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美味しい惣菜いかがですか? シーズン1  作者: 蒼凪 悠


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13/24

13話 常連さんは茄子料理が大好きです!

おはよー!

昨日は休みだったから惣菜の店員らしく、唐揚げをつくってみたよ! お父さんもお母さんもよろこんでくれた!

もっと料理おぼえるぞっ!

それでは第13話 はじまりまーすっ!


△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽


「千秋先輩!」

「はいー?」

「茄子がいっぱいきたのです!」

「茄子?」

「茄子…」

「300本ぐらい?」

「そんなにっ!?」

「あれじゃない?(明日から茄子祭りだぁ!)って優ちゃんはりきってたわよ〜」

「そうなんですかっ?聞いてないわね…」

「私も聞いてないです。」

「うふふ、たまには忘れる事もあるわよぉ〜」

「ですかねぇ…」

「で、この茄子はどうするんですか?」

『……』

「優ちゃんに電話するしかないわねぇ〜」

「しゃーないっ!ちょっとしてくるわ。」

「はぁい!」

「優ちゃんもお疲れなのよきっと〜」

「でもこんなに茄子で何つくるんですか?」

「なんでもできるよぉ、麻婆茄子、揚びたし、甘辛…」

「へぇ!また覚えないといけませんねっ!」

「な〜すなすなすなすまぼな〜すっ♪」

「古っ!」

「なんだと新入社員っ!」

「それって な〜つなつなつ〜♪ってやつでしょ?」

「おっ!知ってるねぇ新入社員!」

「千秋先輩ってたまに昔の歌歌いますよね(笑)」

「昔の歌なんて、TVでもよくやるじゃん!」 

「そうなんですか?私あまりTV見ないんですよねぇ」

「ちっ、近頃の若者はっ!」

「千秋先輩も歳は対して変わらないでしょっ!」

「それで優ちゃんどうだったぁ〜?」

「あ、バインダーに挟んでるの伝えるの忘れたぁーって(笑)」

「うふふ、じゃあ見たらわかるわねぇ」

「ひな子、バインダー取って」 

「はぁい!」

「えーっとなになにぃ…」  

(麻婆豆腐用カット 20本) 

(茄子と肉の挟み揚げ用カット40本)

(天ぷら用カット50本)

(茄子と鶏肉の甘辛用カット30本) 

「……」

「どうしたんですか千秋先輩?」 

「えー、いや、なんだ」

「?」

「めんどくさ!」


□□□□□□□□□□


「いらっしゃいませぇ!今日は茄子祭りでぇす!」

「あら、美味しいそうねぇ!手作りなの?」

「はいっ!茄子を切って揚げて…えーっと」 

「ははは、新入社員さん?」

「はい!今年からです!」

「そう、頑張ってね。美味しいそうだからこれ頂くわ。」

「あ、ありがとうございますっ!」


「な〜すなすなすなす麻婆な〜すっ♪あ〜げあげあげあげ揚げなぁす♪」

「変な替え歌の千秋先輩!」

「ん、どうしたのよ?それと変な替え歌ってのは余計よ。」

「お客さんが美味しそう!って買ってくれました!」

「あら、よかったじゃない!」

「あはは、自分が作ったのそう言って買ってくれると嬉しいよね」

「文先輩!私頑張りましたっ!」 

「うん、偉い偉い(なでなで)」

「きゃーっ!撫で撫でされちゃったーっ!」 

「あははは(汗)」

「私!頑張ります!」 

「うん、明日もお願いね!」 

「はいっ!」


□□□□□□□□□□


「なーすなすなすなす麻婆なーす♪」 

「なんて歌だよひな子(笑)」

「はっ!千秋先輩の歌が頭から離れなくてつい…」

「あはは、あいつ知らず知らずに洗脳するからな」

「怖い人です…明日塩振っときます。こそっと」

「いや、そこまでしなくて良いけど(汗)」

「よし!茄子入り揚げ出し豆腐完成!出してきます!」

「あ、うん。祭りの並びの端っこ開けてるから。」

「いらっしゃいませ〜!」 

「あら、新人さん。こんにちわ。」 

「あっ!こんにちわ!いつもありがとうございます!」 

「いいえぇ〜。昨日の美味しかったわ。」

「本当ですかっ!よかった!」

「今日は?揚げ出し?」

「はい!今出来立てですっ!」 

「ははは、じゃあ今日はそれもらうわぁ!」

「ありがとうございます!」


「文先輩っ!」

「どうしたひな子?」

「いまも、昨日買ってくれたお客さんが茄子買ってくれました!」

「へぇ、良かったね!」

「はいっ!」

「…ん?」

「いいんですよっ?」 

「なにが?」

「撫で撫でしてもいいんですよっ!」 

「あはは…はい。(なでなで)」 

「よぉし!明日も頑張るぞっ!」 

「うん…頑張れー」


□□□□□□□□□□


「あのお客さん茄子祭りの4日間、毎日買ってくれました。」

「あぁ、あの人ずっと来てくれてるよね」

「そうね、大切な常連さんだわ」 

「茄子が好きなんですねぇ…」 

「あはは、それだけじゃないと思うよ。」

「なんですか?」

「あんたの元気が好きなんじゃないっ!」

「えっ!」

「お客さんが喜んでくれるのは美味しいものだけじゃないからね」

「ま、その飛び抜けた明るさは認めるわよ」

「うんうん、すごい武器だよ(なでなで)」

「文先輩…と千秋先輩…」

「なによ!そのついでな言い方わっ!」

「嬉しいです…ありがとうございます…(グスン)」 

「うん。これからも頑張れ!」 

「でも…私の事好きになってもだめですよ…私には文先輩という心に決めた人が…」

「うん…かなり間違ってるよ…」 


△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽


「毎日買い物いくお店って、安いだけでは選ばないよね」

「そうね、私の様な美しい店員がいてこそねっ!」

「お前もなんか間違ってるよ…」


『次回 【うなぎの日なのです!】 お楽しみにぃ!』


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