表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の初恋は若年性  作者: わたしはオジヘル
PR
87/133

きょうだいの仲

思い出したのか「お釣りちょうだい?」と手を出すあなた。眩しそうにしながら、「帰りの電車に乗るお金がなくなっちゃった」といって笑うあなた。ちょうどそのニコニコ顔で。そうやって車椅子の上から送ってくるニコニコは、34年前ミスタードーナツ店内で向かいの席上からよこして僕を困惑させたニコニコと少しも変わっていない。


あなたは一年上の妹。僕は一年下の兄。ミスタードーナツの日以来、そう思われた。僕は一人っ子だからきょうだいの絆というものを知らない。甘えたり甘えさせたりする楽しみを知らない。あなたとなら出来ると直感した。あなたとはきょうだいの仲。


なんせあの日、僕にとって驚きだったこと、それは、かつて僕らが同じ駅同士だったと、その事をあなたの口から聞いたんだよ。ミスタードーナツの駅──僕らは中学まであそこの駅を使っていた。通学するのにいつも同じ駅で乗り降りしていたんだね、テレジアと五十助は。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