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美味しい惣菜いかがですか? シーズン1  作者: 蒼凪 悠


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12/24

12話 褒めて伸びるタイプです!

みんなおはよー!

今日も元気にいってみよぉー!

おいしい惣菜いかがですか!はじまりまーすっ!


△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽


「ねえ花ー、今日バイトだよねー?」

「そうですよ、あなたは休みだったわね」

「そうだよー!じゃー帰ってアニメ見よー」

「あなたはまず宿題をやりなさい。」

「めんどくせーっ!」

「そんなことばかり言ってるから毎回10点やの20点なのよ」

「えーっ!いいじゃん!」

「留年してもしらないですからね。」

「えーっ!留年もつきあってよー」


ペチンッ!


「留年付き合う人なんていません!」

「ケチー!ほんと花はケチンボだぁー!」

「はいはい、じゃあ私バイトいきますよ」

「早く行けこの尻でかっ!」


ペチンッ!


「本気でぶん殴られたいの?」

「もう殴ってるじゃん!」

「いいえ、これは叩(はた)いてるんです。」


□□□□□□□□□□


「お疲れ様です。」

「あ、おつかれ花ちゃん」

「ひな子さん、洗い物からでいいですか?」

「うん、お願いしますっ!」


「はあっ」

「あれ、どうした花?」

「文さん…実は雫が馬鹿すぎて…」 

「ははは…ストレートだね(汗)」

「あの子本当にこのままだと留年しそうで」

「あー、なるほどね。」

「ちゃんと勉強するように言っても聞かないんです。」

「うーん……そうだ。」

「?」

「おーい、ひな子ー」

「はぁい!何ですか文先輩っ!(ドキドキ)」

「ひな子また冷蔵庫の準備まちがえてたよ」

「あ、ごめんなさい(⤵︎)」 

「もう何回か言ってる事だからちゃんとしなよ」 

「はい…(⤵︎⤵︎)」

「洗い物も貯めないですぐ洗う。わかった?」

「はい…わかりました…(⤵︎⤵︎⤵︎)」

「後、今日の揚げ物のスピード早かったね」

「本当ですかっ!(⤴︎)」

「うん!早かったし盛り付けもよかった」

「ありがとうございます!(⤴︎⤴︎)」

「商品補充のタイミングも完璧!」

「いやーん!そんなに褒めないでぇ(⤴︎⤴︎⤴︎)」

「だからひな子には期待しかない!」

「はいっ!文先輩の為ならもっと頑張ります(⤴︎⤴︎⤴︎⤴︎)」

「ははは…私の為じゃなくていいから…」

「よぉし!やるぞぉ!」


「と、まぁ褒めて伸ばすってのもあるかな」

「ひな子さん単純で可愛いですね…」

「雫ちゃんも案外そうかもよ」

「あっ!」

「ちょっとひな子と似た所あるから(笑)」

「ありがとうございます文さん!私も雫を褒めて伸ばすに挑戦してみます。」



□□□□□□□□□□


「雫、昨日は宿題したの?」

「やったけどわかんないっ!」

「あら、やるにはやったの?偉いですね」

「偉い…?」

「えぇ。解らなくてもやった事に意味があります。」

「そうかな…」

「雫はやればできるんだから」

「えへへ」

「ほら、どこがわからなかったの?」

「うーんとね…ここっ!」

「……」

「どうした花?」

「何処をやったの?」 

「ん?」 

「宿題!やったけど解らなかったんでしょ?」

「そうだよ!」 

「何処をやったのって聞いてるの」 

「あぁ!やろうとして開いて考えたけど、全部わからなかったから諦(あきら)めたの!」

「……」 

「ちゃんとやってるでしょ!偉い?」

「それはやったとは言いませんっ!」 

「えーっ!ちゃんとやろうとしたぁ!」

「やっぱり救いようの無い馬鹿だわ…」

「な、なにおぉっ!」 

「褒める以前の問題って事!」 


△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽


「文さん、せっかく教えてもらった作戦は不発でした。」

「そっか…手強いね雫は。」

「えぇ。いっそ頭思いっきり殴ってみましょうかね。」

「いや、それは辞めといた方がいいと思う…」  


次回『常連さんは茄子料理が大好きです!』 お楽しみにっ!

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