005
※直接表現のない性交シーン、魔物の損壊・内臓描写があります。
昨夜初めて名前で呼ばれ、ちょっと感動した。
そんなことを思い返しながら、目を覚ます。
私が寝た時点ではまだヘレナさんと話し込んでいたロザリンちゃんもその後ベッドに潜り込んで眠ったようだ。
まだ外が明るくなり始めたばかりの早朝だけど、朝から絶景を観て感動しているアルフレートです。
これは御来光と同じくらいの絶景だと思う。
目の前にはロザリンちゃんの可愛い寝顔。ぷっくりした唇が、つい触れたくなる感じ。
視線を下げてみれば毎度お馴染み小玉スイカに至近距離での対面です。寄ってるせいで渓谷が大峡谷になってます。
わぁすごい。
わぁ…。
いつもは目が覚めるとロザリンちゃんのうなじくらいしか見えなかったから大丈夫だったんだけど…。
うーん。
「ロザリンちゃん、ロザリンちゃん」
「んんっ…なぁに?」
目を擦りながら返事をするその仕草。たまらない。
…本当に私ごときでは太刀打ちできないしひとたまりもないです。
「誠に申し訳ないのですが、こんな朝っぱらからで本当に申し訳ないのですが、今切実に、すごくシたい。今から、駄目かな?」
何か今朝は身体の極々一部がすごくせつないんです。
「珍しい。今日はその気なのね」
「うん。自分でも驚いてる」
今まで生きてきて最速じゃない?と思うような速さで私は服を脱ぎ捨てたのだった。
*
このお店は一応娼館なんだけど、かなり設定金額が高め。それでもいいという客しか受け入れないんだろう。
そういうお店は設備もいいし、お姐さんたち自身の価値が高い。
このお店に所属してるお姐さんたちは、かの有名な吉原の花魁のように別に借金があるとかそういうんじゃなくて、かといってサロンを開いてパトロンついてたコーティザンヌとも違う、この世界で独自発展したかたちでの高級娼婦たちだ。
稼ぐ手段として自分の身体と接客技術を客に提供している人たちだから、自分が望まない相手を断る権利を持ってるし、誰でも来れるわけじゃないらしい。なんと貴族でも断れるらしいんだよね。
そう考えるとなんだか冒険者と重なる部分もある。
私は仕事でいろいろあってロザリンちゃんと知り合ってからここに来るようになっただけで、普通は紹介制なんだそうだ。
ロザリンちゃんを伴って階段を降りる。
動ける限りはホールまで出てきて帰る客を見送るのがこの店のルールらしい。
少し疲れたような雰囲気なので申し訳ない気分になる。
「あれっ、ヘレナさんおはよーございまーす」
昨夜会ったヘレナさんの姿を見つけ、軽く挨拶。
「ヘレナさんもお客のお見送り?」
「わたしは昨夜はお休みだったからお客はとってないわ。アルフレートさんを見送るのに待ってたのよ」
「わざわざいいのに」
「デイヴィッドを助けに行ってもらうんだもの。見送りくらいするわ」
「そう?ありがと」
黒服さんに預けてあった双剣を出してもらう。
「恭しく持ってこられるとすごく申し訳ない気分になるよ」
「冒険者の武器類は丁寧に扱うのが当然でしょう?命を預けるも同然なんだから。それに冒険者でこのお店に来れるなら大概高ランクだし高ランク冒険者にもなれば武器もそれなりのを使うものでしょう普通は」
「そっか。消耗品だし安物でもいいやって思ってた」
私はこんなものに大事な命を預けるとまでは思ってないし、折れたら別のをマジックバッグから出して使えばいいと思ってたよ。
大物だって剣を数本費やせば殺れたし。
高価だとか業物だとか大事にしてる剣が欠けたり折れたりしたらショックじゃないのかな。
いいやつだと折れないのかな。
「とてもじゃないけど高ランク冒険者とは思えないセリフね」
「駆け出しですら言わないんじゃないかしら」
ロザリンちゃんだけじゃなくヘレナさんまでツッコミを入れてくる。
「私は剣に想い入れもこだわりも無いから」
返却手続きの一環として損傷などが無いかの確認を苦笑してる黒服さんに求められる。
めんどくさいけど仕方がない。
鞘から抜いてひと通り点検。だいたいいいんじゃない?
