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生きるか死ぬか
それからの田村君は、狂人のメンタルライフをおくりました。
物が食べられなくなりました。
仕事をやめちゃいました。
朋子の名前なんか忘れろと彼なりに努力しました。でも駄目でした。
24時間、朋子のことばかりになりました。
大袈裟に聞こえたらごめんなさい、田村君にとって、もう生きるか死ぬかぐらいの問題になりました。
そんな或る日、彼は人を雇いました。朋子の居場所を探させました。
そうやって、去年の5月2日、朋子が暮らす老人ホームに行きました。
去年の5月2日だから、2025年5月2日です。
田村君が行った老人ホームは、「住宅型有料老人ホーム」というやつでした。
朋子は、住宅型有料老人ホームで介護を受けていたのです。
田村君がそのホームに行ったのは、朋子に面会しに、ではありません。ホームで働きに、です。
日雇い介護員の身分で働きに行きました。
2025年5月2日の日に、朋子がいる老人ホームで仕事をしに行きました。




