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俺の初恋は若年性  作者: わたしはオジヘル
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こんな自分を信用してくれる伯母様も伯母様

福祉だとか何だとか言って人助けみたいなことをやっているつもりなのか知らんけれども、随分な生き方をした者です。冷静になってよくよく考える。テレジアに顔向け出来るような人間か。伯母様の顔が見られた自分か。人には言えないことをしたのは一度や二度でない。特に異性関係ではやらかした。この世に誕生したろう命を絶やすことさえやってのけたのが自分だ。伯母様に告白したらカトリックでは絶対にゆるされない重罪だとさとされた。カトリック信者がそれをやると破門される。祈りなさい、信じるか信じないかは別として、とにかく祈りなさい、そうして残された時間を使って良いことをしなさい、自分なりの償いをして天に向かって世に対してごめんなさいを言えば良い、と。こんな自分を信用してくれる伯母様も伯母様だが、カトリックという教えは何であるのか。いったいぜんたい何で自分が敬虔な信者さんたちと接点を持つようになったのか。


女ぐせは、夜通しの麻雀タイムが種を植えてくれたのだろうか。当時はVHSといったか、くだらない動画を見ながらビールを飲みタバコをふかし、高校生のガキがそんなことばかりしていた。この女優は童顔でかわいいだの、あの女優の二つは大きくて綺麗だの、それはそれはくだらない話しかしなかった。


その時間、テレジアはといえば、朝比奈隆が大阪フィルハーモニー交響楽団を指揮するブルックナーの交響曲第八番をVHSにとって見入っていたに違いない。

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