「ねえ、こっちのほうの剣、刃がだいぶこぼれてない?」
「別に切れ味とか求めてないし、いいんじゃない?」
「剣に切れ味求めないで何を求めるんですか……?」
「んー、振りやすさと殴りやすさ?」
「何がどうなるとそうなるのよ」
別に剣にこだわりませんよ。
殴りやすさから言えば鉄パイプのほうが頑丈そうで良さそうにすら思うよ。
ビジュアル的にそんな世紀末エルフになるのは流石に御免被りたいので自重しているだけで。
「道具は所詮道具だよ。私が私の命を預けるのは私自身の能力にだけだからね」
形あるものは必ず壊れるというし。
「まぁ私は命掛けなきゃならない危険にはそもそも近づかない方針なんだけど」
今回のダンジョンの件だって、地図にある範囲なら即死するほどの危険はないと判断したうえで行くことを決断したしね。
エルフという種族的には若かろうと、重ねた年齢なりの狡さだって持っているんだよ。
「じゃ、行ってくるねー」
剣帯をつけ腰から双剣をぶら下げて、ロザリンちゃんへ笑顔で手を振る。
「アル。気をつけて」
「……お願いします、アルフレートさん」
心配そうに声を掛けてくれる今日のロザリンちゃんが眩しい。
ヘレナさんにとって少しでも良い結果になるように頑張るよ。
お店を出て早朝の花街を歩く。
周囲にはまだ人影もなくせいぜい私のような朝帰りなひとしか居ないので静かだ。
朝帰りの何割かは妙にコソコソしてるからなおさら。
隠れるくらいならなら来なきゃいいのに。
そもそも彼らは何から隠れているのだろう。
さて、まずは銀麦亭へ戻らなければ。
一番気が進まないが、パーティメンバーへ不在理由を伝えておかねばならない。
その次にギルドか。今日は忙しくなりそうだ。
しばらく歩いて大通りにある銀麦亭へ。
戻ったことを店主のブルーノに告げて、この時間パーティメンバーが居るだろう食堂へ向かった。
都合が良い。全員居るみたいだ。
「おはよう。私、昨夜個人的に依頼されてしまったので今日はダンジョンへ行ってくるね」
「えっ!?」
「…アルフレート、お前」
リィナには驚かれ、予想通りルドルフに睨まれる。
フェイとライリーは私が突拍子もないことをしでかすのに馴れつつあるのか様子を見守っているようだった。若者は順応が速いなぁ。
…ルドルフからの敵意にも似たなにかがひしひしと伝わってくる。
急に昨日とは正反対のことを言い出したのだからルドルフのお怒りも尤もだ。
「ふざけているのか?」
「ふざけてないよ。昨日と状況が変わっただけだよ。仕方がないじゃないか私だって行きたくて行くわけじゃないよ」
ダンジョン嫌いだし。
ロザリンちゃんのオネガイじゃなきゃそんなとこ行きません。
「多分日帰りできると思うんだけど、目的を済ませ次第出てくるから、遅くとも明後日には戻る予定。もし5日間戻らなければパーティからの脱退として処理しといてね」
「一人で行くんですか…?」
「うん。一人なら身軽だし私の個人的な依頼でパーティ全体に迷惑掛けたくないし必要もないのに危険を冒させるわけにもいかないしね」
ルドルフの突き刺さるような視線が痛いです。そんなに睨まないでよ穴が空いちゃう。しばらく目を合わせ難いね。
パーティメンバーに必要事項を伝えてから、そそくさと私は銀麦亭をあとにした。
次に向かったのはギルドだ。
