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美味しい惣菜いかがですか? シーズン1  作者: 蒼凪 悠


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14/24

14話 うなぎの日なのです!

おはよぉ…

毎日暑いねぇ…

こんな日はクーラーの効いた部屋で…

あ、14話始まりまーす…暑い…

 

△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽


「暑いなぁ…」

「暑い時は…ほいっ!」

「キャッ!」

「ほら冷たいでしょ!?」

「もう!千秋先輩また氷のかけら入れた!」

「暑さ凌ぎに良いじゃないっ。」

「よくない!急に背中はやめてくださいっ!」

「じゃあ…前ならいいのかしらぁ?」

「キャー!文先輩〜っ!」

「こら千秋!いつまでも遊ぶな!」

「文も入れてあげましょうかぁ…」

「いらないっ!」

「わ、私…文先輩になら、前に氷入れてもらっても…(テレ)」

「う、うん。入れないよ。」

「残念…」 

「文ー、明後日の土用の丑の仕込みリスト置いとくねぇ」

「あ、わかりました優さん。」

「土曜日?牛?明後日は金曜日ですよ?」

「あはは、まだわかんないよね。」

「土曜日じゃなくて、土用よひな子」

「土用?」

「土用ってのは季節の変わり目の18日間を言うんだ。」

「そのなかの丑の日を毎年夏の土用の丑の日って言うのよ」

「へぇ!(メモメモ)」

「むかしエジソンがうなぎやのおじさんにに相談されたからだわ」 

「平賀源内な!」

「へぇ!(メモメモ)」

「丑の日はにょろっとしたものを食べる習慣があったみたいよ」

「う のつく食べ物を食べる習慣な」 

「へぇ…(メモメモ)」

「土用は年4回あるのよっ」 

「4回な」

「…あってるじゃないっ!」 

「あっ。」

「…どれが正解?(メモメモ)」  

「ま、うなぎを日本国民が食べる日に違いはないわっ!」

「まあ、それはあってるだろうな」

「さっさと切りましょ。」

「うん、えーっと…」 


(国産 半部切り 80尾)

(国産 6等分  50尾)

(国産 8等分  50尾) 


「そんなに切るんですかっ!?」

「追加で当日きるぐらいの勢いよっ…」

「すごい…」

「まぁね、結構なイベントだからね」

「そうよ…」

「優さん?」

「魚屋のうなぎ蒲焼と、こっちのうなぎ丼シリーズの戦いよっ!」

(ぐぁはははは!勝ってやる!今年こそは!)

「あ、優さんやる気モードにはいっちゃってるわ」

「でも不思議だよね、ご飯家で炊いて蒲焼買う方が安いのに。」

「みんなそうじゃないわよ。文だって丼買うでしょ?」

「まぁ…ね」

「一人暮らしとか、お昼に食べる人は特にこっちを買うわよ」

「当日、ひな子はひたすらうなぎ丼つくってね」

「はいっ!文先輩!」


□□□□□□□□□□


「さぁ!土用の丑だよ!うなぎ安いし美味しいょ〜!」


「文先輩!魚屋の人がお店の前でバーベキューしてますっ!」

「あはは、ちがうよ、うなぎ焼いてるんだよ。」

「匂いにつられて財布の紐がゆるくなる…呪いね…」

「ちがうだろっ!まぁ、ゆるくはなるけど。」

「匂いは武器よぉ〜」

「明日香さん?」

「ひな子ちゃんだって、唐揚げのいい匂いがしたら食べたくなっちゃうでしょ〜?」

「なるほど…たしかに(メモメモ)」

「でも良くやるわよね、こんな死にそうなぐらい暑いのに」

「確かに。熱中症にならないといいけど…」

「おーいっ!ひな子〜うなぎ重の方30パック追加〜」

「あ、はぁい!優さん!」

「私達も頑張ろ。」

「はい!文先輩っ!」

「私はう巻きつくるわよ」

「うん、わかった。」

「明日香さん!次スチコン使っても良いですか?」

「いいわょひな子ちゃん。うなぎ焼く?」

「はい、重用の追加分を焼きます。」

「じゃあこっちで管理しとくわぁ」

「あ、ありがとうございます!」


□□□□□□□□□□


「夕方分!製造開始っ!」

「はいぃ…」

「ひな子大丈夫?」

「文先輩〜」  

「どうしたの?しんどい?」 

「いぇ…うなぎばっかり見てたら飽きてましたぁ」

「なんだ、よかった」

「あるあるね、一日中同じ事やってたら飽きるわ」

「うん、私も最初はそうだっよ」

「文先輩もっ!?」

「飽きるよね、でもこの仕事やってると年に数回はあるから(笑)」

「えぇ…でも文先輩も通った道なら私頑張りますっ!」

「うん…みんな通るよ。」

「あとどれぐらい作るのかしらね、優さん。」

「予定だけで行けば…あと100かな」

「まだそんなにぃ〜」

「頑張るんじゃなかったの?」

「が、頑張りますっ!」


「ふははは!いい感じの売上だぁ!」

「あ、壊れた優さん来たわ」

「優さん、あと150行きますか?」

「ふははは!なにを言ってる文!」

「え?」

「あと丼150!重30!弁当30!」

「……まじか」

「おっかれさまっすぅ〜!」

「あら、みなさんぐったりですね?」 

「あれ、皐月ちゃんに花ちゃん?」

「はい、お疲れ様です。ひな子さん。」

「もうこんな時間か。」

「早かった…1日…」


「ただいまぁ…」

「おかえりひな子、疲れてるわね」

「今日は忙しかった…」

「そうなんだぁ。じゃあ早く食べてお風呂入って寝なさい。」

「うん…」

「ちょうど良いわ。スタミナもつくうなぎ丼よっ!」

「……もうしばらくみたくない」


△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

「次なにか1日中つくるのってなんだっけ?」

「そうね、もうお盆の煮物もあまり売れないから作らないわよね?」

「じゃあ…クリスマスまでないか。」

「クリスマス…年末…思い出したくないわね…」


「次回!『文先輩はオタクです!』お楽しみにっ!」 


「わ、私オタクじゃないっ!」

「あら、自覚なかったの?」

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