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第13話 『カルコネアに到着』

「ちょっと、どういうことですか?ステークストさん」

「言っっただだろう。ゴロツキがいると」

「確かに、言ってましたけど。

 できるだけ、会わないように立ち回るんじゃなかったんですか?」

「そんなに、むきにならないの。倒せばいいじゃないか」

「エレナは手を出すなよ。被害がデカくなる」

「ちぇ」


 あ、、あれ?

 俺以外はこの状況を楽しんでない?

 怖くないのか?


「いい機会だ、アキトよ。お前が相手をしてみろ」

「え??無理ですよ。人間となんか戦ったことないのに」

「大丈夫だ。ここにいるゴロツキにお前が負ける未来は見えん。危なかったら、俺がやろう」


「はあ、わかりましたよ」


「てか、おい!お前ら、金目のものを置いてきな。戦う気があるなら、俺の前に出てこい。貴様らじゃあ、俺らには勝てないがな!数が違うぜ。4人ごときで心で歩くなんて、まるでアホだな」


 ゴロツキたちが、俺らを見て大きな声を出してきた。

 確かに、数では大きな違いがある。

 しかし、質が違うぜ。


「僕がやります!」

「異性のいいガキがきたな。お前らやっちまうぞ。テメェら構えろ」


 その掛け声でゴロツキ全員が腰を落とし、眼光を光らせた。

 殺気だ。

 しかし、イザベルの殺気に比べると月とスッポンだな。


 怖かったが、ステークストさんがこういうなら仕方がない。

 やるか。

 

 人数が多いから範囲的な呪術が効果的かな?

 なら、ゴブリンにも使った4級呪術だな。

 

「聖なる糸よ。。対象を縛り上げ、我が人形とし我がの思うがままにその場に打ち付けろ。俺の視界のものの時を止めろ『拘束(コンファイン)』」


 すると、ゴロツキが全員の筋肉が固まり動けなくなっていた。


「くそ、呪術、、、、、、か、、、、、、よ」


「やはりな、お前の呪術は無敵だ。お前の呪術にかからぬものはいない。この者らも、お前より、等級は上だろう。それでも、呪術がかかるのはよくわからん。才能だろうか。全くわからんな」


 ステークストさんはニヤつきながらそういった。


「クッ、、、、、ソ、、、、くああああ」


 そう叫び、ゴロツキの剣士1人が呪術を解いた。

 

 え??なんで?

 いや、ステークストさんも解除してたし、対抗する術があるのだろうか。


 呪術を解いた剣士が俺に向かって、飛んできた。

 まずい、、、

 切られる。


 すると、イザベルがゴロツキの剣士の胴体を切った。

 わるい、速すぎて何が起きたかわからなかった。


「気を抜くな。アキト」

「ありがとうございます。イザベルさん」

「ああ」


 危ないところだった。

 でも、そんなことがあっても、魔力を切らさず呪術を解いたゴロツキ以外の動きは止めていた。

 すごいもんだろ?

 

「ステークスト様、こいつらはどうしましょうか?切りましょうか?」

「その必要はない。呪術を解いてやれ」

「いいんですか?」

「ああ、さっきのイザベルが切った剣士がリーダーだろう。トップのいない、集団はそのうちに消える」


 それもそうか。

 さて、呪術を解いて、、、、


「コルクの仇だ。剣を抜け」

「ここで殺す」

「息の根を止める」

「喉から切る」

「生きては帰さん」

「呪術師からだ」


 おっと?ステークストさん?違いますよ?

 間違ってるじゃないですか。

 殺しに来てますよ?


「やれやれ、俺の判断ミスだな。俺がやろう」


 そう、ステークストさんは言い。

 瞬きする間に全員の首を飛ばした。

 

 そこらで血飛沫があがっている。

 てか、さすがだ。

 ふつうにイザベル以上だ。

 てか、何級だろうか。

 剣風はイザベルとは少し違うし、返し技がメインでもない。

 我流だろうか。


「悪いな。もう少し、利口な奴らかと思っていた」

「大丈夫だよ。みんな怪我もしてないし」

「そうか。さあ、先を急ぐぞ」


 そんな一悶着があって、小国『ラトネア』についた。

 この国はとてもきれいだ。

 水の国と言える国だな。


 大きな川の近くに栄えた国であるため、そこらに噴水や。

 滝、水で作られた芸術品がある。

 きれいだ。

 まさに『水の国』だ。


 さて、この国に来たのは食糧や生活に必要な品を買い揃えて、防具も見てもらう。

 これからの旅のための途中の休憩だ。

 1週間ほど滞在して『カルコネア』を目指し出発する。



ーーー


 

 1週間が経った。

 この国に来て驚いたことが一つ。

 この国は水が常に流れているから、稲作ができる。

 そう、この国には米がある。

 

 久しぶりの米は素晴らしかった。

 日本の思い出が蘇って、素晴らしい食事だった。

 

 この世界の米は日本のものと比べると美味しくない。

 この世界の米はなんか臭いし硬い。

 さらに炊き方もまだまだで、美味しくない。

 でも、うまく感じた。

 久しぶりの米だからな。

 アキトの食べログ評価☆4


 あとは特になかった。

 と、いうことで、明日にはラトネアを出る。

 短い期間だったが実に楽しい1週間だった。

 やっぱ、米だな。


 ラトネアからカルコネアまでは1ヶ月かかる。

 次はゴブリンにもゴロツキにも会いたくない。

 静かに行きたいな。



「では、行くぞ」


 てな訳で、カルコネアに向けて出発だ。

 さらば、ラトネアよ。

 米のためにまた来るぞ。


 

 この1ヶ月、何もなかった。

 確かに、夜はエレナと一緒に寝てたから、寝れない日が多かったけどな。

 全然大丈夫だ。

 たまに、ゴブリンや俺でも対処できるくらいの魔物も出たが、俺が呪術を使い動きを止めて、イザベルが切るの繰り返しだ。


 カルコネアはラトネアのように水がきれいな国だった。

 ラトネアが発達した近くの川の上流にカルコネアがある。

 そのため、ラトネアとカルコネアは仲が非常に悪いみたいだ。

 そのことに対して、ステークストさんは『くだらない争い』だと言っていた。

 しかし、元の世界にもこういう戦争は度々起きていた。

 人間がいる限り、争いは生まれるもんだ。


 この国でも、稲作が行われていた。

 しかし、ラトネアよりひどい。

 米の質も変わるだろうが、炊き方が下手くそだ。

 加熱のしすぎだ。

 硬い。

 食べログ評価なんて付けけられない。

 悲しいポイントマックスだ。


 とりあえず、今日から、ステークストさんの手伝いとなる。

 ステークストさんは何をやってるのか具体的にはわからない。

 しかし、きついだろう。


 そう思っていた頃も僕にもありました。

 ステークストさんの仕事は、学校の先生だ。

 このカルコネアには魔術大学がある。

 そこの先生だそうだ。

 そりゃ、俺に魔術を教えるのもうまいはずだ。

 最適の人材だな。


 今日から、その大学で、俺らも仕事をすることになる。

 俺には、人に教えてあげるほどの実力はない。

 そして、護衛する力もない。

 

 俺が、やるのはステークストさんの事務仕事だ。

 授業準備などを主にする。


 ということで、これから、お仕事だ。

 元の世界では、バイトくらいしかしたことないがついていけるだろうか。

 頑張りますか。

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