ギルドって結構早朝からでもやってるからすごい。職員の皆さん、何時に起きてるんだろうね。
とりあえずキャサリンちゃんでも居れば話が早いんだけど…。
いた。
真っ直ぐキャサリンちゃんのほうへ向かう。
「おはようございます。珍しいですね」
「んー。ちょっとね」
私はそれほど早起きでもないし普段こんな時間には来ないから不思議に思ったようだ。
「キャサリンちゃんにちょっと聞きたいことがあるんだけど。Cランクのデイヴィッドについてと、Dランクのラウルについて、ちょっと教えて?」
小声で聞けば、キャサリンちゃんは「個人的な印象だけど」といろいろなことを話してくれた。
ある程度の予想はしてあったけど判断に必要な情報を聞き出せたおかげで、私のこれからの方針が決まった。
さぁ、あとは気が進まないけどダンジョンに向かうだけだ。
*
馬車で半日の距離も飛竜ならすぐだ。
ギルドを出た私はそのまま飛竜便の店へ行き、特急料金を払って乗せてもらった。
半日も馬車になんて乗るなんてまっぴらです。
揺れるし疲れるし飽きるし酔うし。
あの尻と腰の痛さとダルさだけはもう経験したくない。
その点飛竜便なら離着陸時以外は揺れないし早いし。ヘリコプターに乗ったときみたいな楽しさがある。そういえば体感では速さもヘリコプターくらいに感じた。
「お客さん、慣れてんのかい?」
「えー?」
「空飛んでンのに落ち着いてたみてぇだったからさ」
ヘリコプターや旅客機には乗った記憶があったからね。
飛竜に乗った経験は無くても、空飛ぶものに乗る経験自体はそれなりにあったのだ。
「んー。それなりにね。快適だし」
「そりゃ良かった。若いのにすげぇな」
「見た目に騙されてるよ。若いっていっても私の歳は多分あなたと大して変わらないと思うよ今56歳だし」
「うお、まさかの同い年!俺も来月56だ!」
世間話などをしながらダンジョンまでの短いフライトを楽しむ。
どうやら飛竜便のお兄さんは退役した竜騎士だったらしい。
「おう。じゃあなアルフレート!今度本当に呑みに行こうぜ!銀麦亭まで行くからな」
「うん。楽しみにしてるよセオドア。送ってくれてありがとう」
ダンジョン近くに下ろしてもらい、別れた。
歳が近かったせいで、思いのほか意気投合してしまった。美味しいお酒が呑める店を紹介してもらうことになったよ。
「さて…」
件のダンジョン周囲には大勢の冒険者がいた。
昨夜はここで野営したみたいで、荷物を片付けている人もちらほらと見掛けた。多分これからダンジョンへ潜る予定なんだろうね。
飛竜で現れるなんてことをしたせいかかなり目立ってしまったみたいだ。視線を感じる。
私のことなんて気にせずどうぞ自分のことをしてください。
どうやら今回のダンジョンは洞窟タイプではなく遺跡タイプのようだ。まあ入り口がどうだろうと中までそうだとは限らないけれど。特に嫌いなんだよ洞窟タイプ。虫とかいるし。
ダンジョン入口の混みようからすると中も凄いことになっていそうで、げんなりする。
テンションが上がる要素がない…。
「ねぇ君一人?パーティ組まない?もう一人くらい足りないんだよ」
ダンジョンの入口へ近づくと、パーティメンバーの勧誘行為をしてる冒険者に声を掛けられた。
「ごめんね。私、ソロで行くんだ」
みたところEランクくらいと思われる若いというか幼い冒険者だ。剣士っぽい。人族だから…14〜15歳くらいかな?
