9/201
節分
2月の始まり頃、雀は思いました。
何故、人間は掛け声と共に豆を撒きだすのか?
今日も仲間と木の枝に止まり、辺りを見渡しているとあちらこちらで豆が撒かれていた。
大きなオスの人間が角の生えた面をして、豆から逃げている様子は、不思議でしかたない。
人間は、豆が嫌いなのだと結論に達する。
あの家もそうだ。
いや、あの家は他の家とは、少々異なっている。
人間ではなく、兎が面を付けて、豆を撒く人間のメスから逃げている。
兎も豆が嫌いなのだろうか?
それとも人間が兎を嫌いなのだろうか?
しばらく見ていると兎の面を外し、抱き上げて家の中へと入って行った。
どうやら兎の事を嫌いではない様だ。
そして、残った豆を数えながら人間と兎で食べている。
どうやら、豆も嫌いではない様だ。
謎が深まるばかりだが雀にとっては、食料が簡単に手に入る絶好のチャンス。
人間が見えなくなると我先にと群がる。
チュンチュン 一歩…
チュンチュン 二歩…
チュン? 三歩…
雀は思いました。
何故、豆が落ちているのだろうか?考えてもまったくわからない。
落ちているのだから美味しく頂こう!(゜θ ゜)ウマー




