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反撃の再転移 ー異世界に戻って反撃を執行するー  作者: わさび
第三章 『デザーム大陸からの帰還』
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第29話 『依頼を受けます』

「エレナ。冒険者登録終わったよー」

「あれ?意外と早かったね」


 冒険者ギルドの外に出ると、ギルドの前のベンチにエレナが座ったいた。

 眠そうにうとうとしながら返事をした。

 お疲れなのだろうか。

 上から下まで、腰もマッサージしてあげたい。

 変な意味は、少ししかない。


「じゃあ、今日は宿に戻るの?」

「いや、今日から早速、依頼を受けてみようかと」

「あぁ、いいんじゃない。

 でも、僕はAランクだよ?」

「え?そんなに高ランクなの?」

「いや、そうじゃなくて。

 僕がAランクだから、僕とパーティを組んだらAランクの依頼しか受けられないよ?」

「え?そうなの?」

「そうだよ。

 冒険者になりたてのアキトくんにはきついんじゃない?」


 確かに、その通りだ。

 冒険者として、右も左もわからない状況でいきなり高ランクの依頼を受けるのは得策ではない。

 いきなり、基礎もやらずに応用をするようなもんだ。


「確かに、、、。

 でも、エレナもラクガンさんもいるから大丈夫じゃない?」

「ん、、、。

 僕はイザベルという強力な前衛がいたからやってこれたけど、、、

 さらに、ここはデザーム大陸だし、、、」

「なるほど。エレナは、やめた方がいいと思うんだね。」

「いやいや、ダメとは言ってないけど。

 もっと、準備をしてから依頼を受けた方がいいかなぁと」


 エレナの言っていることは正しい。

 でも、、、、

 それでも、、、

 俺は冒険者として活動をしてみたい。

 ワクワクしてたまらない。

 早く、依頼を受けてみたい。


「ラクガンさんはどうです?」

「我か?

 我はいつでも構わん」


 そうだろうな。

 この人は、普通にデザーム大陸を歩いてこれるほどの人間だ。

 デザーム大陸は昼は灼熱、夜は極寒で、食べるものはまずい、水もない。

 こんな大陸を1人でずっと生きてこられるのは異常だ。

 流石は魔族だ。

 生まれ変わったら魔族になりたい。


「エレナ、Aランクの依頼ってどのくらいのものなの?」

「そうだな。

 例えば、森の魔物とか、貴族の護衛とかしてたよ」


 森の魔物!!

 戦闘!

 魔物と戦うのは男の子の夢だ。

 男の子なら、1度は異世界に行って、魔物を倒しながら最強になる妄想をしたことがあるだろう。


「ラクガンさん。森の魔物はどのくらい強いんですか?」

「そうだな。そんなに強くはない。

 ダンジョンなら強い魔物もいるだろうが森にはいない。

 俺1人で十分だ。」


 さすがはラクガンだ。

 じゃあ、ラクガンが1人いるなら大丈夫だ。

 

「というか、我は魔物はただの食糧としかみていなかった」


 なんということだ。

 食糧としかみてないって、どんな強者のセリフだよ。


「エレナ。ラクガンさんはこうやって言ってるけど、ダメかな?」

「だから、ダメとは言ってないって。しょうがないな。じゃあ、行こう!」


 俺らは冒険者ギルドの中に入って、

 依頼が貼られた掲示板を見に行った。


 えっと、、、

 Aランクの依頼はこの辺りにあるはず。

 クソォ、魔人語が読めない。

 なんて、書いてあるのか全くわからない。

 イザベルのスパルタ授業によって会話はできる。

 が、しかし、イザベルも魔人語を書けなかったから、文字は書けないし読めない。


「まったく、わかりません。エレナ、なんて書いてあるかわかる?」

「ごめん。さっぱりだよ」

「デザーム大陸では冒険者活動はしなかったの?」

「したよ?

 ほら、見て、この1番下の文。

 ここには報酬が書いてあるんだけどね。

 数字はわかるから、どのくらいの報酬があるかわかるから、

 報酬の1番高い依頼を受けるようにしてたんだよ」


 そんな適当に冒険者ができるか。

 でも、エレナらしいといえばらしい。

 エレナは魔人語を話すことができるが、文字は読めない。

 俺と同じレベルだ。


「これなんかいいんじゃないか?」


 急にラクガンが話した。


「ラクガンさん!文字が読めるんですか?」

「あぁ。俺は魔族だぞ?当然だ」


 そうだった、魔族だった。

 このデザーム大陸を行く抜くためには必要な人材だ。

 ぜひ、仲間に欲しい。

 後ほど正式にスカウトしよう。


「ラクガンさん。どんな依頼ですか?」

「この依頼は森に住む魔物の退治だ。

 これ以外にもどっかの誰かの護衛もあるが、こっちの方が手っ取り早いだろう。

 この森であれば、1日で済ませられるだろうし、報酬も悪くない。

 この依頼を達成できれば数十日は問題なく過ごせるだろう」

「いいですね。それでいきましょうか」


 本当にわかりやすく、いい依頼だ。

 魔物を倒して、報酬をもらう。

 実に単純だ。

 モンスターを倒して報酬をもらう感じだ。

 モ○ハンだ。


「エレナもそれでいい?」

「うん。それで大丈夫」

「よし、これを受けよう」


 俺らは、その依頼のかかれた紙を掲示板から外して、冒険者ギルドのカウンターに持っていった。


「こちらを受けるのですか?」


 ギルドの店員が心配するように聞いてきた。


「こちらは、Aランクの依頼です。

 パーティにAランクがいるとはいえ、Aランク1人では難しいと思われます。

 さらに、Eランク2人、足手まといもあっては、さらに難易度は増すかと」


 ギルド店員がエレナに向かって、話した。

 俺らには視線すらもらえない。


「大丈夫ですよ。

 僕らは、あなたが思っているより、はるかに強いですから。

 こちらの2人のEランク冒険者も強いです。

 強くなければ、そもそも、パーティなんて組みませんよ」

「そうですか。

 申し訳ありません。

 では、この依頼を達成したという証拠となるものを持ってきてください。

 そうすれば、依頼達成となります」

「了解です」


「では、みなさん。気を引き締めていきましょう」

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