の街まで、到着することができた。

 だいたい、3日間ほどだろうか。

 3日間、この人たちを朝から晩まで護衛をした。

 夜中は、交代で見張りをして、いつでも気を巡らせていたら、疲れてしまった。


「おい、あんたらはここまでだ」


 街に着いたら依頼主の商人がそういってきた。


「はい。ありがとうございました。」

「ん?ありがとうございました?

 変わったやつだな。俺らが依頼してんのに」


 まぁ、ウィンウィンの関係だったと言うことで。

 どっちにも利益があったと言うことだ。


「いえいえ。俺らも移動したかったので」

「そうか?じゃあ、これが報酬だ」


 俺らは、商人から、金貨5枚を受け取った。


 護衛系は報酬が少ない。

 討伐系の方が圧倒的に報酬がいい。

 多分、命の危険があるからだろう。

 討伐系と比べれば、護衛は命の危険がない。

 だからこそ、報酬が低いのだろう。


「ありがとうございます」

「いや。こっちこそ助かったぜ。あんたさんがたは相当強いね。」


 ほう?わかります。

 俺はこう見えても、2級呪術師なんだぜ?


「そっちの大きいのはすごい力だったし、そっちのエルフも無詠唱で魔術を使ってな。無詠唱なんて見たことない」


 ほう、ほう。

 それで、俺は?

 俺の評価どんな感じなんだい?


 俺も、呪術を活用して、魔物の動いを止めたりして、

 だいぶ活躍したんだぜ?

 きっと、今世紀最大の呪術師と言われてもおかしくないはずだ。


「で、お前さんは、、、、。

 悪い、お前さんはどんな感じだったっけか。

 魔物に向かって、紫色のオーラを纏ったような手を伸ばしてたな、、、」


 そうですそうです。

 手を伸ばして?


「よくわかんねえな。

 あれは何してたんだ?指示でもしてたんかい?」


 おーい!

 呪術だよ!

 わかってくれー。

 

 でも、仕方ないか。

 第三者から見れば、エレナとラクガンは戦ってるように見えるが、

 俺はただ、手を伸ばしているだけの変なやつだ。


「あれは呪術をかけてたんですよ」

「ほえー。呪術か。

 あんまおらへんよな、呪術師なんて。

 そうか、お前さん呪術師か。珍しいな。」


「じゃあ、依頼受けてくれてあんがとな。

 また、俺の名前を見つけたら依頼を受けてくれや。

 持ってきたもん全部売ったら、ラトネアに帰るからよ」


 商人は、それだけ言って、荷車を押して、俺らのもとから去っていった。


「よし、エレナ、ラクガンさん。着きましたよ」

「ああ。」

「で、ここはなんて言う街なの?」

「えっと、、、、

 ラクガンさん、わかりますか」


 そういうと、ラクガンは驚いた顔をした。


「お前、わからないまま来たのか?」

「はい、すみません」

「はぁ、ここはラトネアの南に位置する『キャリデナ』という国だ。

 ここは魔王が支配している国だ。」


 なるほど、、、

 デザーム大陸の王国ってことか。

 魔王っていうのは、魔族の王だから魔王か。


「へぇ、王国なんですね」

「そうだ。デザーム大陸には12人の魔王が存在する。

 そして、魔帝と呼ばれるのが1人〜3人いる。

 全てが無類の強さだと聞く」

「1人〜3人?人数は決まってないんですか?」

「我にもよくわからん。

 でも、1人と聞く時もあれば3人いると聞く時もある。」


 諸説ありってやつだ。

 将来、そういう化け物とも戦っていくのか。

 できるだけ、会いたくもないんだけどな。


「ここは『魔王キャリデナ』がとう支配している。

 魔王の中でも珍しい、女の魔王だった気がする」


 女の魔王!

 きっと、際どい服をきて、

 服が破れたり、はだけたりしても、気にしない、豪快な女性だろう。

 豪快な女性もありだよね。

 萌えてしまう。

 会うことはないと思うが。


「とりあえず、エレナ、ラクガンさん。

 冒険者ギルドを探し、宿を取りましょう。」

「そうだね。」


 キャリデナという国はなかなかにいいところだ。

 噴水があって、周りを見渡す限り、きれいな所だ。

 家は石でできているため、高級感はないが、

 昔からあるのだと感じる、趣のある家ばかりだ。

 

 そして、奥の方にうっすらと見える、大きなしろ。

 真っ黒だ。真っ黒な壁の城。

 綺麗というより、かっこいいと言えばいいだろうか。

 魔王のまがまがしさというものを遠くからでもからでも感じる。


 ちなみに、この国では検問はなかった。

 門番すらいなかった。

 結構、適当な国なのだろうか。

 国の成長は王の影響が大きい。

 王がポンコツであれば、国もダメになり、王が良ければ、どんなに小さな小国でも大きな成長を果たす。

 この国魔王はどんな人物なのか。

 



ーーー



 俺らは、冒険者ギルドに来た。

 冒険者の雰囲気はどこでも同じだ。

 血走った目をしている。

 デザーム大陸のラトネアよりも強そうな奴らが集まっているように見えるな、、、

 冒険者のレベルはここの方が高い。


 防具も心なしか、こっちの人の方がいいのを着込んでる気がする。

 剣も魔術師の杖もいいものを使ってる気がする。


 そんなことは、置いといて、

 俺らは、依頼一覧をざっと見て、

 明日から受けられる、依頼を探す。


 デザーム大陸のラトネアでだいぶ稼いできているから、当分は大丈夫なのだがな。

 お金というのはいくらあってもいいんだ。


 そして、お金に余裕があるので、宿も少しいい宿をとった。

 ラトネアでは1人一泊デザーム大陸の銀貨一枚だったが、

 今日から、泊まる宿は、1人、銀貨5枚だ。

 5倍の値段がするが、サービスも充実しているし、ベッドも柔らかい。


 今日は、ぐっすり寝て、明日からの生活のために力を貯めよう。

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