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俺の初恋は若年性  作者: わたしはオジヘル
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現場は現場

現場の役に立たない空理空論を初任者研修では叩きこまれる。かと思えば、その現場......将来老人ホームに収容され同じく「座ってて!」と扱われる時、自分だったら能くこらえようか。尻の青いクソガキどもに「あなた」と呼ばせて辛抱できようか......


現場は現場、研修は研修、違って当然だ──だったら答えは簡単なのでした。自分一人だけでも良い、人がどの様であろうと研修で習った基本に忠実であれ。受けた研修を無駄に終わらせるな、とハローワークで頂いたアドバイスは、千万仰る通りなのでした。「座ってて!」とヒステリー声で脅かす法があるものか。相手はお年寄り、やはり初任者研修にしたがうべきです。初任者研修が浮世離れしているのである以上に、現場は低レベルに過ぎた。短い期間でもホームを体験したゆえにこそ分かった初任者研修の意義でありました。


幸いにして、次につとめたデイサービスでは良質な職員が働いていました。ヒステリーをおこす者もなければ「あなた」と呼ぶ者もない。行き届いた職員ばかりです。ほかに雇ってくれ手がなさそうな人々ではありません。二年勤めるあいだ、破廉恥な人々がする介護を目にする事はありませんでした。

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