CⅩⅧ WARGER LARTSA (猟狼)
「グラゥゥゥゥ!!」
「〈遊霊・白銀・拡散〉!!」
謎の狼と遊霊の激突。
俺に噛みつこうとする狼に立ち向かい喰われる遊霊。
全てが喰われたわけではないものの、ほとんどはダメージを与える前に消えてしまい、狼にダメージを与えられない。
口の中からダメージを与えられたとはいえそれも大打撃にはならなかった。
「ハァ………レイ。援護任せたぞ。」
「了解!」
俺は〈紫之迅槍〉を握り〈紫電黒炎〉を纏わせた。
そして思いっきり狼に向かい全力疾走し、レイが放つ矢だけ避けて進んでいく。
そして思いっきり槍を突き刺して狼を気絶させる。
「そんなに強くはなかったな。武器で突き刺せば殺せるって覚えとこう。」
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その後切り刻んで肉に加工していたところーーー
「え!?お兄さん達、外から来たの!?
ってまさか、"猟狼"を倒したの!?お兄さん何者!?」
小さな男の子が駆け寄ってきて俺に話しかける。
「あ、あぁ。俺はサタンだ。元〈憤怒〉の邪神で今は〈最高神〉だが………堅くされるのは苦手だから態度はそのままでいい。」
「え?あぁ……はい?」
訳が分からないという顔をしている少年に、俺は問いかけた。
「君の名前は?」
「ク、クーシュです。」
「クーシュか。いい名前だ。
そうだ、クーシュ。そこの集落の一番偉い人を呼ぶことってできる?」
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「こちらです、」
とクーシュが通してくれたのは村長の部屋だった。
「俺はサタン。元〈憤怒〉の邪神で今は〈最高神〉をしてる。この場所について色々教えて欲しい。
俺の過去に向き合うために。」
「えぇ、こんな僕で良ければ何でも教えますよ。
あ、自己紹介が遅れました。ヨフン村村長の小林隼人です。」
俺は唖然とした。
「お前、日本人!?」
「え、日本人……ですけどなんでそれを?」
「俺も日本人だった時期があってな。佐藤祐樹だ。よろしく。
俺のことは佐藤でも祐樹でも好きなように呼んでくれ。」
「まさか、ユウキの同郷の人に会うとはね………」
衝撃の展開に俺もレイも驚きを隠せなかった。




