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俺の初恋は若年性  作者: わたしはオジヘル
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親族との約束

朋子のお風呂にもルールがありました。


朋子は寝台式のストレッチャーに乗っての全介助です。同性介助を原則としました。


もし女性の手がなくて、男性がせざるを得ない場合、もう一人呼んで来て、二人の職員で行ないます。


浴室内の朋子が男性職員と二人になる時間を作ってはならない。


これも親族との約束だから必ず守るべきことでした。


ところがです。


田村君は朋子と再会した朝、一人で介助させられました。


顔だけ覗かせる職員ならいるにはいたけれども、とうてい二人で介助したと言えるものではありませんでした。


( 何回目かの日雇い勤務で、再び田村君は朋子の介助をしました。


その時は、洗髪・洗体をしている間だけ、他の職員が脱衣場に入ってきて洗濯物を選り分けなどしていました。それ以外は田村君一人でしました。


朋子をつれ浴室から出て来るのを認めて、そっと一人の女性が歩み寄って尋ねました。


朋子さんの知り合いの者だけれども、あなたが介助したのですか、と。


まだルールを知らない田村君が悪気なく、はい、そうです、と答えたら、女性は、そうですか、と顔をくもらせました。


あとで知ったことは、近くのヘルパーステーションにいるサ責であり、伯母様の姪にあたる人でした。伯父様がわの姪っ子さんでした。


伯母様の代理でときどき様子を見に来る人でした。)

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