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反撃の再転移 ー異世界に戻って反撃を執行するー  作者: わさび
第三章 『デザーム大陸からの帰還』
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第28話 『冒険者登録』

ーアキト視点ー


 今日は冒険者登録をする。

 いつかはすると思っていた。

 いや、俺は冒険者をやってみたかったんだよねぁ。

 冒険者って憧れちゃうよね。

 だって、男の子だもん。

 いざ、目の前にするとワクワクが止まらないよね。


「エレナー!行くよ。」

「了解」

「えっと、ラクガンさんも行くんですよね?」

「あぁ。心配だからな」


 ラクガンは俺のことをどう見ているんだろうか。

 なんで心配なんかするんだろうか?

 なんで俺についてきてくれるんだろうか。

 おっと、俺がラクガンが好きみたいじゃないか。

 どこぞの、カップルのような思考法だ。

 あー、やだやだ。


 そんなことは置いておいて、

 やっぱり、ラクガンは自称『神』の手先なのだろうか。

 1度疑うと、その疑念は早々に晴れない。

 今、俺はラクガンが最も注意するべき人間だと思っている。

 なんか、なんでも自称『神』(あいつ)のせいにしてしまいそうだ。

 くそ、気分が悪い。


 そんなことを考えていたら、冒険者ギルドについた。


「アキトくん。アキトくんはこれが初めての冒険者だよね?

 冒険者になるためには冒険者登録をしなければならないんだけど、

 僕はもう冒険者登録をしてあるから、行ってらっしゃい」

「え?いつの間にしてきたの!?」

「あっ、言ってなかったっけ?

 昔、僕とイザベルとで冒険者として旅をしてたんだ。

 だから、冒険者登録もしてあるし、冒険者としても経験もあるよ」


 そんな、初耳なんですけど。

 おめでとうございます。

 アキトの初耳学認定です。

 

 でも、そうなのか。

 冒険者として活動して、自由に生きていたのか。

 エレナとイザベルとで活動して、楽しくやってたんだな。

 ステークストさんに会ったのも冒険者の時だろう。

 と言うと、数10年前か。


「へぇ。イザベルもやってたのか」

「そうそう、イザベルは大変だったな。

 イザベルが前衛で僕が後衛。

 戦闘面では問題なかったんだけど、

 イザベルって、結構、自由奔放で、変な性格じゃん?」


 イザベルは確かに、自由な性格だ。

 俺の指を折ってくるし。

 最悪だ。


 でも、俺から見たら、エレナの方が自由奔放だ。

 ステークストさんに魔術を使うなど、約束も守れていないことも多い。

 エレナは、常に明るく、ノーテンキ、天然だ。

 俺から、見たらエレナの方が変人だ。 

 そんなことは口が裂けても言えないことだ。


「でね、そのイザベルのサポートをするのが大変だったんだよ。

 それなのに、イザベルが僕に対して『世話の焼けるやつ』って言ってきたんだよ。

 おかしくない?僕が世話をしてるのに」

「仲が良かったんだ。」

「え?そんなことないよー」


 やべ、変なことを言ってしまったな。

 互いに支え合って冒険をしてたのはすごくわかった。


「では、いきましょうか。ラクガンさん」

「あぁ」


 俺とラクガンは冒険者ギルドのカウンターまで行った。

 エレナは外でお留守番だ。


 てか、やっぱり、ラクガンはエレナを信頼していないんだな。

 俺とエレナが話す時、ずっと、エレナを睨んでる。

 エレナはきっと気づいているだろうが、気にしないふりをしている。

 まぁ、昔のことがある限り、克服できるまで無理だろう。


「すみません。冒険者登録をしたいんですが」

「はい。冒険者登録ですね。こちらで行いますので、どうぞこちらへ」


 なんだろう。

 冒険者ギルドの店員の女性はなんでこうも魅力的なんだろうか。

 胸も大きいし。

 尻もいい。

 スタイル抜群だ。

 異世界ボディだ。


 なんて思いつつ、俺とラクガンは冒険者ギルドの奥へと行った。

 割と時間がかかるのかもしれないな。


「では、冒険者情報をまとめようと思います。

 こちらの魔法陣に手をかざしてください。」

「はい」


 魔法陣の描かれた紙を渡された。

 魔法陣の描かれた紙というのは長いから、次からは『スクロール』とでも呼ぼう。

 そのスクロールは青白く魔法陣が光っていた。


 てか、初めて、魔法陣というものを見るな。

 これは、、、、すごい。

 言葉にできないほど、俺の厨二心を刺激してくる刺激してくる。

 みんながイメージする魔法陣と同じ感じだ。



 手をかざすと、魔法陣はさらに青白く、そして紫混ざりの光を放った。

 体の中に何かが入ってくるような感覚だ。

 気持ちが悪い。


「はい。ありがとうございます。

 あなたは、、、

 『人族・男・年齢不明・イガラシ アキト』

 ですね。」

「え?年齢不明?」

「はい。うまくわからなかったそうです。失礼ですが年齢を聞いてもよろしいでしょうか?」


 あれ?今何歳だっけ?

 転生してきたのは21歳だったから、

 1年と半年くらい経った現在は、22歳か23歳だ。

 なんか、お年寄りの人が、『あれ?今何歳だっけ?』って、なる感じがすごくわかる。


「22歳です」

「わかりました」


「では、どうぞ」


 冒険者ギルドの店員がラクガンにスクロールを背伸びをして渡した。

 店員の胸がプルんとはねた。

 なんと言えばいいのだろうか。

 芸術だ。


「あぁ」


 ラクガンはスクロールに手をかざした。


「ありがとうございます。

 あなたは、

 『魔族・男・21歳・ラクガン ベルノール』

 ですね?お間違いありませんか?」

「あぁ。そうだ」


 え?21歳!?

 年下じゃねえか。

 てっきり、年上かと思っていたよ。

 そう考えると、ラクガンって、老け顔なんだな。


「21歳だったんですね」

「あぁ、貴様が年上だったとは、年下だと思っていた」

「俺も、ラクガンさんが上だと思っていましたよ」

「ふっ、そうか」


「冒険者登録が完了しました。

 どうぞ、こちらが冒険者カードです。

 無くした場合、また冒険者ギルドに行けば再発行できます。 

 ここでなくともできるのでご安心ください」


 俺らはそんなしょうもない話をしていると、冒険者登録が完了した。

 

 へぇ。

 これが冒険者カードか。

 クレジットカードくらいの大きさだ。

 カードに『人族・男・22歳・イガラシ アキト・E級』と書かれている。

 ついに、冒険者登録ができたぞー!

 やったぜ。


 これで、冒険者として依頼を受けられる。

 楽しみだな。

 明日から、、、、

 否

 今日からだ!


 エレナ、俺、ラクガンで依頼を受けよう。

 受けられるのもE級の依頼だけだが。

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