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俺の初恋は若年性  作者: わたしはオジヘル
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こんにちわ、テレジアさん

♰主の平和 ...... (伯母さんがメールをくれる時の挨拶を真似てみました)


あなたのクリスチャンネームは「テレジア」だと、ゆうべ伯母さんに教わりました。そうです。ゆうべは復活徹夜祭。伯母さんに是非と誘われるまま、僕も行って来ましたよ。


(さて、僕は何て呼んでもらいましょうね。50のおじさんヘルパーだからいっそ「いそすけ」でどうでしょう。以後ここでは五十助といって頂きます。)


復活徹夜祭は荘厳で綺麗で、感動しました。クリスチャンでも何でもない五十助めに「どうぞ」と蝋燭を手渡してくれました。そして光の祭儀にフル参加させてくれました。歌も良かった。「この夜♪この夜♪」と信者さんが一斉に歌うのを聞きながら、涙が出ました。実に感動的でした、テレジアさん!


それから洗礼の儀式が行なわれて、受けている人が何人かいました。「聖誰々、私たちの為にお祈り下さい♪」とこれまた荘重な歌いを繰り返したり、神父様が信者席へ出向いて水を振りまきに来たりと、伯母さんのお陰で良いものが体験できました。


今テレジアさんは何をしているかしら。そろそろお昼を食べ終わる時間だから、これから歯磨きかな?五十助は昨夜のことの意味を考えつつテレジアさんとの今までを思い出しては窓の外を眺め眺めぼんやりにやにや、パソコンの前にいます。


そして、五十の身にとり休みの日は大変有難く貴重なのだけれど、そばにいられないのが、ちょっぴり。白状すると、悔しい。近ごろジェラシーさえ覚える五十助です。明日の朝が来て欲しい。


ほら、いつだったか伯母さんの言ったひとことが効いた、というか、真に受けてしまったというか、やっぱり僕は幼いんだな。「きっとこの子、五十助さんのことが好きなのよ。」あれが良くありませんでした。一発ノックアウトされました。


「いつもこの子、こんなんじゃないもの。お部屋に職員さんが入ってくるとそっぽを向いちゃって機嫌が悪そうで。五十助さんの時だけよ、こんなにニコニコしてるの。」


以来、五十助はほかが考えられなくなりました。如何いたしましょうか。キリスト様は何と仰いますか?テレジアさんはキリスト様のお声を聞くんでしょう?僕には分かりますよ。


ではテレジアさん。また明日。五十助は早番です。

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