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俺の初恋は若年性  作者: わたしはオジヘル
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涙が出ます

+主の平和 シスターテレジア


ブラザーイソスケです。今日は本当に残念。せっかく散歩する予定だったのに。雲一つなくて暖かで、絶好の散歩日和でしたね。あなたと散歩したかった!


でも熱があるんじゃ仕方がありません。なんぼブラザーイソスケでも遠慮するほかありませんでした。これでも介護士のつもり、ほかのお客さんを不安がらせちゃお話にならないし。万が一テレジア様に何かうつすとしたら生きていられません。昼前からは何ともないけれど、やっぱり用心して今日は行かないことにします。ホームだって迷惑でしょう。入れてくれないな。


さきほど伯母様に電話いたしまして。事情が分かって五十助も相当悪かったと猛省の最中です。頭を冷やして考えると、わたくしも悪うございました。もちろんホームの経営陣に対してではありませんよ?誤解なきように。本当に腐った連中だ。いったい何億やったことか。今頃どうしようか、社長以下額を集めているに違いない。うちの施設だけってことはないからな。ほかでもやっているんだろう。組織ぐるみでないわけがない。うちの施設長一人が勝手にやったことです、なんてあるか?面白かったきのうは。伯母さんにどやされて、イェスかノーか、なんてどっかの大将のように言われて縮みあがっていた。この足で私が市役所に行ってもいいのよ、なんてね。


まそんな事はいい。反省すべき点が五十助にもたくさんありました。もっと慎重に考えるべきでした。というのも、あるお方(伯母さんというよりも別のお方)の立場を忘れていました。全く忘れていた、というか、伯母さんに言われるまで念頭にもありませんでした。そのお方はあなたの事を心配して本部に問い合わせたようなのです。今は伯母さんが丸くおさめて下さったから大丈夫気にするなと言ってくださいましたけど。本当に優しい伯母様です。近いうちにそのお方の所へうかがって謝罪して来ます。実はまだお会いしないのです。わたくしとしても必ず一度はお会いしたい。


それにしても伯母様はありがたいお方です。恩人です。わたくしのことまで考えてくだすってプランの上乗せを提案して下さいました。まだ具体的には明かせませんが、テレジア様専属のオジヘルにして頂くにつき、さらなるアップグレードプランを示して下さいました。涙が出ます。


ということで暫しルンペンです。明日はちゃんと主日ミサに参加したいと思います。テレジア様に代わってイソスケが礼拝して来ます。仕事していると中々難しい。せっかくこういう時だから。ミサの帰りにテレジア様のところへ参ります。何か買っていきましょうね。ハーゲンダッツのバニラでも。何がいいですか?ひとまず今はこれぐらいで。ではまた。テレジア。

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