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俺の初恋は若年性  作者: わたしはオジヘル
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全てが共に働いて益となる

再会あしたで一周年。ずいぶんと症状がすすんだようです。あとどれだけ共にいられるか。そんなに長くないことは知っています。伯母様も同様に言います。伯母様は家でピアノを奏でる時に彼女の声を聞くそうです。まだ私にはそう囁かないけれども、伯母様へはそろそろよと知らせる。伯母ちゃんはうんと長いもの、と。よく私には、全てが共に働いて益となると聞かせにきます。初めのころ、何でだろうと不思議で仕方がありませんでした。自分が覚えている声。三十年前と変わらない。伯母さんに打ち明けたら、それはあの子よ、よくそういう事をするの、と何でもないように答える。あの子は五十助さんが好きなんだってば、五十助さんが来てくれて嬉しいの!珍しいことじゃないわよ?そのまま天国に行くのよ、あの子は。私は無理ね、と。


カトリックには天国に直行する組と、煉獄という所を経由して向かう組があると言います。大多数は後者の人で、伯母さんもその一人。テレジアは前者だろう、と。


わたしは早く寝ます。昨日今日と疲れた。散歩に行くんだし難しい車椅子だから気をつけないと。彼女はこの一年、いっぺんも散歩に行っていないと思う。

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