表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の初恋は若年性  作者: わたしはオジヘル
30/42

天国に行く証拠

世に以心伝心などと申します。どのように思われるでしょうか。


私もテレジアの「声」と思しきものを「聞く」ようになったのは最近のことです。四月に入ってからでしかありません。最初は分からないまま、空耳なのか近所の誰なのか。昔のテレジアを思い出そうとするあまりの幻聴なのか、医学の知識を持っているであろう伯母さんに相談しました。書きましたように、伯母さんは看護の仕事をした人です。


すると「なんだ、そんなこと」と言わんばかり、自分もよく聞くわよと言うので、正直ぞっと、震えがきました。伯母さんは笑いながら、テレジアは決まった人に声を届けることが出来る、小さな子供の頃に覚えた方法だ、心の中を見てもらいたいと思う相手にそっと耳打ちするような声をおくるのだ、と。姪も聞く一人だと言います。お兄さん牧師の三女だそうです。例の△△神父もテレジアの声を聞く。


彼女が話せなくなってから、それがいよいよ頻繁になった。「はたから見れば何も理解していないようで本当は分かっているのよ、あの子は。だから五十助さんのことも全部分かる。」


テレジアのような能力を持ち合わせている人は天国に行く証拠だと言います。わたしも納得しました。テレジアなら必ずそうに違いありません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