18話 ざるうどんセットを作るのです!
おはようございます!
暑さも増して、どんどん食欲がなくなって来ますね!
そんな時は!スーパーアカツキ特製カツ丼とざるそばセット!
1p 何と税込498円!
ぜひお試しくださいませぇ!
では18話始まります!
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「そばセットが売れない!」
「売れないのですか?」
「うむ売れない。」
「なぜですか?」
「なぜだと?」
「はい。だって私冒頭でも宣伝しちゃいましたし。」
「それはねひな子…」
「はい…」
「お客さんが飽きてるんだよぉ!」
「はぁ…」
「だって去年の夏からメニュー改良してないし!どこ行っても同じようなものだしっ!」
「確かに、どのスーパーもうどんセットとか同じようなものばかりですよね。」
「そうなのだよひな子君!結局はその年のトレンドなのだよ!」
「そのトレンド?は誰が決めるんですか?」
「そんなものは…きまっているよ…」
「だ、誰なんですかっ!?」
「大手スーパーか容器メーカーだよぉっ!!」
「なるほど…」
「我々弱小スーパーはまずは真似から入るのが無難なのだよ!」
「じゃあ、新しいのも作ればいいじゃないですか。」
(キラーンッ!!)
「優さん?キラーンって鳴りましたよ今。」
「言ったねひな子君。作ればいいじゃないですか!と言ったね?」
「はい、言いましたけど?」
「でぇわっ!君に任せようではないか!残りの2ヶ月ほどの販売期間で売れるうどん!そば!どっちでもいいさ!」
「えええぇぇ!私は無理ですよぉ!」
「何を言っている!作らなきゃ、何も始まらないのさ…」
「いやいや、そうですけど…」
「じゃ!任したヨォ。明後日までねぇ!」
「ちょっと優さんっ!?」
「聞いてたわよぉ!今回はひな子が捕まったわねぇ。」
「千秋先輩。私、新メニューとか作った事ないですよぉ。」
「手遅れよ。優さんが今みたいに無茶振りした時は、自分が考えるの面倒な時だから。」
「ひどい…」
「大丈夫よ、誰もが通る道だわ。」
「じゃあ千秋先輩も?」
「そうよ、文だってやったわ、だから今も普通に新メニュー考えれるのよ。」
「ですけどぉ…」
「何事もチャレンジ!失敗して作り直して失敗しての繰り返しでしかないわっ!」
「そうなんですかねぇ…」
「そうよ、だから頑張りなさい!」
「はぁい。」
「どうですか!?文先輩っ!?」
「おっ!早速試作作ったんだね、偉いぞ!」
「いやぁん、文先輩に褒められちゃったぁ!」
「あはは…でもこれはちょっと厳しいかなぁ。」
「やっぱりダメですかぁ…」
「うん、これはねぇ。うどんの上に焼き鮭はちょっとねぇ。」
「ですよねぇ、わかってたんです。これは無いなって。」
「でもその調子だよ、そうやって考えてこれはダメだって覚えていくんだから。」
「文先輩…優しいぃ…好き…」
「な、なんて?」
「何にもありませぇん!次考えます!」
「うん。」
「ひな子頑張ってるじゃない。」
「うん、何回もやり直したらいつかそれなりのできるだろ。」
「でもまだ、引き出しが少ないわよ。」
「だよな、まだ入社して4ヶ月だしな。」
「優さんも突然ね」
「それだけ期待してるんじゃないか、ひな子に。」
「まぁ、頑張ってるのは確かだしね。」
「うう…明日香さん、うまく出来ないのです…」
「あらら、もうスランプ中?」
「はい…」
「もっと真似すればいいのよぉ。」
「真似ですか?」
「そうよぉ、他の所の真似をして、その中身を一つでも変えて売れたら、それはひな子ちゃん考案のしなよぉ」
「そんなんでいいんですか?」
「いいのよぉ、世の中みんな真似ばっかりよ。」
「はぁ…」
「一から発案できる天才なんて、世の中には限られているわよぉ。」
「なるほど…」
「だから真似から始めていいの。そこから見直してごらんなさぁい。」
「あ!ありがとうございます、明日香さん!」
「うふふ、いいのよぉ。」
「文先輩!第二弾見てください!」
「おお!さっきのより全然いいよ!」
「本当ですか!?」
「あぁ、これならまだ買おうかなってなるよ。」
「やったぁ!」
「でもまだダメかな。」
「ええぇぇ…」
「これいくらで売りたいの?」
「…498円ですかねぇ」
「だったらちょっと寂しいよね。これだと298円ぐらい」
「なるほど…」
「はい!頑張りな!」
(街角インタビューです!今何が食べたいですか?)
(ええっと、暑すぎるんでうどんと天ぷらですかねぇ。)
(天ぷらは胃に重く無いですか?)
(冷やしうどんに季節のあっさり天ぷらのっけて食べたいですね!)
(例えば?)
(大葉と茄子とオクラとか、あととうもろこしとかもおいしそう!それに海老が乗ってれば最高ですね!)
(ありがとうございました。やはり皆さんあっさりを求めていますが、天ぷらは食べたいんですねぇ)
「これだ!!」
「優さん!文先輩、千秋先輩!出来ました、自信作!」
「おおっ!これはいいね!」
「やるじゃないかひな子!」
「あら、美味しそうじゃないっ!」
「そうでしょ?ひな子特製!夏野菜と海老の天ぷらうどん、おろし大根をたっぷり乗せて!です!」
「ちょっと品名長いけど…」
「あははは(アセ)」
「でもいい!うん、商品化!」
「優さん本当ですか!?」
「あぁ、すぐレシピ化しよう。」
「やったぁぁぁ!」
「すごいねひな子。いつ思いついたの?」
「実は昨日TV見てたら街角インタビューで、夏は天ぷらうどんが食べたいって…こんな感じの…」
「なるほど、実際の食べたい人の意見ってことね。」
「いい!去年の千秋が自信満々で出してきた納豆塩昆布うどんは最低だったからな!」
「ちょ!ちょっと優さん!言わないでくださいよぉっ!」
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「明日香さんのおかげです!」
「あらあら、大した事言ってないわよぉ。」
「で、千秋先輩。納豆塩昆布うどんて―――」
「次回! 『これが雫の能力なのです!』 楽しみにして待ってるのよっ!」
「ちょっと、教えてくださいよぉ〜!」
「うるさいわよっ!」




