行き倒れ
私が散歩をしようと家を出ると人が倒れていました。
恐る恐る近づいて確かめてみる事にしました。
朱璃さんくらいの身長に黒いドレス姿、呼吸はある様なので生きていました。
急いで家に戻り、ママ様に報告しました!
「あらあら、どうしたの?」
チュー!(外に人が倒れていますわ!)
ママ様を引っ張って外に連れ出すと意外な一言が帰ってきました。
「あらあら、日影ちゃんじゃないの? どうしたのこんな所で?」
「・・・み、水を・・・くださ・・・い。」
チュー!?(喋りましたわ!?)
とりあえず、家の中へとママさんと皆で運びお水を飲ませて落ち着きました。
「・・・空ちゃんが帰って来たと聞いて家を出たまでは良かったのですが・・・」
(なるほどここに着くまでに力尽きたのですわね?)
「・・・迷子になって2日、ようやく辿り付けたのですが・・・」
(迷子になってましたわ!?)
「石につまづいて起き上がれなくなっていました。」
(転んでましたわ!?)
「あらあら、いつも大変ねぇ~。」
(常習犯!?)
なんででしょうか私と似ているオーラを感じますわ。
「所で空ちゃんは何処なんですか?」
「もうすぐお仕事から帰って来ると思うけど。」
ポンと日影さんの足に手を当て見上げました。
「潤んだ瞳が可愛いハムスター、慰めてくれるんですか?」
「あらあら、気が合うのかしらね?」
チュー!(お互いたくましく生きて行きましょう!)
「この子貰っていいですか?」
(!?)




