CL ⅢⅩ NEHIJAMUSARAK (烏丸事変 ⅩⅢ )
「烏丸事変Ⅷ」まで表示していた方の地図にある戦闘のとこなんですけど、
実は作者のミスで〈蠍〉戦と〈獅子〉戦の〈魔王軍〉側のメンバーが逆なんですよね………
村右衛門に伝える際に僕がミスってました。
まぁ直すのが割と大変なのでもうそのままでいこうかなって思います
「お前じゃ俺には勝てねぇよ、魔王。」
ゼフィロスは鎌の柄の部分を動かし、縦に割るようにして鎌と杖に分離させた。
「〈蠍部隊〉は魔法使い集団だぜ?
まさかこの鎌一本で勝負するとか考えてたんじゃねぇだろうな?」
そう言うとゼフィロスは闇魔法の玉を大量に降らせてくる。
試しに小槍羽を当ててみたが、おそらく亜空間に切り離された。
一切の反応がないこの状況から考えれば間違いないだろう。
壊せないし、触れてもいけない。
触れた時点で、こちらに帰ってこれるかどうかも分からなくなるのだから。
しかも、魔法研究を専売特許にしている〈蠍部隊〉だ。
当然こんなものでは終わらない。
避けやすく見やすい玉状のものはあくまでデモンストレーション。
限りなく細く、視認しにくいような針状の闇を降らせてきた。
魔力反応を頼りにどうにか避けたが、このままではいつか当たってしまう。
「確か魔王の術式は〈怠惰〉だったな。
〈大罪の余韻〉の座長が持っていた神の駒の模造品は当然ながら質が低かったろ?」
神の駒は中が空洞になっており、中にとても小さな字で術式が彫られている。
つまりそれを真似れば魔法で術式を再現可能なのだ。
しかし術式は複雑で、完全再現には大量の魔力を要する。
そのためコスパのいい再現具合を微妙に調整して作ったのが模造品。
あれはあくまで術式を真似るためのサポートアイテム。
自転車に例えると補助輪のようなものなのだ。
自力で自転車を漕げるようになれば補助輪がいらなくなるのと同じで、ゼフィロスに模造品は必要ない。
完全再現はしなくてもいい、という条件なら術式を何のサポートもなしに再現可能。
それがゼフィロスの最大の強みである。
「〈Ⅰ・聖槍〉
〈Ⅲ・小槍羽〉」
ゼフィロスに通らなかった攻撃が、ゼフィロスから放たれ、
「ッグァ!?」
俺はその場に倒れ、意識を失った。
そして、レイナと〈怠惰〉、〈色欲〉、〈癒療〉の神の駒は〈蠍部隊〉に奪われた。




