CⅩⅩⅨ Ⅱ sraW aitlA (アルティア大戦 Ⅱ )
水の都アクレスティア。
アクレスティアの国王は今アルティア大陸とイリジス大陸の各国家のリーダーを集め極秘裏に国際会議を開催した。
「〈邪神〉サタンの復活をきっかけに、様々な邪神が倒れ、魔王軍の元リーダーである魔王マモンが倒れ、現在魔王軍の実質的な権力はサタンの手に渡っています。
これをこのまま放置すればどんな脅威になるかわかったものではありません!!」
「〈神の魂が眠る石碑〉に魂を埋めて最高神に挑んだという形跡があるにも関わらずサタンはなぜ生きているんです!?魂は〈神の魂が眠る石碑〉にあるというのに!」
「最高神を倒しその力を我がものとしたというのは本当ですか!?」
「巨人島の騒動を引き起こしたのはサタンで、巨人島の乱争は彼の計画通りだという噂は!?」
国際会議は、もはや会議としての形をなしていなかった。
ただ、あれはどうなんだあれは本当なのかという疑問を並べただけの会話かどうかも怪しい場だ。
「皆さん、落ち着いてください。
〈邪神〉……いえ、〈最高神〉サタンは現在魔王軍の実質的トップに君臨しています。部下としてあの〈生物兵器〉がいたり、元〈天使〉や、仕事をしていない魔王はベルフェゴールだったり、とにかくめちゃくちゃな強さを誇る連中です。」
アクレスティアの国王が場を取りまとめ、事実を淡々と述べる。
そう。
サタンからすれば自分と仲間の敵討ちを済ませただけでこの言われようなわけだが、客観的に見るとなかなかにまずい。
世界的に恐れられても何ら問題はないわけだ。
「ーーーなので、大規模連合軍で魔王城へ入り、彼らを倒します。
もちろん無策ではありません。サイレアで開発された魔法無効結界を魔王城に貼れば彼らは無力です!
あとはヨールビアノの科学兵器でどうにかできます!」
無謀ではないと言い切れないその作戦は……
「いいですね!やりましょう!」
「その後は、天牢監獄の独房にでも入れましょう!」
「それなら安心だ!」
会議は収まり、着々と準備は進んでいく。
その作戦名は……「Operation:Anchovy Blacklegion」
全世界規模で計画される魔王軍掃討作戦。
〈色欲〉の神の駒をばら撒き、全世界を混乱に陥れた劇団『大罪の余韻』〈色欲座〉の中心勢力〈蠍部隊〉。
召喚者である2人の〈憤怒〉と因縁深く、復讐として〈蠍部隊〉の撲滅を狙う11人の神々〈魔王軍〉。
〈魔王軍〉の脅威に怯え、これ以上暴れる前に始末すべく彼らを狙う全世界の大規模連合軍。
これは今後数百年先にも語り継がれ、それと同時にこの世の情勢を大きく変える大革命に繋がる。そんな規模の大混戦の大戦争だ。




