13話 常連さんは茄子料理が大好きです!
おはよー!
昨日は休みだったから惣菜の店員らしく、唐揚げをつくってみたよ! お父さんもお母さんもよろこんでくれた!
もっと料理おぼえるぞっ!
それでは第13話 はじまりまーすっ!
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「千秋先輩!」
「はいー?」
「茄子がいっぱいきたのです!」
「茄子?」
「茄子…」
「300本ぐらい?」
「そんなにっ!?」
「あれじゃない?(明日から茄子祭りだぁ!)って優ちゃんはりきってたわよ〜」
「そうなんですかっ?聞いてないわね…」
「私も聞いてないです。」
「うふふ、たまには忘れる事もあるわよぉ〜」
「ですかねぇ…」
「で、この茄子はどうするんですか?」
『……』
「優ちゃんに電話するしかないわねぇ〜」
「しゃーないっ!ちょっとしてくるわ。」
「はぁい!」
「優ちゃんもお疲れなのよきっと〜」
「でもこんなに茄子で何つくるんですか?」
「なんでもできるよぉ、麻婆茄子、揚びたし、甘辛…」
「へぇ!また覚えないといけませんねっ!」
「な〜すなすなすなすまぼな〜すっ♪」
「古っ!」
「なんだと新入社員っ!」
「それって な〜つなつなつ〜♪ってやつでしょ?」
「おっ!知ってるねぇ新入社員!」
「千秋先輩ってたまに昔の歌歌いますよね(笑)」
「昔の歌なんて、TVでもよくやるじゃん!」
「そうなんですか?私あまりTV見ないんですよねぇ」
「ちっ、近頃の若者はっ!」
「千秋先輩も歳は対して変わらないでしょっ!」
「それで優ちゃんどうだったぁ〜?」
「あ、バインダーに挟んでるの伝えるの忘れたぁーって(笑)」
「うふふ、じゃあ見たらわかるわねぇ」
「ひな子、バインダー取って」
「はぁい!」
「えーっとなになにぃ…」
(麻婆豆腐用カット 20本)
(茄子と肉の挟み揚げ用カット40本)
(天ぷら用カット50本)
(茄子と鶏肉の甘辛用カット30本)
「……」
「どうしたんですか千秋先輩?」
「えー、いや、なんだ」
「?」
「めんどくさ!」
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「いらっしゃいませぇ!今日は茄子祭りでぇす!」
「あら、美味しいそうねぇ!手作りなの?」
「はいっ!茄子を切って揚げて…えーっと」
「ははは、新入社員さん?」
「はい!今年からです!」
「そう、頑張ってね。美味しいそうだからこれ頂くわ。」
「あ、ありがとうございますっ!」
「な〜すなすなすなす麻婆な〜すっ♪あ〜げあげあげあげ揚げなぁす♪」
「変な替え歌の千秋先輩!」
「ん、どうしたのよ?それと変な替え歌ってのは余計よ。」
「お客さんが美味しそう!って買ってくれました!」
「あら、よかったじゃない!」
「あはは、自分が作ったのそう言って買ってくれると嬉しいよね」
「文先輩!私頑張りましたっ!」
「うん、偉い偉い(なでなで)」
「きゃーっ!撫で撫でされちゃったーっ!」
「あははは(汗)」
「私!頑張ります!」
「うん、明日もお願いね!」
「はいっ!」
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「なーすなすなすなす麻婆なーす♪」
「なんて歌だよひな子(笑)」
「はっ!千秋先輩の歌が頭から離れなくてつい…」
「あはは、あいつ知らず知らずに洗脳するからな」
「怖い人です…明日塩振っときます。こそっと」
「いや、そこまでしなくて良いけど(汗)」
「よし!茄子入り揚げ出し豆腐完成!出してきます!」
「あ、うん。祭りの並びの端っこ開けてるから。」
「いらっしゃいませ〜!」
「あら、新人さん。こんにちわ。」
「あっ!こんにちわ!いつもありがとうございます!」
「いいえぇ〜。昨日の美味しかったわ。」
「本当ですかっ!よかった!」
「今日は?揚げ出し?」
「はい!今出来立てですっ!」
「ははは、じゃあ今日はそれもらうわぁ!」
「ありがとうございます!」
「文先輩っ!」
「どうしたひな子?」
「いまも、昨日買ってくれたお客さんが茄子買ってくれました!」
「へぇ、良かったね!」
「はいっ!」
「…ん?」
「いいんですよっ?」
「なにが?」
「撫で撫でしてもいいんですよっ!」
「あはは…はい。(なでなで)」
「よぉし!明日も頑張るぞっ!」
「うん…頑張れー」
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「あのお客さん茄子祭りの4日間、毎日買ってくれました。」
「あぁ、あの人ずっと来てくれてるよね」
「そうね、大切な常連さんだわ」
「茄子が好きなんですねぇ…」
「あはは、それだけじゃないと思うよ。」
「なんですか?」
「あんたの元気が好きなんじゃないっ!」
「えっ!」
「お客さんが喜んでくれるのは美味しいものだけじゃないからね」
「ま、その飛び抜けた明るさは認めるわよ」
「うんうん、すごい武器だよ(なでなで)」
「文先輩…と千秋先輩…」
「なによ!そのついでな言い方わっ!」
「嬉しいです…ありがとうございます…(グスン)」
「うん。これからも頑張れ!」
「でも…私の事好きになってもだめですよ…私には文先輩という心に決めた人が…」
「うん…かなり間違ってるよ…」
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「毎日買い物いくお店って、安いだけでは選ばないよね」
「そうね、私の様な美しい店員がいてこそねっ!」
「お前もなんか間違ってるよ…」
『次回 【うなぎの日なのです!】 お楽しみにぃ!』




