CLⅨ ⅡⅩsraW aitlA (アルティア大戦 ⅩⅡ )
「え………?あ〜それは…………
ほら、大規模連合軍の人たちからすれば俺の封印とか正直知ったこっちゃねぇって感じだろうしそれが理由でこの大勢の人達がアルティアに帰れないのは可哀想すぎるだろ?
アルティアに帰ったらもちろん決着はつけるつもりだったぜ?もちろん………アハハハァ」
半分本心ではあるものの、忘れていたというのはもう半分の本音だ。
〈四神〉とは協力関係を築いていたがそれはあくまでも一時的なもの。
マンガでこういう関係にいたものは基本的に仲間になるのはお約束な気がする。
現に、マンガではないがガルやレイナは最初敵だったが仲良くしているではないか。
戦わなければならない。
その事実は受け止めなければならない。
「………わかった。
平民を守るために貴様を封印するんだ。その言い分は聞き入れてやる。」
ひとまずこの言い訳だが、朱雀は渋々了承してくれた。
「そういえば、〈四神〉ってこっちの世界にもいましたけど、あっちの〈四神〉には麒麟はいないんですか?」
隼人が俺に耳打ちしてきたが、それは少々俺も疑問に思っていたところではあった。
俺が転生するまでは麒麟など存在も知らなかったが、日本にいたころに見た四神伝説には確かにもう1人、中央を司る麒麟がいた。
だが日本でも忘れられることの多い存在。
この〈四神〉のルーツが地球なのかはわからないが、
「お前の知る麒麟同様、忘れられている可能性もあるが………この場で姿を現さねぇならそもそも存在しないか、出てこれねぇ理由があるかの2択だろうな」
としか俺も言うことができない。
「まぁそうですよねぇ………これ以上出てこないでほしいですけど。」
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大規模連合軍の移動と安全確保が終わった。
「さ、〈四神〉………半分死んでるから〈二神〉か?
とりあえず戦うぞ。」
どうやら俺以外には一切興味がないらしく、1対2の戦いになるようだが、
「この対決、確実に俺の蹂躙になるぜ?俺は仲間を殺すなんてことはしたくねぇ。
お前がどうしても戦うって言うなら殺さなくちゃならないが、それで本当にいいんだな?」
「まさか、ここで引くわけがないだろう」
決まりだ。
俺は結界魔法を発動し、どんなに激しい戦いになっても外に被害が及ばないようにする。
「この駒、少し試してみるか」
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「お久しぶりですね。ハヤト=コバヤシさん」
「………ッ⁉︎お前らッ!」
隼人の前に現れたその男は、〈蠍部隊〉の生き残りであるフルカスとヴェレリオだった。




