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美味しい惣菜いかがですか? シーズン1  作者: 蒼凪 悠


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10/24

10話 ご飯を食べに行くのです!

「うわーっ!土砂降りだあ!」

「今日は1日中雨予報よ。」

「ねぇこれ学校休みじゃない?もう休みにするかっ!」

「そんな訳ないでしょ。まだ何も警報でてません。しかも皐月が決める事でもありません。」

「チェーッ!」

「それより早く初冒頭を終わらしますよ」 

「それはちゃんとやらなきゃ!」


『第10話!はじまりまーす!』



△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽



「ありがとうございます!スーパーアカツキです。」

「―――」

「おはよう、どうしたー?」

「―――」

「あー了解了解、伝えとくよ、気をつけて。」


「雨嫌ですねぇ、髪まとまらない・・・」

「仕事中は帽子かぶるんだし、いいじゃないの」

「いいじゃないの―じゃないですよ!天然の私髪は爆発したみたいになるんですっ!」

「あら可哀想。私なんて直毛の上をいく直毛だから、別にお手入れしなくてもサッラサラなのよねぇ」

「うぅ…悔しい。直毛の上をいく直毛ってなに?」


「おーい、米原〜」

「あ、久々登場の店長!優さん今冷凍庫です。」

「そか、佐藤さん30分ぐらい遅れるかもって言っといて」

「あら、佐藤さんが遅刻なんて珍しいですわね。」

「いや、大雨で電車が予想以上に遅れてるらしいわ」

「湯船の底をぶった斬った様な雨ってやつですもんねぇ…」

「なにそれ?」

「言わないですか?」

「バケツの水をひっくり返したような雨――じゃないの?」

「神様が一斉におしっこした様な雨だろ」


『それは嫌だ!――』


「店長久々登場したと思ったら最低なボケかまして消えましたね。」

「うん、さすが万年やる気なし店長ね…」

「あーっ冷凍庫寒い!」

「あ、優さん。明日香さん電車遅れてるみたいです。」

「うん、さっきMINE(モイン)入ってた。」

「直接連続して、更に会社へ電話してくるなんてさすがね、明日香さんは。」

「さすが!で終わらさないで、ちゃんと見習いなさい千秋。」

「はい……」

「でも今日1日この調子なのよね…だいぶ暇になるわね。」

「製造量は半分にして、様子見ながら追加しましょう。」

『はい』


□□□□□□□□□□


「やまないですねぇ」

「やなまいわね」

「よし、もう作り過ぎだし今日は全員5時終わり!」

「えっ!?」

「やった、雨が嬉しいのはこれだけね」

「みんなでご飯いこうか。」

「あら、いいですわね。」

「本当ですかっ!」

「みんな揃う機会ってあんまりないからね」

「わー!なんか嬉しい」

「千秋、文も誘ってあげて。無理に来なくていいからって。」

「わかりましたー」

「えぇっ!私がするぅー!」

「はいはい、もうした。」

(拗)


「ちょっと落ち着きましたね雨、よかった!」

「そうねぇ、売上は良くないけどねぇ…」

「あはははは…」

「優さん、何処のお店に行きますか?」

「何処にしよう、ひな子まだ未成年だし…」


「おつかれ様でーす!」

「あっ!文せんぱぁーいっ!」

「おつかれ、ひな子」(ニコッ)」

「あぁ…文先輩。貴方のいない職場なんて(かけうどん)にうどんが入っていないようなもの…」

「ちょっとわからないなひな子…」

「さ、もう居酒屋でいいか?私は呑みたいのだ!」

「あ、私全然大丈夫ですよ。親とも良く行ってますから」

「お酒はまだ駄目だからね、ひな子。」

「はい、貴方がそぅ仰るのなら…文先輩(ポッ)」

「う、うん。私がと言うより常識だからね…」


「すいませ〜ん!生中3と…」

「あ、烏龍茶お願いします!」

「あとは適当にたのみなさい、私が奢ってしんぜよう!」

「キャー!さすがチーフッ!」

「ご馳走様です!」


(じゃあ唐揚げと、だし巻きとぉ――)

(えぇっ――サラダよサラダから頼みなさいっ――)


「文、休みに連れ出してごめんね。」

「いえ、優さん。なかなか社員4人で集まるってないですし。」

「時間差出勤の仕事やってるとなかなかねぇ。」

「でも、たまにはしたいですよね、こういうの。」

「毎回は奢ってやらないぞ!(笑笑)」

「ははは、大丈夫ですよっ。(笑)」


(お待たせしました〜!)


「じゃあ、かなり遅くなったが、ひな子の入社を祝して!」

『かんぱ〜いっ!』

「ありがとうごさいますっ!(半泣)」

「ま、ついでだけどね。」


□□□□□□□□□□


「ひな子、ビールと何か食べ物頼んで。」

「あ、はい!メニューメニュー…」

「どうした、ひな子?」

「文先輩…この唐揚げ980(税抜)って…」

「?」

「このフライドポテトも、茄子の揚げ出しも、焼き鳥も…」

「なによ?と言うか、言いたい事はわかってるけど」

「みんな原価◯◯円ぐらい!しかもお店でおんなじの◯――」

「大きい声であんまり言わないのっ!色々ややこしくなる!」

「あはははは、気づいちゃったみたいだね。」

「そぅ、この業界にかかわると、物の原価が想像つく…」

「そうよ、人件費とか色々あるのは別としてよっ!」


『ぼったくりっ!とつい思ってしまうのだ!』


「でも、これが外食の適正価格だからね。」

「そうそう、色々物入りなのよっ!」

「でもメニュー作りの勉強になるな。」

「はい、優さん。味も、盛り付け方もですね。」

「みんな、呑みながらそんな所もみてるんですね…」

「ひな子もこれから気になってくるさ。」

「はぃ、頑張ります!」


△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽


休みでも他の惣菜が気になったり、もう文は職業病が酷いのよっ!だからゆっくりデートなんてできないわっ! あっ!デ、デートって言うのはあれよっ!例えよっ!(真っ赤)

じ、次回は『優の憂鬱な日』読みに来ないとだめよっ!






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