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相手の幸せのみ
ここでまたカッコ悪ーい田村君が登場するのです。
田村君と来たら、こうです:もし朋ちゃんが治るなら、僕は死ねない。
もしこれから朋ちゃんが恋人をもって、結婚して、子供を生むことができるのなら、彼女を残して天国に行けはしません。未練がましい男なのです。
というより、真菜先生、田村君は情けない男です。
映画やドラマに登場するカッコいい男と比べる時、大変な差です。
カッコいい男は、相手の幸せのみを考えます。それをのみ願います。自らを顧みません。慥か、『タイタニック』のデカプリオ君がそうでした。
デカプリオ君は田村君と同い年らしい。が、彼のカッコいい所は、恋人に向かって、「好きな人と結ばれるんだよ。」「子供を生むんだよ。」「幸せになるんだよ」と言い残しました。そうして、おのれは冷たい海に沈んで行くのでした。(ちょっと違ったっけか?)
とても田村君にそのようなシーンは演じられません。
田村君がデカプリオ君だったら、他人を救命艇から蹴り落としてでも生き延びます。だって、恋人と結ばれたい。他の男と結ばしたくない。死んでも嫌だ。そのくらいなら生き延びて、自分が恋人と結ばれたい。
どんなにカッコ悪かろうと、そうです。そうに決まっています。




