表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の初恋は若年性  作者: わたしはオジヘル
38/41

一度は諦めた彼女

と言って、もし、ここで帰れば、またとテレジアを見る時は来ない。わたしは日雇い、再び応募しようか却下あるのみだろう。人手がないから入れている日雇いなのに、半日で帰るようなやつを用いようとも思われない。


それでなくたってヤバい人間だからと今頃噂しているに違いない。職員を威嚇してくるあいつは何だと。扉の閉め方も考えるべきだった。施設長に聞こえたろうし、失敗したことに入所者をびっくりさせはしなかったか。もういいから帰れとつまみ出されて文句は言えないやつです。


一度は諦めた彼女でした。忘れた彼女でした。夜桜の晩にあのような話を聞かせなければ、わたしは忘れつづけたはずです。もう、二度と忘れる時は来ない。忘れる素質がないと自分で分かっています。


昼食をとることもしないで掛けていたら、施設長がやってきて、


「◇◇さん、さっきはお疲れさまでした。大変じゃなかったですか。助かりました。休憩が終わったら居室清掃をお願いできますか。これを見ながらやって下さい。お願いします!」


と最敬礼してみせると、テーブルにクリアホルダーを残して立ち去りました。首の皮一枚でつながったようでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