CⅩⅩⅩⅦ ⅩsraW aitlA (アルティア大戦 Ⅹ )
「と●るシリーズ分かります?」
おそらく俺と同じ風景を思い浮かべているであろうハヤトの問に、
「オテ●ヌスだろ?ここにいるのは一人じゃねぇけどなんとなく状況が似たりよったりなのはわからなくもない。」
分かる人には分かるし分からない人には本当に分からないネタを挟みながら黒しかない世界を渡り歩く。
〈破壊神〉を探すため、一時的に2人ペアでの別行動を取ることにした俺達だがなかなか見つからない。
まぁすぐ見つかってもそれはそれで面倒だ。
勢力が分散している今、〈最高神〉の神の駒を持つ俺はかなり〈破壊神〉との戦力として重宝される。
〈転移〉の遊霊は全員に一体ずつ貸しているため何かあればそれで緊急離脱できるようにしているがそれを壊されたら本当に終わりだ。
できれば俺達で〈破壊神〉を発見したい。
「よぉ、〈憤怒〉の師弟揃って俺をお探しカ?
なかなかがンばってんだナ。ただ死ぬだけだろうにナ。」
背後からわざわざ寄ってきてくれたのはお目当ての〈破壊神〉様だ。
「わざわざ探す手間を省かせてくれてありがとう。
こっちもまだまだ戦闘態勢は解除してなくてな?」
背後から現れてくれた〈破壊神〉には、幸いにも俺たちが会えた。
ひしひしと伝わるその強さ。
〈創造〉とはまた別の圧倒的なその能力を見せられ、こちらも応戦しないと殺される、いや。"壊される"ことを理解した俺達は全力で彼に挑む。
流石に即座に接近戦に挑む勇気はなく、クナイのようなものを魔法を使い即席で量産し、〈破壊神〉に投げる。
避ける避けないの次元ではなく全て消される。"壊される"
もう遠距離戦は不可能だ。
適当に剣を作り破壊神に牙を剥く。
ハヤトは〈操刀〉を取り出し〈破壊神〉に向けて斬撃を放とうとした頃だったろう。
「そういえばお前ら、一度〈異世界〉に行ったンだロ?
懐かしの世界を見せてやるヨ。どうせ今から死ぬンダ。未練ぐらい無くせばいいじゃねぇカ。」
彼を覆う〈破滅の闇〉にぶつかる前に世界が壊れた。
時空が捻れ、歪んだ。
その瞬間、俺達のいた〈黒〉の世界は壊れた。
完全な〈黒〉という形態を保てなくなって不安定な形になり、時空の歪みがいつその世界を壊すかという状態だ。
その歪みが繋がっている先は………
「京都駅………!?」
「空を見るに、時間は夜。
装飾とイチャつきクソカップルを見るに、時期はクリスマスシーズン。まぁ、イブである可能性高いけどな。」
クリスマスイブの京都駅。
〈魔王軍〉と〈破壊神〉と〈四神〉と〈蠍部隊〉。
さらにサタンが抱える大規模連合軍が一同に会し、戦いはさらに
勢いを増す。




