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俺の初恋は若年性  作者: わたしはオジヘル
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われ惱める人

VHS動画のヘビー級閲覧者、というか、中毒者だったろうわりに、画面越しに行なわれる身体運動に見入りつつも嘲笑っていた自分。有名な女優やら元アイドルやらの写真集が出たと聞けば、金を出し合って買いに行く。「かわいい」「綺麗」と言って喜んでいる仲間に向かって、こんなことをして金を稼ぐ女は最低だと、缶ビールを片手に言ったものだ。人に裸を見せるような女に値打ちはない、と。所詮頭が悪いからこの手の仕事をしたがる、もしこれが親戚だったら俺は縁を切る、と本当にそういう考えだった。もし自分に姉か妹がいて、仮に写真集を出すとしたら、きっと俺は恥ずかしくて表通りが歩けない、歩けるわけがない。今でもそうだ。我が妹が女優業だなど想像すらできないことに違いない。何という矛盾。人を人とも思わない。一方では楽しみ、一方では蔑む。女を物扱いしている。結婚しなかったのがその証拠。いっときの陶酔ならば良いが、結婚はまっぴら。まるでガキだ。


テレジアの傍線赤:噫われ惱める人なるかな、此の死の體より我を救はん者は誰ぞ。

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