表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の初恋は若年性  作者: わたしはオジヘル
PR
132/152

トラウマ的な体験

その朝、田村君はトラウマ的な体験をダブルでしました。


言うまでもない、出産痕を目にしたことが一つ。彼の知らない誰かの子を孕んだ、その印でした。


彼は、何週間も前に、朋子に子があると聞いていました。


予め、彼女には子供がいると知ったうえで働きに行ったのです。


でも、決定的な証拠を見おろした時に、目がくらみました。嘔吐することを恐れました。


今ひとつのトラウマは、入浴介助したこと自体、それがトラウマ的な体験でした。


昔、高校三年生どうしで、心と心を通わす親密な交際を続けながらも、近づくことができなかった彼女。


濃密な時間を共にしながらも、触れられなかった彼女。


二人で書いた物を読みあった日々。


河原へ行って土手に腰をおろし原稿用紙を朗読しあった日々。


相並んで掛けながらも、間をあけて体が接しないように気をつけた日々。


田村クンと言っては袖を引っ張りたがる彼女に悩まされた日々。


高校生の彼にとって、クリスチャンである朋子は神聖不可侵でした。


その朋子に、彼は数十年ぶりの再会をしました。


彼は自らの手で、彼女の衣服を脱がし、お風呂に入れて彼女の体を洗ったのです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