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【完結】転生したのは科学文明が地球より発展した世界でした  作者: モ虐
Ⅵ OYS Ⅰ NEHIJAMUSARAK(第Ⅵ章 烏丸事変)

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CⅩⅩⅩⅩⅨ ⅡⅩ NEHIJAMUSARAK (烏丸事変 ⅩⅡ )


ゼフィロスは(ベルフェゴール)を、アウルスは神造神剣を狙い鎌を振るう。


「〈Ⅲ・小槍羽(3rd.エライズ)〉!」

鎌を小槍羽で受け止めるも、小槍羽は溶けるようにして消えていった。


それもそのはず。

ゼフィロスとアウルスの鎌にはすでに仕掛けが用意されていた。

魔法や術式を壊す魔法が、鎌の刃の部分に小さく刻印されていた。

そのため小槍羽や聖槍は通じない。

ということは。「俺の攻撃であいつの鎌は相殺できねーってことか?」



「神造神剣!分身を殺されねーようにしろ!」


術式の効果を打ち消すその鎌に触れた場合、生物兵器の分身がどのような扱いになるのかわからない。

分身が消え、本体に戻らなくなるだけならまだマシだ。

最悪の場合、死ぬかもしれない。


すでに大勢のメンバーが死んでいる今、口に出してこそいないもののサタンはかなり辛い思いをしている。

いや、辛いなんてもんじゃないだろう。


玄武や白虎はともかく、コ●助や花丸は転生したばかりの"ユウキ=サトウ"が頼りにしていた大事な仲間だ。

魔獣の殲滅は着実に進んでいる可能性が高いとはいえ、犠牲を払いすぎている。

何千年もの時を共に過ごした神造神剣を今ここで失うのは、サタンにとって大きな負担になりかねない。


それだけは絶対に避ける。


しかし、〈色欲〉の神の駒とレイナを渡して帰ってもらうわけにも行かない。

〈蠍部隊〉の狙いは〈色欲〉の神の駒にあるアスモデウスの魂の"残滓"だろう。

ハヤトから聞いた話だと〈蠍部隊〉はアスモデウスの復活を望んでいるようだ。


計画の一環でテストに使われたハヤトの彼女が捨てられ、アスモデウスの"器"として使えなかったと言われたらしい。


"器"探しは終わっている可能性がある。

神の駒に眠る魂のほんのごく一部の欠片を使い、〈神の魂の眠る石碑〉(トリアノフ)には入っていない部分の魂を辿り、そこから復活させることができれば………という考えなのだろう。


最近習得した、〈闇への贈り物〉でレイナから神の駒を預かると、俺は宣言した。


「〈蠍部隊〉!テメーらの思惑通りに事を運ばせるなんてことは絶対にしねー!

テメーらは今日ここで俺に殺されて死んでもらう!」

挿絵(By みてみん)

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