冒険者の登録は13歳以上なら可能らしいんだけど、15で成年と見做され12歳以上なら就職もできるこの国でも、13歳で冒険者ってのはちょっと早すぎやしないかい?と思ってる。
後ろに魔法使いっぽいのと槍使いっぽいのが居るね。
「はぁ〜?ソロ?馬鹿なこと言うなよ。ここは一角狼だって出るんだぜ!?」
「うん?一角狼程度なら大丈夫だよ?」
普通の一角狼はランクC相当の魔物で、つい昨日私たちが殴って倒してたアレである。稀にB相当に強いやつもいるけど。
動きが素早くて私の魔法がなかなか当たらなくて地味にイラッとするアレである。
「嘘つくな!一角狼が一人で倒せるようなのがそんな剣使ってるわけないだろ!?」
うっぷす。言われてちょっとびっくり。盲点だ。まさかこの量産品の剣が私の弱そうに見えるポイントに一役買っていたなんて。
そうだったのか…。
…ちょっと拵えだけでも考えてみようかな。
「他人がどんな武器使ってたっていいでしょ。これでも倒せるんだもん」
壊れても悔やまなくて済む剣を使うのはそんなにいけないことなのかい?
私としてはある意味でこだわりのある武器だよ?
殴打に向いた打撃系武器だよ。
「とにかく私はソロで行く。君たちは君たちで行ってくれ」
言い置いて、私はダンジョンへ足を踏み入れた。
うー…。
じめじめしてるぅー…。
どことなく臭いし。ちょっと寒いし。
洞窟タイプのように地面に凹凸や水溜りがないだけマシだけど。
みんなよくこんなとこへ来たがるね。なんて物好きなんだろう。
できることなら私は楽な仕事だけして生きていきたい。
こんなとこを歩いてるとつい愚痴っぽくなるね。
私は魔法の明かりを天井ギリギリの高さで5メートル位先行させて歩いている。イメージとしては街灯だ。
手元にあるよりずっと視界がいいため歩きやすい。
最初の分岐に来たところで、描き写させてもらったマップを広げ、手元を照らす明かりをもう一つ出して進路を確認。
最初は右か。
確認後消灯する。
迷うのもアホらしいので、分岐に当たるごとにマップを確認することにした。
あとはひたすら進む。
…だけなんだけど。
「ついてくるの止めてね」
私の後ろを歩く20歳前後のガラの悪い冒険者に警告する。
「あァ?ここはお前だけのダンジョンじゃねぇだろ?」
「そりゃそうだけど。はっきりさせとくけどここから先は付いてきたことによる危険はあなたたちの自己責任だよ。例えなにが起きても私は見捨てるからね」
警告はした。あとは自分たちでどうにかしてもらおう。
「じゃ、お先にどうぞ」
「ここらで休むかァ」
こんな入口で休むもへったくれも無いだろうにずいぶんあからさまだ。
タチの悪いパーティにストーキングされてます。
私に露払いさせたいのだろう。
楽をしたいという願望は誰だってあるだろう。でも冒険者稼業ではそこに命が掛かってくるのだ。
誰かについていったのでは、自力で戻れない領域までいってしまう可能性だってあるのだから。
途中で夢幻蝙蝠が何匹か飛んできた。
多くのダンジョンで生息するランクE相当の魔物だけど、幻惑系の魔法を使ってくるらしい。近づいてくるのだけを剣で叩き落として、遠くにいるのはそのまま放置した。
あまり刺激しすぎると仲間を呼ぶらしく、揶揄って無限蝙蝠、なんて呼び方をする冒険者もいる。
けっこう大きくて突然飛んでこられると怖い。蛾とかゴキブリ程ではないけど怖い。
つい、「うひゃぁ」とか言っちゃうくらい。
蝙蝠は後ろにも行ったようでギャアギャア騒いでる。ざまをみなさい。
大した素材でもないので蝙蝠の死骸は解体など一切考えず放置だ。そのまま立ち止まらず進む私の倒したぶんの蝙蝠の素材も回収してまわっていたのか、いつのまにか姿が見えなくなった。
私に寄生するつもりなら、そんなのいちいち拾ってちゃついてこれないよ。
その後はたまに夢幻蝙蝠に遭遇したり他の冒険者とすれ違ったり追い抜いたりする程度で、左、真っ直ぐ、また左、と順調に進んで次の階層へ続く階段に到達した。
「2階層目からは罠があるって話だったな」
明かりの届く範囲に薄く薄く探査の魔法を広げる。
総てではないけれど、なにか異常があればこれで察知できて罠も避けることができる。イメージとしてはソナーだ。
とりあえず最初の罠、足元の石畳の一部がスイッチになってる落とし穴をわざと作動させた。この周辺の罠がどの程度の危険度なのかの判断基準にするためだ。
踏み抜いて二秒後、一歩先から五メートル位先までの床が抜けた。
そのままのスピードで歩いてると確実に落ちるタイミングと場所だ。
穴の底には何もないし深さは二メートル程度なので、全力で殺しに掛かってきてるわけではないけど底意地が悪い罠。
抜けた床は二分くらいで戻った。
…まさか二分で抜け出ないと次に開くまで抜け出せない仕様?
