CⅩⅩⅩⅢ Ⅵ sraW aitlA (アルティア大戦 Ⅵ )
「あの大群を亜空間にしまう、か………」
「あんな奴らが役に立つよーにはとーてー見えねーが?」
「まぁ、万単位では人数がいたはずだ。たとえ捨て駒でも使い道はある。」
魔王軍に攻撃するということはこういうことだと、各国首脳陣のお偉方にご理解いただくためにもこの行動は必要だった。
これで少しでも奴らに戦果を挙げさせればさらなる兵を送ってくるに違いない。
こちらも被害者を出したいわけではない。
穏便に済むならそうしたい。
まぁそれにこちらにはアクアが人質にいる。
アクアを殺されたら困るであろうアクレスティアの国王は今頃あたふたしているだろうし、軍を出す指示は取るに取れない状況だろう。
「それに、問題は破壊神だろ?とりあえずあいつを探すとこから………」
「いや、〈四神〉も来る。とっとと動け最高神。
私と違って彼らがお前に手を貸すとは限らん。」
その瞬間、魔王城に大きな一撃が叩き込まれた。
まるで地震が起きたかのような衝撃波に耐えられず足がよろける。
「おっさん!ベルフェゴール!テメェらで時間稼ぎ出来るか?俺は宝物庫にある神器を回収してくる!
破壊神と戦うにはあれ無しじゃ無理だ!」
俺は場を他のメンバーに任せ、急いで地下に向かう。
宝石や貴金属類、装飾品などはこの際もうどうでもいい。
剣、盾、槍、銃、防具、それ以外にもたくさん転がっている神器を〈闇への贈り物〉で亜空間に叩き込む。
その直後だった。
宝物庫ごと爆破するような一撃がやってきた。
「………ッ!!〈遊霊・転移〉!!」
魔王城の外に緊急避難し、敵を目視でやっと確認できた。
朱い鳥、朱雀はもう敵ではない。
玄い亀、玄武は巨体をなぜか浮かせ、亀のくせになぜか触手のようなものが体からうようよ生えている。
百い虎、白虎は某海賊漫画のキャラのように自慢の脚力で空を飛んでいる。
蒼い龍、蒼龍は体を曲げながら空を舞い、時折魔王城に攻撃を仕掛けている。
おそらく先ほどの2度の攻撃の正体はこいつだ。
「どーすんだ?これ……」
「勝てるか勝てないかとかいう問題ではないぞ………まともに戦えば世界の1つや2つ……滅んでもおかしくないぞ?」
「さぁ………めんどくさいことになってきたな」




