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俺の初恋は若年性  作者: わたしはオジヘル
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確固不抜

1992年、2月。寒い日曜日。午後3時半ごろ。駅前のミスタードーナツ。


コーヒーとドーナツを挟んで向かいあう形になるやいなや、彼女が尋ねた。好きな言葉は何かと。僕には一番好きな言葉があると答えた。立って店員にペンを借りに行くあいだ何にしようか考えた。テーブルに戻って備え付けのペーパーナプキンへ「確固不抜」と書いてわたした。窮した挙句の出鱈目であり、実の所、その意味すら言えなかったろう「確固不抜」だけれども、彼女は目を丸くするのみ、それ以上聞かなかったので助かった。


封筒を差し出しながら、田村君に読んでもらおうと思って夕べ書いてきた手紙だという。開くと自己紹介兼近況報告のような物のあとへ、曰く、今の自分を支えてくれるのはこれだ、この言葉を発見してから毎日が楽しくなった、といって手紙文を閉じるのに:


す べ て が 共 に 働 い て 益 と な る

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