いやまさかね。
とりあえず安全策をとりながら落とし穴の真上を歩いて通る。
スイッチさえ踏まずに通れば大丈夫と思わせておいて問答無用で開くような鬼仕様ではなかったようだ。良かった。
Cランクなら難なく、Dランクでも一応対応できる程度の罠のようだった。
落とし穴のあと、次の分岐点まで進む。マップによれば進むべき方向は真っ直ぐだ。
五メートル位先の右手側の壁に仕掛けを発見。多分何か飛び出すやつ。発動条件はまた床のスイッチ。
魔法で盾を張りつつ踏まずに通過する。
続けてまた五メートル位先に今度は左手側の壁から何か飛び出すやつ。スイッチは床にあると見せかけておいて実は通過しただけで作動するというタイプ。不思議なんだけど赤外線センサーでもついてるの?
問題はその罠の先に敵の気配がすること。すごく嫌な感じの気配。
帰りたい。
でも仕方がないので魔法で張った盾で飛んできた槍を跳ね返しつつ、その気配のあるほうへ進んだ。
ファサ…。
「っぎゃーーーー!!」
もはや脊椎反射だったかもしれない。
私は叫んだ。
全力で叫んだ。
魔物にも相性ってあると思うんだ…!
私にとってはデヴィルモスとかグリーンキャタピラーとかは突然出会ったら絶叫してしまう自信があったけど、やはり正しかった。
叫んだ瞬間条件反射的に高出力の熱線で灼いた。
パラパラと灰になって落ちてゆくデヴィルモス。灰すらも気持ち悪い。
「ぅひぃ…」
脳裏に姿が焼き付いていて、夜眠れなそうです。
心臓のドキドキがとまらない。怖いよダンジョン!
ちなみにデヴィルモスはでっかい蛾。思い浮かべたくないので外見の詳細は省く。
ランクD相当の魔物だけど明かりなどを持ってると群れて寄ってくるのでランクCと見做されることもある、と資料に書いてあったのを記憶している。消したい記憶だが。
蛾の話はもう止めて先へ進もう。
次の分岐を右へ曲がると、酷く細くて足場の悪い通路が十五メートルくらい続いていた。小学生のころに体育の授業で渡ったりした平均台レベルの幅。しかも鍾乳石っぽい見た目で、すごく滑りそう。
そこを踏み外すと穴というか下へ落ちてしまうのだけど、下を見ると石筍ぽいのがトゲみたいに上を向いて生えていた。あら、えげつない。落ちたら刺さるね。
うわぁ。危ない。
そんなところをまともに歩く気はないので、魔法で浮遊して進み、対岸へ着地。
飛ぶ系統の魔法は制御が難しいので疲れた。
休憩に適した場所ではないけどもう1時間は歩いているのでちょっとだけ休憩しよう。
既に足腰が怠重い。
元々体力無いのに朝っぱらからロザリンちゃんと致したのが失策な気がしないでもない。
お茶と、昨日買ったまま忘れかけていた串焼きをマジックバッグから取り出す。
串焼きは予備のマジックバッグに入れていたので冷めてる。冷めてて匂いが弱まっているからその点はちょうどいい。でも温かいうちに食べたかった!
おいひいでふ。
あの屋台、絶対また行こう。




