10話 ご飯を食べに行くのです!
「うわーっ!土砂降りだあ!」
「今日は1日中雨予報よ。」
「ねぇこれ学校休みじゃない?もう休みにするかっ!」
「そんな訳ないでしょ。まだ何も警報でてません。しかも皐月が決める事でもありません。」
「チェーッ!」
「それより早く初冒頭を終わらしますよ」
「それはちゃんとやらなきゃ!」
『第10話!はじまりまーす!』
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「ありがとうございます!スーパーアカツキです。」
「―――」
「おはよう、どうしたー?」
「―――」
「あー了解了解、伝えとくよ、気をつけて。」
「雨嫌ですねぇ、髪まとまらない・・・」
「仕事中は帽子かぶるんだし、いいじゃないの」
「いいじゃないの―じゃないですよ!天然の私髪は爆発したみたいになるんですっ!」
「あら可哀想。私なんて直毛の上をいく直毛だから、別にお手入れしなくてもサッラサラなのよねぇ」
「うぅ…悔しい。直毛の上をいく直毛ってなに?」
「おーい、米原〜」
「あ、久々登場の店長!優さん今冷凍庫です。」
「そか、佐藤さん30分ぐらい遅れるかもって言っといて」
「あら、佐藤さんが遅刻なんて珍しいですわね。」
「いや、大雨で電車が予想以上に遅れてるらしいわ」
「湯船の底をぶった斬った様な雨ってやつですもんねぇ…」
「なにそれ?」
「言わないですか?」
「バケツの水をひっくり返したような雨――じゃないの?」
「神様が一斉におしっこした様な雨だろ」
『それは嫌だ!――』
「店長久々登場したと思ったら最低なボケかまして消えましたね。」
「うん、さすが万年やる気なし店長ね…」
「あーっ冷凍庫寒い!」
「あ、優さん。明日香さん電車遅れてるみたいです。」
「うん、さっきMINE入ってた。」
「直接連続して、更に会社へ電話してくるなんてさすがね、明日香さんは。」
「さすが!で終わらさないで、ちゃんと見習いなさい千秋。」
「はい……」
「でも今日1日この調子なのよね…だいぶ暇になるわね。」
「製造量は半分にして、様子見ながら追加しましょう。」
『はい』
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「やまないですねぇ」
「やなまいわね」
「よし、もう作り過ぎだし今日は全員5時終わり!」
「えっ!?」
「やった、雨が嬉しいのはこれだけね」
「みんなでご飯いこうか。」
「あら、いいですわね。」
「本当ですかっ!」
「みんな揃う機会ってあんまりないからね」
「わー!なんか嬉しい」
「千秋、文も誘ってあげて。無理に来なくていいからって。」
「わかりましたー」
「えぇっ!私がするぅー!」
「はいはい、もうした。」
(拗)
「ちょっと落ち着きましたね雨、よかった!」
「そうねぇ、売上は良くないけどねぇ…」
「あはははは…」
「優さん、何処のお店に行きますか?」
「何処にしよう、ひな子まだ未成年だし…」
「おつかれ様でーす!」
「あっ!文せんぱぁーいっ!」
「おつかれ、ひな子」(ニコッ)」
「あぁ…文先輩。貴方のいない職場なんて(かけうどん)にうどんが入っていないようなもの…」
「ちょっとわからないなひな子…」
「さ、もう居酒屋でいいか?私は呑みたいのだ!」
「あ、私全然大丈夫ですよ。親とも良く行ってますから」
「お酒はまだ駄目だからね、ひな子。」
「はい、貴方がそぅ仰るのなら…文先輩」
「う、うん。私がと言うより常識だからね…」
「すいませ〜ん!生中3と…」
「あ、烏龍茶お願いします!」
「あとは適当にたのみなさい、私が奢ってしんぜよう!」
「キャー!さすがチーフッ!」
「ご馳走様です!」
(じゃあ唐揚げと、だし巻きとぉ――)
(えぇっ――サラダよサラダから頼みなさいっ――)
「文、休みに連れ出してごめんね。」
「いえ、優さん。なかなか社員4人で集まるってないですし。」
「時間差出勤の仕事やってるとなかなかねぇ。」
「でも、たまにはしたいですよね、こういうの。」
「毎回は奢ってやらないぞ!(笑笑)」
「ははは、大丈夫ですよっ。(笑)」
(お待たせしました〜!)
「じゃあ、かなり遅くなったが、ひな子の入社を祝して!」
『かんぱ〜いっ!』
「ありがとうごさいますっ!(半泣)」
「ま、ついでだけどね。」
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「ひな子、ビールと何か食べ物頼んで。」
「あ、はい!メニューメニュー…」
「どうした、ひな子?」
「文先輩…この唐揚げ980(税抜)って…」
「?」
「このフライドポテトも、茄子の揚げ出しも、焼き鳥も…」
「なによ?と言うか、言いたい事はわかってるけど」
「みんな原価◯◯円ぐらい!しかもお店でおんなじの◯――」
「大きい声であんまり言わないのっ!色々ややこしくなる!」
「あはははは、気づいちゃったみたいだね。」
「そぅ、この業界にかかわると、物の原価が想像つく…」
「そうよ、人件費とか色々あるのは別としてよっ!」
『ぼったくりっ!とつい思ってしまうのだ!』
「でも、これが外食の適正価格だからね。」
「そうそう、色々物入りなのよっ!」
「でもメニュー作りの勉強になるな。」
「はい、優さん。味も、盛り付け方もですね。」
「みんな、呑みながらそんな所もみてるんですね…」
「ひな子もこれから気になってくるさ。」
「はぃ、頑張ります!」
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休みでも他の惣菜が気になったり、もう文は職業病が酷いのよっ!だからゆっくりデートなんてできないわっ! あっ!デ、デートって言うのはあれよっ!例えよっ!(真っ赤)
じ、次回は『優の憂鬱な日』読みに来ないとだめよっ!




